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狂人三人組の面白い毎日  作者: KURA
血と硝煙と博打
29/61

賭博に神はいるのだろうか

こんばんは!

KURAです!

日曜に書こうとしてまして課題してたら過ぎてました。申し訳ない!

二話するから許して!

ゆるせ、サスげふんげふん。

おふざけもこんくらいにして新章の始まりでーす。

「……むぅ」


椅子に座って項垂れている男、それは零である。

賭博場に来たは良いが、ルーレットにてぼろ負けし、財布の中身を全部無くしたのだ。

元々ゲームが好きでゲーム感覚でやっていたため少し自信があったのだが今回は全然であったようだ。

追い出されてないのはまだ連れである涙頭がまだ残っているからだろう。

零が顔を上げて涙頭の方を見ると人だかりができている。


「……フッ」


どうせ、イカサマか何かで勝っているのだろうと思い店員を鼻で笑うと共にバレてしまえと心のなかで願おうとしたがその場合僕も連行されんじゃね? と思い止めた。


涙頭に視点を移すと確かにポーカーにて勝っていた。

まぁ、零が察していた通りイカサマだ。

ニコニコ笑いながら三回に一回は負けるがそこまで損はしていない。

さて、もうそろそろ逃げようかなと零の場所を確認しようとしていると肩を叩かれた。


「なんだい?」


少し身なりが貧相な男だ。

涙頭の頭の中のデータベースにはヒットしない。

そのまで名のある奴じゃない。

だが、涙頭は油断しない。ココに来れているだけで警戒に値する、そう思い彼はスッと自分の緊張度を一段階あげた。

すると男はしゃがれた声で笑いながら言う。


「そんな怖い顔すんじゃあないよ。なに、話したいことがあんのさ」


「……なんですか?」


「飯、食いたくてね。飯屋紹介してくれねぇか? 特別なのをよ。奢ってやるからさ」


数瞬顔をしかめる。


「プライベートなんだけどね……」


本当に小さい声で呟く。

これは涙頭の裏の依頼の仕方だ。

涙頭に接触し、特別メニューを頼む。

まぁ、プライベートでやるバカはいないため特別メニューとしているのだがこのように変えても良い。涙頭がわかれば良いのだ。

少し大きめのため息をついて、また前を向く。


「では、このくらいで失礼したします」


チッもっと稼ぎたかったなんて心のなかが荒れながらも男を連れて零の元へ行く。


「おーい。君も手伝ってねー」


「ん? あー。うん」


少し零も迷ったが今夜損した分を取り返せるかなと思いうなずいた。

そして三人は出口に歩いていく。

途中涙頭がスタッフに話しかけた。


「あー、君。僕たちって次来れるの?」


「一度招待された方はご来場頂けます」


「連れを連れてきて良いの?」


「ご紹介、というかたちですので歓迎いたします」


「オッケー。また来るね」


そして、三人は出ていった。

ちなみに零は二度と来ないと誓ったらしい。

インターネットの世界の賭博で十分だとか。



「んで、なんだい?」


適当なファミレスに入り、三人は話し出す。


「カルボナーラ」


「え、ガッツリ食べるの君。まぁ、いいか。あ、コイツは気にしなくても良いからね。コミュ障だからっ、うん」


思いっきり脇腹を指で刺されながらもコーヒーとカルボナーラを頼む涙頭。


「あ、なんか頼む?」


「いや、いい。飯は食べてきた」


「あ、そ」


あれ? 零って全額スッてなかったっけ? なんて思いながらも涙頭は頼んだあと男の話に耳を傾ける。


「傭兵をやってもらいたい」


「傭兵? ……あー、んー、君の招待わかったかも」


「ありゃりゃ、ばれち?」


しゃがれた声が急に若い青年のような声に変わる。

わかっていたけれども、なんて言いたそうな顔に涙頭が変わる。

顔や雰囲気、声がデータベースにひっかからないはずだ、等と考えながらニコリとした顔になった。


「いや、耳に挟んだことがあってね」


「我の事を? ふん、知られるというのも難儀なものよ」


「ううむ、聞いた通りだね。流石の変装だよ」


「フフフ、でも私にだって勝てない人はいるのよ?」


「そうなのかい? それは後学の為に聞いておきたいな」


「ひーみつっ。そんなことよりも僕の依頼について話したいんだけど……いいかな?」


変わる変わる、声も変われば雰囲気も変わる。

仕草や声は女性なのに初老の男性な姿は脳がバグりそうな光景だがまさにプロの技としかいいようがないだろう。

少年のような話し方で男の目に光がともる。


「××国。ここに傭兵として行ってもらいたい」


「へぇ、知ってたけども。噂は本当だったんだね」


「後学の為に聞いても?」


「そんな大層なもんじゃない。関わっているらしい、なんて噂さ。そして目の前の怪しい人物。ま、あとは勘さ」


「そちらも良い技をお持ちのようね」


「見せつけるじゃない?」


「あらやだ、癖なもので。一つを定着させれば収まるんだがナァ。プライベートはこれだからいけねぇ」


「プライベートだったのかい?」


「イグザクトリー。といっても、この戦争もプライベートの事だけど、ねっ!」


「作用で。んじゃ傭兵で暴れまくればいいのかい?」


「ま、そういうこった。んじゃ頼んますわ」


そういうと彼はファミレスから出ていった。

するとこれまで蚊帳の外だった零が質問をしだす。


「誰? あれ」


「あー、知らないのか零は。あの人は千変万化……といっても僕の知ってるあだ名がこれなだけだけどね。変装の達人だよ」


「名前は?」


「噂では会うたびに変わるらしいよ? 多重人格者とか人格破綻者とか色々噂はあるけどやっば掴みきれない人だったねぇ」


「ま、いいよ。僕も行くからね」


「君のせいで巻き込まれたんだぜ? 断ったら別荘くらい一個潰してたよ」


「最近僕の別荘壊れすぎじゃない? アレも高いんだよ?」


「ざまぁ」


涙頭は爆笑しながら零を指さす。

零はその指を折ろうとするが普通に避けられる。

こんな仲のいい友人のような会話の前に血と硝煙の匂いが微かにする会話があったなんて誰が信じられようか。











「カッコ、期待してるぜ? お二人サンよ。カッコ。そう×△○※は呟くのだった。ニッヒヒ」

えー、ラストの発言者が今章のラスボスとかじゃないです。はい。

……多分。



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