表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
狂人三人組の面白い毎日  作者: KURA
テンペスト・ストーム・嵐
27/61

道化の顔を剥ぎ悪党は嗤う

お久しぶりでーす!

復帰しました! KURAです!

半年以上も空けてたんですねぇ。

久しぶりに書いたのでちょっち少ないです。

申し訳ないです……。

「ヒャハ! やっと熱くなってきやがったじゃねぇかピエロくんよ」


鎖鬼は嗤う。


「もうちょっと面の皮厚くしないとダメだよー?」


脳裏も嗤う。

バカにしたように動きながら。


「お前らは必ず殺してあげるよ。エンターテインメントを舐めた罪は重いぞ……?」


化けの皮が剥がれてしまったピロンは青筋をたてながらもかろうじて笑っている。


「なぁ、鎖鬼。お前の助手お前の本職知らないよなぁ……?」


「なぁ、脳裏? お前の客は知ってるのかな?」


幾つもいるピロンの一人がそう言うが二人は眉一つ動かさない。

本物のピロンは少しだけ予想外の反応に瞳が揺れる。


「……んー、知られても別にいいけどなぁ」


「次は三店舗目かぁ。まぁここらで心機一転するのもいいかもねぇ」


ピロンの人形を潰しながら、壊しながらまるで休み時間の雑談のように自然に話す。

心について詳しいと自負するピロンはわかってしまった。本気で行っているのだと。


「……自分の立場が惜しくないのか?」


「おいおい、寂しいじゃねぇか。もっとふざけろよ」


「自分の立場ねぇ……?」


「どうした?」


脳裏が少し呟いた言葉を鎖鬼が拾った。

脳裏は少し自分の立場について考えてみた。

自分の立場とはなんだろう。

店、あの三人組、体。

これくらいだろうと彼は思う。

惜しいと思うのはどれだろう、ふと思った。


「別に全部消えてもいいな」


「はっ……?」


ピロンは少し混乱していた。

立場が全て消えてもいい人間など存在するのかと思ったからだ。

心が無いのかとも思った。


「確かに消えてもいいかもなー。俺の助手も四人目だしなー」


「あれ、そだっけ? 甘城ちゃん四代目なんだ」


「おー。別にお前らが死んでもつまんねーなーって思うくらいだしなー」


コレは意外と三人組には大事なことなのだがピロンは気づかない。

彼らは楽しい事がしたいのだ。

それでたまたま集まった三人であり、無くなると悲しくはないが、面白くない。

そういう変わった集団であるし、二人ともプライベートは楽しくて生きているが考えは自分が楽しむ為なので他人にもそこまで執着しない。

死にかけてたら助けるだろうが楽しみを邪魔するなら消す。

その程度なのだ。


「……バケモノ」


「言うことかいて人じゃねぇってか。まぁ、別にいいけどよ」


「言われ慣れてるでしょ?」


「お前こそ」


ちなみにこのように話しているときも手は止めていない。

いくつものピロンが灰塵に帰している。


そして残り一体。

つまりあとは本体である本物のピロンのみ。


「そういえばコレ、どうやって操ってたんだ? 後学の為に教えてくれよ」


「ココに機械を埋め込んでるだけさ」


「へぇ、今度鴉に教えてみよっと」


「あいつの事だからもう開発してそうだけどね」


「違いねぇ」


フフっと少し二人は笑う。

それもピロンには理解できないことだった。

何故笑える。何故そこまで自然でいられる。

ピロンはピエロである。

演者である。演じてきたのである。

死線で笑う役もしているし、死地で学生のように談笑する役もした。

だからこそ(・・・・・)理解不能だった。

何故素で笑える?

まるで漫画の人物が出てきたような。

まるで自分がおかしいような気もしてくる自然さで。

頭はグルグルと回っている気がした。


自分のことは狂人だと思っていた。

中学生がハン○バルを見て憧れて現実を見て落胆するような狂人にはなっていないとは思っていた。

目の前の二人を見ているとまるで自分が狂人のフリをしていた中学生のような気がしてきた。


「お前らは……なんなんだ?」


「ただの悪党だよ」


二人は嗤って答えた。

ピロンからは逆光で顔は見えなかったのに確かに裂けたようにわらう顔が見えた、と思った。

それがピロンの最期の思考だった。


「んー、呆気なかったなー」


「そうだねー。これからどうする?」


今日の収穫はゼロである。

お金は全く見つけていないし、ないだろう。


「どうするっつったってなー。ないもんはしょうがないだろうよ」


「だよねぇ……。帰るか」


「だな」


二人は別れ、各々の帰路へとついていった。

帰り道の二人の思考は同じであった。


「こんだけ大荒れの嵐みたいな出来事があったんだから(宝石)くらい出ても良かったのになぁ」


毎週一話以上は書きますので、よろしくお願いしますね~!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ