流血の先に
こんばんは!
KURAです。
大変お待たせしました! ワタクシ、大復活です!
受験終わったハッピーという意味です。
まぁ、今回ちょい短めですが(約300文字くらい)
これからは早くしていきたいものです。
時は夕暮れ。
場所はある建物の地下。
人は普通背中を刺されると死ぬ。
まぁ、刺された部位にもよるだろうが。
あとは、刺された後の処置までの時間、ということだ。
ベッドに横たわる脳裏とそのそばに立つ二人の男がいる。
「代金は今までの二倍もらうぞい」
「なんだって? タダでやってくれるって? ありがとうおじいちゃん」
「儂より耳が悪いってヤバイよ病院行きな」
「おじいちゃんココどこだっけ?」
「病院アンチキショー! 裏つくけどなっ!」
脳裏と漫才している彼は闇医者枯山水。
オールバックの白髪に丸目がねが特徴の守銭奴爺である。
「おいおい、こんなところに行きつけの医者がいたのかよ」
「まぁね。ぼったくりだけど、腕は確かだよ」
「儂でもこれ以上出血してたら安楽死用の薬うっとるわい!」
意外とギリギリだったようだが今脳裏がピンピンしているのを見るにやはり腕は確かのようだ。
キセルを咥え、ため息をつくように煙を吐き出す枯山水。
そしてポケットからある紙を取り出す。
「二億じゃ」
「……ホントに二倍とるのかよクソジジィ」
苦虫でも噛み潰したような顔を浮かべる脳裏だが紙を折って懐にいれているところを見るに本当に払う気らしい。
目を少し大きく開き驚いた声で話す鎖鬼には理解できないらしい。
「二億!? ってことは普通一億か。……意外と安いんだな。俺んとこの闇医者なんて手術なんてしたら五億はとりやがるぞ。しかも変な改造しようとしやがるとくる」
「……ソイツ白石って名じゃねぇか」
「そうだが……?」
「兄者じゃねぇか……。兄者は元気でやっとるかの?」
「あぁ、忌々しいくらいにな」
肩をすくめて、別れを告げると病室から出ていく鎖鬼。
「……傷が開いたら次はこの倍はとるからの。精々きぃつけることじゃ」
「四億かぁ~、ま、そんときは頼むよ」
またもや煙と共にため息をつきながら病室を出ていく枯山水。
一人になり、息を吐きながら頭を枕につける脳裏。
スマホを取り出すと色々と弄り始めた。
「……ふぅん。情報無し……か。ウチの子達でもダメかぁ」
ポイッとスマホを投げて天井を見ながら笑う。
面白い。彼の頭を染めているのはその感情である。
未知だから?否である。
彼の感情を
揺さぶっている正体、それは見えているからこその愉悦。
今回のシナリオを理解していた。
何故起こったのかも考え、理解した。
だからこそ、面白い。
「地獄でも踊ってくれよ? ピエロくん」
眼に映ったのは果たして悲劇かそれとも災厄か。
「ふわぁ~あ。興味あるな」
鎖鬼、彼は自らの事務所のソファーに座り、笑っていた。
彼もまた面白いという感情に染められていた。
あの機械、一体一体は弱かったがあの物量にもなるとやはり二人では限界があった。
そこまでの機械を作れる、そして操作しているのかプログラムしているのかはしらないが使える、そんな天才は鎖鬼の記憶には一人しかいなかったからである。
まぁ、鴉なのだが。
「……しょうがねぇ。あいつらに連絡するか」
深いため息をつきながらスマホを取り出しどこかに電話をかけ始める。
その間もムカデでも噛み潰しているかのような形相である。
そしてワンコールもしないうちに電話の主は出た。
「……もしもし」
『主よ!』
「……はぁ、何時俺が主になったよ。俺、雇い主、おーけぇーい?」
『わかりました、主よ!』
「ぐっ……まぁいい。頼みたいことがある。ピエロだか何だかしらないが組織が力をつけてる。名は……ピロンとか言ったか。まぁ偽名かもしれん。サーカスモチーフみたいだ。あとは……まぁ、今日の事件の監視カメラでも見て探してくれ」
『わかりました、主よ! 我が命にかえても!』
すると、切れた。
ガクッと首を脱力させて頭を下げ、とても疲れたように息を吐いた。
やはり鎖鬼でも疲れるようだ。
「腕は確かなんだが……はぁ、まぁいい。……そういえば、明日予定入ってたな」
辛徒は机の書類を探し始めた。
明日は珍しく仕事があるらしい。
私の小説は一話2000文字を目安にしているのですが、今回は短くなってしまい申し訳ない。
ですが、今回のように2ヶ月空くとかは無いのでご安心いただきたい!
それでは、さようなら!




