ケジメはつけないと後悔する
こんばんは~。
KURAです。
頭痛と熱があり、学校を休んでしまいました。
私の中の体格は大きいのですが結構弱いんですよねぇ。
出席日数が心配です。
「た、助けて……」
「……ヒャハ! だってよぉ、カーラース」
「……」
拘束された男を見下す三人の男達。
拘束されているのはカラスメ。
今回裏切った男だ。
鴉達は裏切りに寛容……かと思いきやそうではない。
他二人の裏切りにも等しい行為は楽しいから許しているだけであって。
他の者、ほぼ他人や利用するだけの者の裏切りまで許すほど寛容ではない。
例外があるとすれば……楽しかったときのみだろう。
彼等は楽しい事がしたいので、楽しいと思うと次を期待して見逃す時も、まぁあるっちゃある。
「……はぁ、次は無い」
「ヒャハハハハハハハハハハ! だってよぉ」
「あらら、予想外」
「ん、そう? 脳裏だったらどうする?」
「んー、場合によるけど、僕の場合部下は絶対裏切らないよ」
「……その自信はどっから来るのさ」
「……あ、有難うございます……有難うございます」
土下座する男を背中に写し去っていく三人。
ふと、思い出したかのように鴉が懐のスイッチを手に取ると、押した。
「……な、何故……?」
「……あれ? 行ったじゃん。次は無いって」
土下座の姿勢のまま大量に吐血して荒い息を吐く男。
瀕死のようで今にも息絶えそうだ。
「クククッ中々意地悪な言い回しだなぁ? 次は無いって許すみたいだぞ?」
「次は無い……あぁ、なるほど。言葉が足りなかった。また君の来世の時に言う時があればちゃんと伝えるよ。 君に明日はないよ」
あまりにも思惑通りに事が進んだからか鴉のテンションが上がり歪に口が歪んでいる。
「フフっ、なかなか鬼畜だね。僕以上かもしれないよ?」
「ちげぇねぇ」
「は!? 僕の何処が鬼畜っていうんだよ。脳裏に言われたくない」
「は!? なんか行った!? 腹黒チビ!」
「なんだって!? チャラ腹黒鬼畜糞野郎!」
「はぁ、はいはい。今回まだ報酬とれてないんだから今から盗りに行くんだぜ? 無駄な労力使うなって」
「……わかったよ。さて、行こうか」
「あ、ちょっと待って。ポチッとな」
違うスイッチを押すと先までいた建物が吹き飛ぶほどの大爆発が起きた。
鎖鬼は踏ん張ったが、脳裏と鴉は吹き飛ばされてしまったようだ。
「……ちょっと! 鴉! 火薬の量間違えたろ!」
「……おっかしいなあ。もう少し弱めに調整した気がするんだけど」
「び、ビックリしたぁ……」
いやビックリで済まないのだが普通。
まぁそれでも気にすることなく去っていった。
ある屋敷。
勘のいい人ならわかるだろう。
蛭の所の組長の屋敷だ。
「貴様ら……何故まだ生きておる……」
「ヒャハ! そりゃああんな奴等じゃ俺らを殺せねぇって事だろ?」
「だよねぇ? あんな見え見えなやつ僕達が引っ掛かるわけないよねぇ」
「くっ……逃げろ!」
蜘蛛の子を散らすように逃げていく組員と組長達。
ソレは三人の恐ろしさを知っていたからか否か。
それは、否。
何故かと言うと彼らの恐ろしさを知っていたものは逃げない。
なぜかって?
どうせ逃げられないからだ。
「く、組長! じ、地雷が! 地雷が埋められてます!」
「なに!? いつ埋められたのだ! う、上だ! ヘリで脱出する! お前らは囮になれ!」
「はっ! お前ら! 組長を守れ! では組長お達者で」
「……地雷なんていつ埋めたよ」
「……移動式地雷『土竜』……」
「あぁ、アレね。アレなら確かに出来るね。さぁて、組長殺ったことだし、組員は?」
「ひゃはは、決まってんだろ?」
「……だよねぇ」
「皆殺しだ」
上で何かが爆発する音が聞こえた。
そして三人は動き出したのだった。
あるものは体内から爆発し、あるものは言葉巧みに騙されて後ろからの頭を撃ち抜かれたり毒を飲まされ、あるものはいきなり体がバラバラになったり、有り余る腕力で首を捻られたりと、後に残ったのは地獄のようだった。
その地獄の看守達は最後まで嗤っていた。
まるで遊園地に連れていってもらった子供のようにこの地獄を楽しんでいた。
「あ~久々の虐殺は楽しいねぇ~」
「あ? お前レイヴンのところで殺ってなかったか?」
「アレは暗殺。これは虐殺。違いわかる?」
「……わかるか? 鴉」
「さぁ?」
「……マジで? アレはばれないようにコッソ~リ即死させてたけど、今回のは楽しんで殺してたし」
「……確かに。楽しんでたなお前。なんか話術で味方っぽくなっておきながら後ろからのヘッドショットとか、薬と偽って毒飲ませたりとか。さすが、詐欺師だなぁ」
「詐欺師じゃないよ!? それより何で爆発する奴がいたんだい?」
「……あぁ、それ僕。体内に小型爆弾を入れたんだ。戦いの中じゃなかなか気づかれないものだね」
「へぇ、それにしても流石サキだね。見事にバラバラ。切れ味も良いねぇ」
「そりゃあ手入れする必要ねーし。それより首ねじるほうが楽しいぞ?」
「僕の腕力じゃ無理だし」
「……左に同じ」
「……まぁ、そうか。ま、ダベるのもこのくらいにして。金盗りにいこうか」
「だね」
組の金庫は地下奥深く、それも盗まれないように隠し扉を使わなければ入れない場所にある。
だが何故か見つかった。
それも鴉の技術で見つけたのだが、まあそれ以外にも見つけようはあった。
地下にあるとわかったのなら建物に全部ぶっ壊して探すのとか、組員を一人残しておいて洗脳して暴くとか。
まあ全員殺してしまったし、壊すのもめんどくさいので鴉の超音波で建物内の構造を全て把握して見つけたのだ。
「げっこの金庫指紋と眼球認証式じゃねぇか」
「……あいつの死体ある?」
「……あるわけないじゃん……」
「……んーどうする?」
「……このタイプはハッキング時間かかる……よ?」
「どれくらい時間かかるんだ?」
「一時間」
「なら待つかー」
「ちょ、待って。僕の拒否権は?」
「ねぇ」
「ないよ。金、欲しいだろ?」
「いや、僕が貰えない可能性もあるんだけど……」
ジトーとした目で見たって二人は変わらない。
というかトランプしようとしている。
諦めて鴉は携帯ハッキング機を取り出し、画面に向かい始めた。
一方鎖鬼達。ポーカーで金を賭けているようだ。
一時間後。
鴉はハッキングを終えて、二人の様子を見てみると、鎖鬼は高笑いしていて、脳裏は項垂れていた。
「僕がハッキングしてるうちになにしてんの……」
「いや、ポーカーをな。コイツ糞よええ! ヒャハハハ!」
「……鎖鬼が強いだけだと思うよ」
「いや、脳裏! お前よええ! ラスでもやってたがお前あそこじゃ一文無しになるくらいよええ! ヒャッハッハッハ!」
「ほんとになにしてんのさ……。ほら、開いたよ」
「おお、そうか。ありがとな」
「じゃあお金を僕に」
「それは駄目だ」
「そんなー」
組のお金は金塊で保存されていたようだ。
煌めく黄金の光に目が眩むほどだ。
「最初はグー! じゃんけん!」
『ポン!』
「っしゃ! 勝ったぜ!」
「ハッキングしたのは僕なのに……」
「あれぇ? なんか僕だけマイナスだぁ……」
うなだれる二人を他所に片手を天に挙げる鎖鬼。
労力を使ったのは鴉なのだが……。
脳裏に至っては自業自得なのでほうっておいてよいだろう。
すると声がかけられた。
「……よう。組長達殺ったのか」
「蛭じゃねぇか。お前の選択をする前に殺っちまってすまねぇな」
「あぁ、それはいい。お前の命さえ貰えれば」
「……鎖鬼!」
「はぁ、そんな叫ぶな脳裏。キャラじゃねぇだろ?」
「あれ、バレた?」
「そりゃもうバレバレ。お前もわかってたんだろ?」
「まぁね」
「馬鹿な……心臓を撃ち抜いたはず……!」
「あぁ? これな~んだ」
「……チョッキ……か」
「あったり~。義理深いお前のことだ。俺を殺しに来ると思ってな」
鎖鬼は勢いよく蛭を指さす、そして指をさされた蛭は自嘲ぎみに嗤っている。
「はぁ、だろーな。こんな性格やになるよ」
「そうか。まぁ、じゃあな」
「おう、じゃあな。次は会わねぇ事を神に願うよ」
その指差していた手ら何かを握るように変えられると横に振られた。
そして頭と体が分けられた体は地面に倒れ伏し血の湖をゆっくりと作っていく。
「いつもうひとつやったんだい?」
「それはいらねぇんだよ。コレは特別鋭くてな」
「ちなみに僕は関わってないよ」
「……マジ?」
「おう、俺が自主開発した。ま、そのせいで大量生産できねぇがな」
「死神って呼ばれる日も近いんじゃない?」
「鎖鬼の次は死神かよ……。って! 思い出した! 俺さ、鎖鬼って呼ばれてるらしいな」
「それが?」
「へ?」
「何を今さら……」
「マジで!? 何で俺鎖の鬼って呼ばれてんの!? つか、教えろよ!」
「いや、君の飼い犬達でしょ」
「……あいつらがぁ?」
「多分……そう」
「へぇ、まぁいいが……。確かに当て字みたいだなぁ」
そうして彼等は屋敷を後にして別れた。
その後にすることは……まぁとりあえず寝ただろう。
今の時刻は夜中なのだから。
さて、今回は少しは長くかけましたかね?
それでは皆様。
おやすみなさい




