表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/80

36話~事後報告~

闇の精霊(まだ名前未決定)を可愛らしいボクっ子にするつもりだったのに何で毒舌気味でちょっとSっ気が混じった性格になってるんだろう?


後、3日更新でこのストーリーの進行度だと大学生になる前に終わる気がしない・・・。

少しペースを上げて2日更新にした方が良いんだろうか。

まずは、テオが殺される瞬間の時から話していきましょうか。

観察を始めてからすぐのことです。あいつがこちらに気づかれないように尾行し始めたことは。あいつはほとんど気配を感じさせないあたりから実力の高さは伺えますがやはり外道。度々ナイフを手に取り狂ったような笑みを浮かべています。

そしてこちらが動き出そうとした瞬間、こちらが狙った標的に仲間意識があったのかどうかは分かりませんがそこからあいつの動きは素早かったです。




小さく舌打ちをして懐から取り出した投げナイフをテオの背中目掛けて投げつけ、すぐさまあいつは物陰へと隠れてこちらの様子を伺っていました。恐らく、もしテオが避けるか偶然当たらなかった場合の対策でしょう。いかれた奴にしては随分保身的です。




結果的にナイフはテオの肩甲骨辺りに当たってしまいましたがどうやらあれは体の自由をなくす麻痺毒が塗ってある投げナイフだったようなので腕は動かず、すぐに体の踏ん張りもきかずに屋根の上で倒れてしまったんでしょう。

ここからですね、テオがわけも分からないまま痛みとともに死んでいったのは。




麻痺毒が体をまわりテオが動けなくなったことを確認したあいつは、歓喜の表情で口元を歪ませながら近付いてきて、何かこだわりでもあるのでしょうか。それを勘付かせないよう冷静な声音で今から殺すと言いました。そしてテオに刺さっているナイフとは別の物をまた懐から取り出し、まずは周囲に助けを呼ばれないように首へと躊躇無く真っ直ぐに突き、そして貫通して喉が使い物にならなくなりました。恐らくこの時点であの世への片道切符は手に入れたも同然ですね。

この痛みによってテオが動くことが出来ずにただ痙攣する様を見て、あいつは尚更口元の笑みを深くし少しでも油断すれば狂った笑い声でも上げんとするかのように興奮して、更に懐からもう1本ナイフを取り出し何も持っていない左手で持ちました。恐らくここでテオをめった刺しにするつもりなんでしょう。…あら? どうかしましたかテオ。顔色が少し悪い気がしますが…。まあいいです、続きを話しますね。



ボクの予想通りあいつはテオの背中に狂ったように次々とナイフを刺しては抜いて穴を開ける行為を繰り返してゆき、テオが死ぬ寸前の頃には30にも及ぶほどの穴が開けられていました。そしてそれでもあいつはまだ飽き足りないのか次に何処か斬りつける、もしくは刺せる場所はないかと探し始め、あいつの目に止まった先はテオの腕と足でした。



まずは、腕と足の土の精霊石がある部分、そこを除いた全ての部分を隈なくナイフで突き刺し穴を開け、漸く刺し尽くして刺す場所が無くなったらこれで仕上げなのでしょう。あいつはテオの腕と足を切り落としました。




…ここまでして漸く満足いったのかあいつは特に金目のもの、つまりボクや土の精霊石を取っていかずにそのままテオの体を裏路地にまとめて捨ててご機嫌な様子で何処かへ行きました。




そして、ボクは数ヶ月前に羽化しても可笑しくない程の量を供給された闇の魔力を使って自力で羽化してテオの体をボクの中に保存したんです。

後は色々と頑張って死後の世界へ行って、テオを無理やり死者の列から引きずり出して今に至るというわけです。



「こんな感じでテオは死んでから今に至るんですが何か質問はありますか?」







俺は闇の精霊の話を走りながら黙って聞いていたわけだが、質問したいことは色々あり、まずこの子の話し方が何故か毒舌っぽいことも気になったがとりあえず聞きたいことがあった。



「何で闇の精霊石は俺の服の中にあったのに背後とか周りが見えてたの」

「それは意識だけはテオの周りでふよふよしてたからです。精霊石に魔力を送り込んで精霊を羽化させるのであって精霊が絶対に精霊石から出れないわけじゃないんですよ?」


「そうだったのか。後、俺の闇の魔力の供給量は他の魔力に比べてやたらと少なかったのに何でそんなにたくさん供給されたことになってるんだ?」


そう、これだ。これが話を聞いた時から気になっていたんだが、俺の魔力供給量は土の魔力の供給量よりも少なかったはずなのに何故、大量・・に供給されたことになっているんだ。

これを聞くと少しの間、この子はポカンとしていたがすぐに元の表情に戻り、口元には僅かに笑みが浮かんでいた。


「テオ、ちょっとそれ勘違いをしているよ。テオの闇の魔力量は見た目は少ないように見えるけどそれはボクが勝手に9割ぐらいを美味しく頂いているからなのさ!!」

……なんかドヤ顔で言われた。

つまりあれか。闇の魔力量が少なく見えたのはただ単にこの子に食われ過ぎていただけであって、本当は他の属性の魔力よりも多いみたいな感じなのか。

………今までのコンプレックスは何だったんだよ。



「…はあ、まあいいや。それとさっき俺の体は切り刻まれたって言ったよね? なら俺が生き返るのはさすがに無理に近いと思うんだが」

俺の懸念にこの子は何てことのない、平凡な日常で繰り広げられる会話のような調子で言葉を返してきた。


「ああ、うん。大丈夫だよ。ある程度は体を作り変えるから」




……はい?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ