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〜蓮見の朝〜
「申し訳ありません、実はこういったことは経験が無く…猫屋敷様からお願いということで普段はしないのですが…」
申し訳なさそうに説明をしてくれた。
のぶひろは内心ホッとしているを感じていた。
「全く構いません、今晩はこんな綺麗な月を見られて最高です」
と笑顔で伝えるとレンゲは少し目を潤ませながら頷いてくれた。
「今宵はお月見しながら語り合いましょう」
のぶひろとレンゲは時間を忘れるほどに話をした。レンゲは安心したのか思ってたよりよく喋る子だった。2人の距離は自然と近くなっていた。
「そろそろ開花の時間でございます」
部屋の外から先頭の声が聞こえてきた。
部屋の外に出ると空気はさらに冷たかったので吸い込むと胸の中まで冷やされるようだった。薄暗い水面には蓮の蕾がいくつか確認できた。そうすると猫屋敷親子もノロノロと部屋から出てきた。クロは大きな口を開けて欠伸をして目をこすっていた。「ふ、かわいいな」レンゲは朝の挨拶を済ませ言った。
「みなさんそろそろ咲きます」
「ポン!!」
わぁと一同から感嘆の声が聞こえた。




