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とある星間帝国の悪夢 その三

ドラマ前半の15分位が終わったところですかね。

これから中盤に差し掛かります。


星間帝国年501.0405 艦長日誌補足


巨大な小惑星と、あわや真正面からの衝突!

我が艦は、おしゃか!となるところだった。

緊急回避行動を行って、なんとか衝突は回避したのだが……

なんだ?

小惑星も、こちらを回避するような行動していたような気がするぞ?

科学主任に、今の状況を詳しく検証させると果たして、私の直感は外れていなかった。


「こちらも全力で回避行動を取っていたのですが、それだけでは衝突コースからの全面回避は不可能でした。明らかに、こちら並みの運動性能で目の前に見える巨大小惑星は、こちらとの衝突を回避していますね」


なんだと?

どこから、どう見ても通常タイプの小惑星だぞ。

どこに推力ナセルがあるんだ?

球形に近い表面には、どこにも推進器が見受けられない。


「技術主任。科学主任と連携して、あの巨大な小惑星を探索ビームで詳しくチェックしてくれ。人工物体のようには見えないが小惑星の中に秘密があるのかも知れない」


私は、そう指示してから通信主任にも伝える。


「あの小惑星に対し、あらゆる電波、重力波、光波での通信を試みてくれ。文明の産物なら、どれか通じるものがあるはずだ」


そう指示したが通信主任から返ってきた返事は、


「もうやっています。しかし、どれにも反応しません。こちらを認識できているんでしょうかね?」


しばらくして科学主任と技術主任とが合同で探索ビーム照射結果を伝えてきた。


「艦長、非常に興味深い結果が出ました。あの巨大な小惑星は表面から50cmほどは通常の宇宙デブリや隕石つまり普通の材質で出来ています。しかし、それより深いところには探索ビームは通りません。反射すらしないので、その材質が何であるかも分かりません」


え?

じゃあ、あの巨大な小惑星に見える物体は一体なんだというのだ?

あれが宇宙船だとしたら笑い話になりそうなレベルだぞ。


「推測で構わん、そのデータから推測される結論は?」


期待はしていなかったのだが科学主任は返答してきた。


「推測として、あれは我々とは全く違った理論で造られて全く違う理論で動作・航行している宇宙船だと思われます。それ以外の回答は排除されました」


あれが、あれが宇宙船だというのか……

探索ビームの照射結果で分かったが直径700km弱という、とてつもない大きさの小惑星型宇宙船だと?

もはや、あれを宇宙船と呼ぶのが正しいかどうか困惑してしまう。

あ、忘れていた。


「医療班、ショックで気絶してしまった博士をコントロールルームまで引き取りに来てくれ。邪魔でかなわん」


さて、お邪魔なゴミは片付けて。

私は目の前の不思議な物体を眺める。

宇宙船なら、どれかの周波数で反応しても良いはずだし、電波や重力波を使わなくとも光なら見えるはずだ。


「科学主任、どう思う?あの物体とコミュニケーションをとる手段なんだが……」


言葉が途切れる。

当の科学主任が心ここにあらずと言った状態、言い換えると何かに極度に集中している様子なのだ。


「そう、だ。我々は、&%$’(固有名詞)星間帝国、宇宙軍所属、の殲滅戦闘艦USDNー1001の乗組員である。そちら、は……そう、か。銀河系、か。全く未知の銀河、から、やってきたのか。分かった、それでは、しばらく、こちらから送信して、そちらの翻訳辞書が使えるようになるまで待とう」


トランス状態から戻ってきた科学主任は驚くべきことを言い出した。


「あの巨大小惑星型宇宙船の名前はフロンティアと言うそうです。彼らは生命体3名、超高性能ロボット2体で、あの巨大な船体を宇宙航行させ、この宙域にやってきたとのこと。我々とは全く理論も次元も異なる巨大ネルギーを完全制御して銀河系という、あの目に見える巨大な星雲の、そのまた向こうの星雲から、やってきたと言っています。ちなみにフロンティアの船長は私と同じテレパスですが私などよりはるかに強力な能力です。少し力を入れてテレパシーを送れば艦長以下、この艦のクルー全員に頭痛と共にメッセージも送れると言っていますが今回は私にだけ送ったとのこと。とてつもない精神制御力です」


「分かった。で、こちらからのメッセージに答えない理由は?」


「簡単です。言語が違いすぎて翻訳が現在は不可能なんですよ。もう少し、こちらから様々な言語データを送ってやれば後は向こうのコンピュータが自動的に翻訳辞書を作成してくれるとのことです」


そういうことか。

あの大星雲の更に向こうにある星雲、銀河系だと?

なんという性能だ。

夢物語が現実になっていく気がする。

向こうの船、フロンティアとの通信回線が開かれて、音声と画像のコミュニケーションが繋がるのは、もう少し時間が経過してからだった。


正直、あの番組の1エピソードを書いてる気分です。

脳内にある風景は、U○Sエ○ター○ラ○ズ号なんですよね〜(笑)


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― 新着の感想 ―
[一言] もしかして、キャプテンカーク船長とMr.スポックですね。 スタートレックは殆ど読んでおりますし、テレビシリーズもリアルタイムで見ていました。
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