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最強ケンカップルのお話  作者: koruta5


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8/15

彼氏と彼女




 次の日の帰り道にまた4人になったタイミングで

 素早くすずを捕まえて2人でコソコソと話すことに


 

「ね、すずさ、奏多と付き合ってるじゃん?

 いつも何してるの?」

「んー、報連相かな?」

「え?笑」

「ふふ、朝と夜とLINEしたり、相談したり

 今日あったこと話したり〜、」

「デートとかイチャイチャとかするの?」

「んー、デートっていうのも最近ないかな〜

 この間、みんなで日曜日集まったのも

 久々お休みの日に会った感じ」

「え?そうなの?」

「私たちって、友達の延長みたいでしょ?」

「2人で信頼しあってる感じはする!両想いって感じ!」


「…………そうなんだけどね」

 ???

 なんか、踏み込みすぎちゃったかな?


 すずと奏多は中1から付き合って

 もうすぐ一年になるのかな?

 奏多から告白したって聞いた時は嬉しかったなぁ

 すずと奏多は小学校の時からお互い両想いだったから


「すずー、帰ろ」

 すずと奏多との分かれ道に来てしまい、

 尚哉と2人になる


 

「奏多と恋バナしたりする?」

「んーたまに」

 尚哉が石を蹴りながら興味無さそうにしている


「休みの日もあんまり遊んだりしてないみたい」

「まーそれでいいんじゃね?」

「尚哉はデートとかしたいことあるの?」

「さぁ?普通にどこ行っても楽しいだろうな」

「……ふーん」

「する?デート」

「えっ?私と?!」

「今誰と喋ってんだよ」

「私か……笑」

「尚哉と2人きりじゃなくてもいい、私は」

「はぁ〜、正直だよなー本当」

「……っ、ごめん」

 私、何も考えずに全部思ったまま発言してた!

 尚哉のこと傷付けちゃったかな?

 


「俺が体育祭で1番取ったら2人で遊ぼーぜ」

「絶対取るじゃん、そんなの」

 いつも1番取ったって自慢してくるから……

 

「じゃあ……お互い取れたらな笑」

「私は取れないよ?笑

 周りにも早い子いっぱいいるし」

「そだな、」

 ……なによそれ、調子狂うじゃん

 別にデート期待してる訳じゃないけど、、


「俺は誰にも負けないってとこ頑張って見せるわ笑」

 ニカっと笑って尚哉がキメ顔する

 

「おえー!笑」

「お前なぁ!笑」

「あはは!ばいばーい!」

 尚哉との分かれ道にくるのでまた手を振ると

「じゃーなー」

 尚哉も手を上げて帰って行く


 



 


 ――体育祭当日――――

 休日に体操服で登校していよいよ本番を迎える

 お母さんとお父さんが見にきてくれて

 午前中で終わるのでみんなでお昼ご飯を食べに行く予定だ


 男子の徒競走が始まり、尚哉が1番を取って

 友達の前でドヤ顔している


 女子の番が来て私も頑張って走るけど

 2位だった

 あー、疲れた……


 ダンスや、スタンツなどの競技もどんどん終えて行き

 救護係でテントに向かう

 まぁ、なかなか暇だよね

 怪我する人もそんなにいないし、

 たまに絆創膏貰いに来たりする人がいるだけで

 平和な時間が過ぎて行く


「2年何組?奏多と一緒?」

 きゃー!!!柊先輩から話しかけられちゃった!!


「あ、クラス違いますけど奏多はわかります」

「あ、もしかして奏多の彼女?」

「いや、彼女じゃないですっ!」

「奏多のやつ全然教えてくれないからさ、

 どの子かなって思って」

「可愛いですよー」

「へぇ〜教えて欲しかったけど無理か笑」

 そのまま柊先輩が席に戻って行き

 イケメンの先輩と話している


 ……話しかけられちゃったよぉ!!!

 友達に目で訴えて、興奮を分かち合う

 すっごい、いい匂いしたっ!!!


 無事に救護係の割り当てられた時間も過ぎて

 友達とキャーキャー盛り上がりながらクラスのテントに戻っていると

 2、3年生合同の借り物競走があっていて、

 わらわらと盛り上がっている


 へー、大変そうだから出なくて良かった〜

 他人事のように観戦していると


「尚哉ー、頑張れよー!」

 クラスの男子が尚哉に声をかけていて

 え?尚哉もでるの?

 へーっと思いながら尚哉のことを見ていると

 パンっとスタートの合図と共に

 尚哉がお題の書かれたカードを引きに行く

 キョロキョロと何かを探していると思ったら

 私と目が合い、そのまま猛スピードで私のとこに走ってくる

 ちょっと待って……嫌な予感しかしない!!


 本能的にこないでくれー!と祈りながら後退りしていると

 手を引っ張られて猛スピードで連れていかれる

「えー!」

「きゃーっ!」

 周りから悲鳴や冷やかしの声が聞こえて

 恥ずかしい!!


「はい、お題はなんですか!」

 上級生のアナウンスと共に尚哉がマイクを持つ

「面白い女の子でーす!!!」

 お題の紙をピラピラ見せている

「はっ!?」

「……じゃあ一発芸などありますか?」

「え!!!」

 とんでもない無茶振りにびっくりする

 頭の中でぐるぐると一生懸命できることを探す

 

「……数学担当の山崎先生のモノマネやりまーす、

 えー、ここの問題についてばってんがぁ〜」

 

 ドワッと盛り上がってくれて、ホッとする


「あはは!はーい、合格でーす」

 そのまま、また猛スピードで手を引かれて

 ゴールする


「あはは!!お前やっぱ最高!!」

「……もう、最低最悪」

「1位とれたな!!2人で!!」

「……はぁ、、消えたい」



 尚哉のせいで、全校生徒の前で痴態を晒すことになってしまった……

 こんなの身内ネタで十分だったのに

 滑らなかっただけマシだけど

 こんな形で目立ちたくなかったのに!!!


 クラスのテントに戻っても

 2人で英雄扱い

「さすが夫婦漫才!おもれー!笑」

「な!!打ち合わせ通りだわ!!笑」

 ゲラゲラと男子のノリの中

 私のグループでもみんなに茶化される

「ありさおかえりー!鋼のメンタル!!」

「もーやめて!消えたい!!」

「あはは!超ウケてたよ」

「あそこで怖気付かないで一発芸できるのすごくない?

 さすがありさ〜!」

「みんな、私の顔隠してー!」

「ちょっと好きな人とかだったらどうしようって

 ドキドキしちゃった!笑」

「それはない!!あいつもわかってて私のこと連れてってさー!ほんとふざけてる!」

「仲良いもんね〜!その信頼に応えるありさ!」

「もー、恥ずかしすぎる!うぅ〜…」



 その後の応援合戦も集中できるわけなく、

 周りの目線が気になってしょうがなかった

 部活の先輩達からもニヤニヤと見られて

 なんでこんなにみんなからイジられなきゃいけないの!

 尚哉のせいでー!!!!



 無事に体育祭が終わり

 教室に戻って解散となる


 

 尚哉とはその後も話すことはなく

 私も両親と合流してお昼ご飯を食べに行った

「ありちゃん目立ってたわねぇ〜!

 お母さん、写真撮ったよ!うふふ!」

「本当、最悪!みんなから茶化された」

「ありさ、みんなから愛されてるんだなぁ!笑」

「お父さんも笑い事じゃないからー!」

 3人でランチなんて久々で嬉しい



 久しぶりに3人でゆっくりご飯を食べて

 家に帰ってくる

 

 体育祭が日曜日だった為

 明日は振替休日になっている


 もともと、休みだとわかっていたから

 クラスのいつメンみんなで遊ぶ約束をしている


 長いようであっという間に終わった体育祭

 中学2年の濃い思い出となった日だった――――




 

 

 

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