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ダンジョン が あらわれた  作者: 黒白のアレ。
ダンジョンマン
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ep45:人間性のない人間たち


 視界には何も映らない。


 真っ暗なんだか、真っ白なんだか、よく分からない。

 そもそも、瞼をちゃんと開けているのかすらも、よく分からない。


 ただ、浮遊感だけを感じる。


 足裏には、何もない。

 少なくとも、地面に着いていることはなくて、それでも、急速に落ちている感じもしない。


 ふわふわと、ゆっくり落ちるような。

 例えるなら、風船が落ちていくような。


 ……んー、どうしたものかな。


 ちょっと面白いかもと思っていたけど、流石に長い。

 段々と飽きてきたね。


 魔力で、辺り一帯を吹き飛ばしてしまおうかな?


 まぁ、そんなことしたらボクの身体なんて木っ端微塵になってしまうだろうけど。


 ふむ、自爆技か。

 なんだかとても良いかもしれ──




──グブヘェッ


 気づけば、視界の端には地面があって。

 自由落下のあるがままに落ち続けた身体は、地面と水平になっていて。


 視界が、地面で埋まった。


 ……あ、アリさんだぁ。こんにち──




──グボェッ


「ん? ここは……」


 降り注ぐ、衝撃。


 背面が、何かから押し潰されるような──



──グギァッ、ボヘェッ、ゴハッ


「イッテぇー」

「痛ぁ、何ここ……」

「イタタ、皆は……」


 口から、ゴブリンの呻き声みたいなのが漏れ出て止まらない。


 一体何が起きて……。


 ていうか降ってきたの探索隊のメンバ──



──グヘェギャァ!


「ここは、一体……」


 ……か、確実にとどめを刺すような、鋭い一撃、だぜ……。


 口から、血が飛び出ている。

 意識が、ふわふわ、して。


 ……ん、ん?


 1人、2人……今で、5、人?


 え、ちょ、ま──



──グヘェッ……


「え、なん、ここ、どこで……」


 ちょっと高めの、女の声。

 頚椎から股関節にかけて押し潰されるような、鋭すぎる一撃。


 視界が、霞む。

 息も、できなくて。


「さ、さすが、ひよりん、だぜ……」

「え、えぇっ!?」


 視界から、黒い幕が落ちてきて……あは、あははは。


 もう、身体には力が入らなかった。


「えぇっ!? 愚道さん!? な、なんで……。と、とりあえず、ひ、ヒール!」


 微かに聞こえるのは、甲高い声と、平坦な声に……。


 ……おい、パツキン野郎。笑い声が聞こえたなぁ?


 あ、もう無理。


 意識が、落ちた。


「あぇぇっ!? ヒール! ヒールッ!!」


 地面のはずなのに、寝心地はとても良かった。



◇◆◇◆◇



たちーばな「戯楽……まぁいい。とりあえず状況把握を……」


早瀬「小鳥遊さん、意味のないことはしなくてもいいですよ」

ハヤセ「彼はもう……」


タケっち「いや生きてるよ!? ちゃんと心臓の音するよ!?」


はやーせっ「あら、そうでしたか(残念)」


日和「……ヒール、ヒール、ヒールッ(顔面蒼白)」

パツキン野郎「wwwwww」


猫背フード「めちゃくちゃだぁ(諦念)」



────────────────────

ep45:人間性のない人間たち


ヒールが肉体の再生とかだったら、愚道戯楽の身体が化け物みたいなのになったのかなって。

ちょっと惜しかったかもしれませんね。


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