第21話 スーパー!?
奥へ進んで行くと綺麗なエメラルドグリーンをした池に出た。
「いねぇじゃんアーヴァンク」
「変ですね?さっきの2匹がいたと言うことはここが縄張りのはずなんですけど?」
その時池の水が突然渦を巻き始め、水飛沫を上げながら5匹のアーヴァンクが姿を表した。
「結構出てきたな、シャル!さっさと終わらして帰るぞ!」
「もちろんですよあ•な•た♡」
「…キモいからやめろ」
ぶうぶう言うシャルを無視して蓮二は油断なく構え、【万能接続者】(オールリンカー)を発動させる。
その時アーヴァンクの中で1匹だけ明らかに覇気が違うものに蓮二は気づいた。
「シャル!奥の1匹だけ明らかボスっぽくね?」
「確かによく見るとあいつだけ胸に大きな傷があって歴戦の戦士見たいですね」
蓮二とシャルが話していると突然先ほどのボスっぽいアーヴァンクが何かの支持を出した様な声を上げた。
すると周りのアーヴァンクが一斉に吠えた。
「何かしてくる気だな?」
「多分能力を発動してくるつもりですレンジ気をつけてください!」
吠え終わるとアーヴァンク達の周りの水が生き物の様にうねりながら浮き上がり1メートル程の10本の水の槍に変形した。
「グガァッ!!」
ボスの声と同時に水の槍は2人にそれぞれ5本ずつ一斉に放たれた。
「5本か、まだ余裕だな」
すると水の槍は突然進路を変え、蓮二の体をよける様に逸れた。
それは蓮二に放たれた水の槍を蓮二の有効範囲の1メートルに入った瞬間
に操作しそらしたからだった。
(まっ、もっとも10本以上だと手も使わずに操作って訳にはいかねぇな)
とそこで蓮二はちらりとシャルの方を向くとシャルが手を出した先に飛んできた5本の水の槍をまとめて吹っ飛ばしていた。
「ハァッ!?おいシャル、お前何したらそうなるの!?」
シャルの【圧縮者】(プレッシャー)の圧縮の能力では到底起こり得ない状況にびっくりして聞いた。
「えっと、私の能力の圧縮って言っても圧縮の解除も含まれるんですよ」
簡単には言うと、まず空気を圧縮し、圧縮した空気を水の槍に発射。
タイミングよく解除すると圧縮していた空気が膨張それが爆発を発生させる。
「空気の爆弾って事でいいのか?」
「ちなみに技名は『スーパーシャルボンバー』ですッ!!」
そこへ今まであまりの蓮二達の技の凄さに呆然としていたアーヴァンク達が襲いかかってきた。
「おっしゃぁ!とりあえず、桐島流《神触拳 》久々にやるか!」
蓮二は自分の能力が触れる能力と自分が元々持っていた武術を合わせた新しい戦闘スタイルを考え出していた。
《神触拳》(しんしょっけん)主に合気道を中心とした物で、相手の力と自分の力を合わせた威力で相手に返す拳。
だがその最大の特徴は人だけでなく能力に対しても触れて返す武術である。
ちなみにこれは決して後付けでは無い。




