↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
崩壊世界の再生人類  作者: Beta
大陸編「大都への道」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
79/115

第76話 <乱戦1>

ダダダダダッ!

鉄の暴風雨。

重機関銃の弾がばらまかれる。

血飛沫が舞う。

魔犬が飛び散る。魔熊がよろめく。魔虎が足を止める。


そして崖の上に現れた五つの黒い影。


リード。

スタン。

ミズカネ。

カドメイア。

そしてケイ。


黒い軍服。

黒い武装。

H兵だった。


リードが一歩前へ出る。

「EXの回収は我々の任務だ」

「生体兵は下がれ」


極光軍の新型魔人が吐き捨てる。

「邪魔をするな」

「EXは極光軍の資産だ」


「ならば仕方がない!」

リード、スタン、ケイが崖を駆け降りる。

剣を抜く。

極光軍に襲い掛かる。


さらに。


ドゥン!


迫撃砲。

崖の上から榴弾が放たれる。


爆発。

大地が揺れる。

魔犬が吹き飛ぶ。

魔熊が転がる。


しかし。


ドゥン!

ドゥン!

ドゥン!


さらに連射。


「逃げるなぁぁぁ!!」


ミズカネだった。

狂ったように笑いながら迫撃砲を撃つ。


「みんな吹き飛んじゃえ!!」


リードが怒鳴る。

「撃ちすぎだ!」

「巻き込むぞ!」


「うるさい!」

ミズカネの目がぎょろりとリードを見る。

手は止めない。

迫撃砲を打ち続ける。


再び爆発。

敵も味方も関係ない。

魔物。

リンたち。

H兵。

区別なく榴弾が襲う。


その隣ではカドメイアが重機関銃を乱射していた。


「ヒヒヒ」

「ヒヒヒヒヒ!」


薬莢が次々と飛び散る。

弾幕が夜空を切り裂いた。


スタンが悪態をつく。

「馬鹿共が!」

「俺達まで殺す気か!」

「だから試作品を使うのは嫌なんだ」


戦場は完全に崩壊していた。


銃声。

爆発。

咆哮。

悲鳴。


魔犬が黒い兵士へ飛び掛かる。

黒い兵士が剣を振るう。

魔熊が突進する。

魔虎が咆哮する。

誰が誰を攻撃しているのか分からない。


リンは呆然とそれを見た。

新型魔人と魔物たち。

そして黒い兵士。

どちらも自分を追ってくる敵。

だが今は互いを殺し合っている。

理由は分からない。

だが。

今しかなかった。


フロムが叫ぶ。

「逃げるわよ!」

ヨウドも叫ぶ。

「撤退するである!」

リンは頷く。

全員が走り出した。

馬車へ向かう。


すると後方から怒鳴り声。

「EXを逃がすな!」

極光軍の新型魔人。


ほぼ同時に。

「追え!」

リードも命令する。


リンは振り返らない。

走る。

ただ走る。


ヨウドが馬車にたどり着く。

手綱を握る。

「みんな乗るである!」


リンが飛び乗る。

馬車が走り出した。


だがフロムの前に魔犬。

いつものフロムならすぐに魔犬を倒すのだが今は満身創痍。

それにミリアが背中にいる。

無茶な攻撃が出来ない。

ミリアを庇いながら魔犬の攻撃を避ける。

なかなか馬車に近づけない。


その後ろのハンス。

魔犬を切る。

「フロム」

「手伝うぜ。馬車に急ぐぞ」


その時、ハンスの前に一人の黒い兵士が飛び出した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。