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崩壊世界の再生人類  作者: Beta
目覚め

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13/17

第13話 <ミリア2>


「それ」

「どこで付けたの?」


 リンは少し首を傾げた。

「何をだ」


 さらにミリアの視線は、

 刻印とクロウを行き来していた。


「どこで見つけたの?」

「何をだ」

「その鳥」


 クロウが固まる。


「見たことがある」

 ミリアは言った。

「昔、顔に同じような線がある人がいた」

 リンとハンスの視線が向く。

「その人も、変な鳥を連れてた」


 クロウが黙る。

 ミリアは続ける。


「私らとは違った」

「魔物よりも速く動く」

「魔犬に囲まれても死なない」

「おまけに遺物にも妙に詳しかった」

「変なヤツだった」

「変わり者だった」


 ハンスが聞く。

「どこで会ったんだ」


「昔、この近くの森で」

 即答だった。


「どこかの発掘現場」

「名前は・・・」


 ミリアは腰のポーチを探る。

 ごそごそと。

 やがて一本のナイフを取り出した。

 白い。


 それだけで異様だった。

 金属ではない。

 石にも見えない。


「これ」

「その人にもらった」


 リンの目が止まる。


「見てよ」

 ミリアが差し出す。


「変なんだ」

「切れるのに錆びない」

「曲がらない」

「割れない」


 リンは手に取った。

 軽い。

 異常なほど。


「……なるほど、セラミックだな」


 ミリアの目が見開く。


「知ってるの!?」

「何で出来てる!? セラミックて何?」


 ハンスも手に取ってまじまじと見る。

「なんだこれ!?」

「遺物じゃないのか!?」


「多分違う」

 ミリアが言う。


「こんなの見たことない」

「遺物ならもっと劣化している」

 ハンスはナイフをミリアに返した。


「そうか」

「そうかじゃない!」

「どういうこと!?」

「誰なのこのナイフの人!」

「知らん」

「知らないのに知ってるの!?」


 ハンスが頭を抱える。

「もうやめろ」

「頭痛がしてきた」


 ミリアはまだ諦めない。


「ねえ」

「この鳥は?」

「知らん」


「その線は?」

「知らん」


「その人と親戚?」

「知らん」


「何を知ってるの!?」

「セラミックだ」


「そこだけ?!」


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