謁見の前は要注意
俺達は訓練所を後にして準備をしてから王城に向かった。メンバーは俺とリュウトとメイ、ネモフィとキバナそしてセインとハロンとハルティナである
どうやら内容はスタンピードとエルフの秘薬の件で行く事になったらしい
スタンピードの件なら冒険者全員が立ち向かったというのに何故だろうか?と思いながらも呼ばれたからには仕方ないと思い向かった
「おぉ!何だあれ!美味そうだなぁ!」
「見た目は焼き鳥みたいだ・・確かに美味そうだな、後で買うか」
「ダイチダイチ、あの果物りんごに見えるけど名前は違うのかな?」
「うーむ・・違うみたい、『ミンゴ』というらしい。りんごより甘いらしい!後で買うか」
「ダーイーチー!あれは・・」
「リュウトお前は異世界初心者か!何度も驚きすぎだ・・まぁ分かるかもだが少しは落ち着け」
リュウトは「ぶうぶう」とわざとらしくやってくるけど俺はそれを笑っていなしていた・・こうゆう所は昔と変わらずだなと思い更に笑っていた
「お兄さんすごい笑ってる」
「少し嫉妬しますねぇ、わたくしはあんなにも気さくに話してくれてた事ないのに」
「子供扱いされているのですよ・・私も長くダイチ様と一緒にいますが、何故でしょう」
ハロンとハルティナとメイの3人は何故かムスッとしているが何故だろうか?
そうしていると王城の前に着いた
「いつ来ても大きい城ですね」
「おろ?セインは来たことあるのか?」
「えぇ、ハロンとハルティナさんで一緒に入った事があるんです」
「ほうほう・・まぁ確かにでかいと思うがダイチの城の方がでかいな」
「「「えっ!師匠(先生)(お兄さん)、お城にすんでるんですか!?」」」
「・・まぁ地獄の王だしな」
リュウトが爆弾を投入してから色々な質問攻めに会いながらも王城に入ろうとしたら
「止まれ!」
「何者だ!」
あるある・・用があるから来ているのに門番に武器を向けられる
「なぁ門番さん?俺ら王城に呼ばれたんだが?」
「むっ!ということはお前たちが『夜明けの鐘』か?・・ん!?よく見たらセイン殿ではないか!」
「ど、どうも」
セインの顔を見てすぐに顔を変えた門番・・どうやら人を見て判断するかもな。ちなみに『夜明けの鐘』は俺たちのパーティ名だ
「ではリーダーであるセイン殿そしてハロン殿とハルティナ殿は中へどうぞ」
「「「えっ!?」」」
「「あれ?」」
「むっ!?どうされましたか?」
門番は無知なのか?と思ったが"神の目"で確認をしたらどうやらスタンピードの件やエルフの秘薬を無事完了されたのはセインとなっているらしい
「待ってください!このパーティのリーダーはここにいる師匠です」
「・・・ハハハ!またまたご冗談を、こんな男があなたを差し置いてリーダーなどと。どうやらお三方はこの男に騙されているのですよ」
・・まぁ、知らないならいいか?代理としてセインに行ってもらうのもありかもしれない
「しかも他種族を連れている・・汚らわしい」
「「「なっ!」」」
「「っ!・・・」」
2人は黙ってしまった・・あ〜あ、本当に
(ガジィ!)
「ガァ!ハァ!」
「オイ・・・オレノムスメニ・・ナンテイッタ?」
(バギィ!バギィ!)
「ハァ!グェハァァ!アァア!」
全身武装していたがただの鉄でできた鎧だ・・柔らかいものを握り潰すように壊せる
「「ダイチ(様)、落ち着け(落ち着いて下さい)!」」
「・・ハァァ」
2人の声を聞いてなかったらコイツの人生終了までやっていたのに、まぁ揉め事はやめとくか
「2人とも、悪いな・・怖いものを見せた」
「い!いえ!・・ありがとうございます、ご主人様」
「私は大丈夫です!ありがとうございます!」
2人は少し傷ついたくらいでオレが手を出した時にはもう晴れていた様だ・・ならよかった
「親バカだなぁ・・おいテメェ」
「ぐぅ!ううぅ」
「あぁ無理に声を出さなくていいよ・・だがな、俺らの娘によくもまぁクソみたいな言葉を口に出したなぁ?」
「種族の差別など意味が分かりません・・最低な行為だと自覚しなさい。ましては私の妹達を」
リュウトとメイもまた怒りを表していたが俺みたいに手を出していない、親バカと言われたが確かにそうかもしれないなぁ
門番にトラウマを植えさせた後に別のやつが来た
「どうされましたか・・何をされているのですか?」
「こいつが俺の娘達に差別用語を発したから説教をした」
それを聞き男はガクリとして俺に向き
「すいませんでした!コイツはまだ新人の為に私の教育不足でした」
「話が分かる奴が来て良かったよ・・アンタ名前は?」
「ライルと申します、騎士団長の任を賜われているものです。皆様方は私がお連れします」
こうして王城前での出来事が終わった、ちなみにこの門番は後日この国から消え去った様だ
王城はやはりキラキラした装飾品がいろいろ置いてある・・そう言えば
「ライルはセインと仲良いんだな」
「「っ!?」」
「っ!お兄さんよく分かりましたね」
「先生は考えている事が分かるから同然でしょ?」
「いや、見たら分かる。ライルが来た時セインの表情が和らいでいたし、ライル自身も少し笑顔が出ていた」
それを言うとリュウトは「見過ぎだろ?」と言われたメイからは「変わりませんね」と言って、それ以外の全員は驚いていた
「素晴らしい目をお持ちの様だ」
「こちとら長生きしているから人を見る目もあるんだよ」
そうした話をしているとどうやら目的地に着いた、大扉の前に立ち・・ふと思った
(正装ではないけど・・大丈夫か?)
本来なら正装した姿で謁見をしなければ最悪打首とか聞いた事があった
(でも、急に呼ばれた身だからいいか)
そして俺は自己完結していた
「『夜明けの鐘』の皆様方!ご入場!」
大きな声が聞こえ、大扉が開いた。いよいよ国王さまとの謁見が始まるが嫌な予感がする
そう思いながら俺達は入って行った
そう言えば皆さん!ダイチのパーティの名前『夜明けの鐘』になりました
もとい結成した時に発表したかったのですが・・・忘れていました、すいません
もっと頑張っていきますのでよろしくお願いします




