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全てを超えた存在 〜彼は何を見るのか〜  作者: チカフジアース
1つ目の世界 イトレーク

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過去の記憶5

ラストスパートだぁぁ!


          ダイチ視点


少し待つとリュウトはダウンした敵を引っ張りながらここに来た


「よぉ〜すお疲れ様!」

「あぁお疲れさん、派手にやったなリュウト」

「まぁな・・それにしても久しぶりに見たなお前のその格好」

「ん?・・あ!解除するの忘れた」

 (ブオン!)


俺は元の姿に戻った、ちなみに戻る時にも炎は出るが俺が味方と認識している奴には熱くならない。そしてこの子達は俺達に抱き抱えながらも2人で手を繋いだ


「お、おい!お前たち!」

「その2人を離せ!」


クソ親どもが娘を返せと急に俺たちに絡んで来た、2人は怯えて俺達に抱きついた。そこまで心を許してくれた様だ


だが俺は


「2人ともどうしたい?」

「「え?」」

「あいつらについていくか?俺らについていくか?」

「「っ!」」


この年で選択を与えるの厳しいかもしれない、けれど俺はこの子達の本音を聞きたいから。まぁ俺は手放す気は毛頭ない


「私は・・・」

「・・・私は」



「「あなた方と行きたい」」

「「なっ!」」

「大歓迎だ」

「よろしくな」


2人は俺達を選んでくれた、そして2人は俺たちに抱きついてきた


「ふ、ふざけるな!お前は俺の為だけに生まれてきたんだぞ!」

「っ!」

「そうだ!俺がお前を生まれてきてから育てたんだぞ!その恩を仇で返すつもりかぁ!」

「っ!」

「「・・・」」


俺達に抱かれながら2人は怯えていた・・この子達は俺達と行くと言った・・・もう身内であるこの子達を怯えさせるのなら


「次はお前らだな?」

「倒れている奴らの様に優しくはしない」

「「ひぃ!」」


俺らが相手してやると言うとまた怯えた、根性ないくせによく威張る。さてと、とどめをさし・・


「・・少し待って!」

「お願いします!」


俺らを止めに入り2人は親に近づいた、その時のクソ親は「やはりお前たちは俺たちについてくるんだな」と言う声が聞こえさらに機嫌が悪くなった


2人は目を瞑って次に目を開けて言い放った


「・・ここまで育ててくれたことは感謝します、けれどこの人から幸せになる権利があると言ってもらいました。私はそれが嬉しかった、変わりたいと思ったんです!だから私はこの人と行きたい!」

「私もこの方から私達は本気で守り抜くと誓ってくれた・・私は自分自身では何もできない、でもこの人についていけば私は変われるかもしれない!」


俺達はその言葉を聞き嬉しくなりその一方でクソ親どもは沸騰したタコみたいだ


「「クソガァァァアア!」」

「「っ!」」


あぁやっぱり襲った・・俺とリュウトは前に出てアイアンクローをした


「「グギィぁぁぁ」」

「お前らは娘1人すら幸せにできない、そんな奴らが所有物と口にしたのを許すわけにはいかない」

「さっきもこの子に言ったが俺は・・いや俺(・)た(・)ち(・)はこ(・)の(・)子(・)達(・)を守るよ」


アイアンクローを解いて2人のクソ親に殺気を放ち


「「失せろ!」」


2人は顔を白くして


「ヒィ!嫌ダァァァアア、し、死にたくないぃぃ!」

「ちょっ!待ってくれえぇ!」


逃げ出し森の中に消えていき2人の娘はその姿を悲しい顔で最後を見届けた


俺達は2人を抱きしめて2人は抱きしめ返して落ち着くまでそうした


2人が落ち着きを取り戻してから話した


「さぁ俺たちも行く前に・・リュウト」

「ん?」

「俺さぁ決めたことがあるんだ、俺の『2つ名』みたいなの」


それを聞いたリュウトは顔をキラキラさせて2人は「?」の状態だった


「お前たちはわからないよな、2つ名てのはその存在が示すもう一つの名前かな?さっきの雇われていたやつに黒いモヤを使う奴がいたろ?」

「「はい」」

「アイツにつけるなら『闇の使役者』みたいに本名以外の名前みたいなやつだ」

「「・・・?」」

「ハハハ!まぁまだそんな深く考えなくていいよ・・所でダイチ?なんて名前だ?」

「・・『閻魔大王』だ」


今も倒れている雇われのリーダー格が小さい声で言っていた閻魔大王にピンときたからだ・・思い返せば小さい頃閻魔大王が好きだった、それを聞いたリュウトは「ホウホウ」と言い少し顔を顰めた


「ん〜・・あっ!ならさ」

「ん?」

「「?」」

「付け足そう!・・2人ともちょっとこっちこっち」


リュウトが2人を連れて少し離れまた少しして戻ってきた


「決めたぞ!お前の2つ名!」

「・・・いやそれはもう」

「ダメだ物足りない・・お前がただの閻魔大王で終わらせてたまるか!」

「そ、そうか?・・でその名前は?」

「・・・『全てを超えし閻魔大王』だ!お前の能力をベースにして3人で考えて付けたした名前だ!」

「・・・」

「・・ど、どうですか?」

「気に入りました?」


あまりにも恥ずかしい名前になった気がする、それでもリュウトや2人の娘が決めてもらったし・・まぁいいか


「少し大袈裟な2つ名になったが・・ありがとう」

「大袈裟じゃないさ・・そして俺の2つ名も決めた」

「え!?マジ!?」

「マジ!マジ!」

「それで名前は?」

「・・『冥獄を巣食う獄神龍』だ!」

「・・・すごい名前だな」

「お前と並ぶなら俺も冥界や地獄をモチーフにしたいと思ったからてんこ盛りにした」


やれやれと思い俺とリュウトの2つ名が決まった・・そもそも2つ名は自分で決めるものではないけれどそれでもいいと思い決めた、これからは俺は『全てを超えし閻魔大王』でリュウトは『冥獄を巣食う獄神龍』に決まった


「じゃあリュウト!メインディッシュといくか?」

「ん?・・っ!そうだ!そうだった!」

「「?」」

「お前たちの名前をつける」


2人は名前がないから呼ぶ時「お前」とか「おい」で呼ぶのは流石に可哀想だと思ったからだ、その話し合いはこの子達が借りてた宿屋から出て行った時に話していた


「名前を、付けてくれるんですか?」

「あぁ」

「本当に?」

「勿論」


この子達はまた泣いてしまった・・泣き虫だなとは思わない、それだけ辛いことがあり俺達の当たり前の事が夢の光景を実感しているのだとわかる


「じゃあ俺はお前に名前を付ける、ダイチは・・」

「勿論俺はお前だ」


名前を付ける子は決まっていた、俺とリュウトが最初に抱きかかえて宿屋に連れて行って更には"強制転移 ランダム指定"で一緒にもなった子に名前を与える事にした


「俺でいいか?」

「・・はい」

「同じく俺でいいか?」

「お願いします」


俺とリュウトの順番でこの子達に聞き名前を付けるのも問題なかった様だ、そして俺から名前を付けた


「お前の名前は・・『冥(メイ)』」

「メイ?」

「あぁ、俺は地獄や冥界に伝わる王になると決めた。だからこそ閻魔大王に関わる様な名前をと思ってこの名前を付けた、どうだ?」

「・・嬉しいです、ありがとうございます」

「あぁ、よろしくなメイ」


俺はメイを抱き上げてやった、そしてリュウトも・・


「お前の名前は・・『真見(マナミ)』」

「マナミ・・」

「俺もダイチ関連でつけた、真実を見て決めれる様にと願って付けた、シンプルだけどどう?」

「嬉しいです!・・マナミ、最高の名前をありがとうございます!」

「ハハ!嬉しい事言ってくれるじゃないか。気に入ってくれてよかったよ、そしてありがとうな」


リュウトは頭を撫で回していた


「2人とも改めてダイチだ、まぁ長生きしているからいろんな事知っているつもりだ。お前たちの親代わり・・いやもう父親とも思っていていいからよろしく」

「リュウトだ、ダイチとは幼馴染兼家族兼ライバル等々だからな・・まぁこれから驚く事が山程あると思うけど俺達が絶対にお前達を幸せ者にしてやるからな!」

「「よろしくお願いします」」



これが俺とリュウトがメイとマナミに出会った思い出だ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「 あ、あっちの方だな!ようやく見つけた・・ダイチ!みっけたぞぉぉ!」




過去の話は長くなりがちだけどやっぱ楽しい〜


長い時間を使いようやく終わりました・・でもまだこの後の話を書きたいなと思います


改めてよろしくお願いします


因みにですが


主人公 ダイチ

メインキャラ+メインヒロイン リュウト メイ マナミ

ですのでそれだけは覚えてもらいたいです


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