過去の記憶2
さあさあ、続きだぁ
ダイチ視点
昨日覚えているのは俺たちは床に布団を敷いて寝て、拾った2人はベットの上で抱き合っているところまでは覚えている
ベットを見ると2人は座りながら寝ていた
「ん?」
机の方を見ると昨日2人分作り置きしていたものがなくなっている・・・どうやら食べてくれた様だ
そして微かにだが怯える感情を感じた
夜寝ている時に2人が出て行ってもわかる様にはしたがそれでも心配だったから"第六感"を部屋全体に働かせてた、2人がベットから机あたりに移動してまたベットに戻ったのも知ってはいる
今この子達は起きている、けれど寝たふりをして何より怯えている・・・勝手に食べた事を恐れてる様な気がした
俺は起き上がり寝たふりをした2人のところに歩いていく、そして微かに感じたものがどんどん強くなっていく
「寝てるな・・」
俺は敢えてそう言い、そして俺は2人の頭を撫でた
体をピクリとさせていた、俺はそんな2人に小さい声で聞こえる様に
「美味しかったのか感想を聞きたかったが食べてくれてよかったよ・・・ゆっくり休みな」
俺は2人から離れて食器を片付けて洗い物を始めた
名前のない子視点
連れてこられてから私達は何をされるかわからなかった、何で親切にしてくれるのかわからなかった
このまま凍えて死ぬんだと思った・・それなのにこの人達は助けてくれた、何で?
ご飯も用意してくれたけれど私達は食べなかった、見返りに何かされるんじゃないかと思ってしまったから
そして親切にしてくれた人達は寝てしまった
「どうしよう」
「・・逃げる?」
逃げると聞いてその案に賛同しようと思ったけど、首を振ってやめた
私は机を見て((グゥゥゥ))と鳴らしてしまった・・この子も空かしている
「食べよっか」
「っ!・・・でも何をされるかわからないよ?」
「うん、でも私達2人はあの場で死のうとしていた」
「・・・うん」
「だから最後くらい良いかなって」
私は諦めていた・・・この子も私の考えに賛同してくれた
もし1人は生かしてくれるなら私が犠牲になろう・・・私が提案したのだから
そして私達は机にある料理を貪る様に食べた
「「美味しい!」」
思わず声を出してしまうほどに私達は驚いてしまった、こんなにも美味しい物は食べたことがないから・・思わず涙を流す程に
いつもは味の無い硬いパンを食べていた、思わず食べることに没頭してしまい料理はすぐになくなってしまった
「こんなに美味しいの初めてだね」
「・・うん、最後にいい思い出が作れそう・・」
私達は覚悟が決まっていた、ベットに戻りまた2人で座りながら眠った
そして朝方になった、この子は起きているわからないけど私は黙って食べたことによって怖くなり目を瞑りながら起きていた
「ん?」
1人が起きた・・・この声は料理を作ってた人だ、体の震えを抑えようとするが微かに震える
そして隣でも震えを感じた、この子も起きている
「寝てるな・・」
寝てるか確認してどんどん足音が近づく、必死に抑えているがやっぱり怖くて仕方がない・・・そして男の人は・・・私達の頭を撫でた
((・・・え?))
多分私達は同じ事を思った・・・そして
「美味しかったのか感想を聞きたかったが食べてくれてよかったよ・・・ゆっくり休みな」
((どうして?どうして優しくしてくれるの?))
私達はわからなかった、当の本人は鼻歌を歌いながら皿洗いをしている
「・・・どうして優しくするんですか?」
「ん?起きたか?」
この子は寝たふりをやめて声をかけた、私も目を開けてその人を見た
「・・私は・・・私達は、自分の事ですら何者かわからないのに・・どうして私達を助けるんですか?」
「この子の言う通りです・・どうして優しくするんですか?」
「・・・」
じっとこっちを見ている、私達の真意を見るみたいに
「そんなの簡単だ・・お前たちをあの場で見て見ぬふりをしたら寝覚めが悪くなるからな」
「お!起きたかリュウト」
私達の質問はもう1人の男の人が答えてくれた
「まぁリュウト・・この男の言った通り見捨てると言う選択はなかったなぁ」
「どうして?」
「それが人間ってもんだろ?」
人は平気で人を売る・・私達がそうされそうになった様に
「どうして言い切れるんですか?」
「「ん?」」
「私達は実の親に売られようとして逃げてきました、私達は親以外の人間を知らない・・だからあなた方だって同じ事を考えているはず!私は・・・絶対騙されない!」
だから私は・・この人達を信用できない
(ダッ!)
「え?」
「っ!?」
「あっ!おい!」
今度は私がこの子を連れて逃げ出した・・・宿屋から走って逃げて後ろを確認したがすぐさま追いかけてはこなかった・・・
どのくらい走ったかも分からなかった、初めてくる場所だからがむしゃらに走った
・・・ここはどこだろう?
「ごめんね、勝手な事して・・ごめんなさい」
やらかしたと思う、死ぬ覚悟をしていたのに
「・・ありがとう」
「え?」
「私のためにやってくれたんだよね?」
「っ!」
バレていたのが恥ずかしい・・だけどそれは私も助かりたいからだったから、どうしたらいいか分からなかったから
「私のためにやったのもあるんだよ」
「・・それでもだよ」
「ありがとう、(ぐすん!)ごめんね」
泣いてしまった・・この子は私の頭を撫でてくれた
なんとしてでも私はこの子を守りたい・・幸せにしたいと思った
「やぁぁぁっとみつけたぁぁ!」
「「っ!」」
突然後ろから声が聞こえてた・・見ると全体に黒い服と鋭い眼光・・そして黒い何か?が纏わりついているのが見える
「アタクシとしたことが随分と時間を掛けてしまったよ」
「「っ!?」」
「だがよぉぉ、見つけられただけでいいじゃぁぁないかよおぉ」
そしてまた後ろから現れた女性、真っ赤な髪に肌は白い綺麗人だけど・・この人も突然現れてた
私達は逃げたい気持ちを強く持っているのに怖くて動けない
「これでこいつらを持っていけばアタクシ達は遊び放題ねぇ」
「だなぁぁぁ!楽しみで楽しみで楽しみでしょうがなぁぁいぜぇぇぇ!」
「「っ!」」
(ガキン!)
「っ!なんだぁぁ?」
「これは?」
私達は傷はつかなかったけど、この人達が顕にしているものが強烈で私達は倒れてしまった
「とんでもない力で守られている」
「だがこれで任務完了だぁぁぁぜえぇぇ」
私が覚えているのはここまでだった・・・
「・・・おいたが過ぎた様だなぁ?」
「あれまぁ、ダイチがすごいキレてるねぇ」
「・・・リュウトは?」
「んん〜?・・・当たり前に腹が立ってるに決まってるだろう?しかもこれ、この世界の力じゃない」
「あぁ、闇系かな」
「多分な・・だが気配やら痕跡がなくなっていないなぁ、そこは残念な所だな」
俺とリュウトは2人を追いかけていたら"印の付かれた者"の印が消え遠くに感じた
すぐさま消えたところに行った・・・場所に着いたら血の跡がない・・よかった事に最悪の場合はなかったから
"印の付かれた者"は服の方につけたから少し怖かった・・・よし!じゃあ
「リュウト」
「あぁ、ダイチ」
ピッタリ揃った
「「アイツら全員・・・生まれてきた事を・・・・・コウカイサセテヤル!!」
メイ(子供の頃)視点
目を覚ますと私達は知らない一室にいた、綺麗に装飾されていて高そうな物が多くある
私達はそんな場所で柱に縄で縛られて状態になっていた
「あら、起きたのね」
「おっはぁぁぁ!いぃぃい夢はみたかぁぁい?」
そこには私達を連れ去った2人がいた、さっき見た黒いモヤみたいなのはない、ただ分かるのは目を見ただけでも震えが止まらないのがわかった
(ガチャ)
「おい・・あんまり怯えさせるなよ、大事な商品なんだからなぁ」
「そうよそうよ☆、私達が貰える報酬が減るんだからさ☆」
「おぉぉ!旦那!姉さん!きたかぁぁぁあ!」
「エルランリーダー、ライカ副リーダー、アタクシとした事が仕事が遅れてしまいすいませんでした」
新たに2人が入ってきた、大きな男の人はリーダーとか旦那とか呼ばれている。フードをかぶっていて入ってきただけでこの一室全体が緊張感が増した様な気がした
もう1人は副リーダーとか姉さんと呼ばれている。黄色い髪に2つ結びで肌が黒く、服は派手で爪には色んな装飾をつけている
「気にするな、ましてや俺らの依頼はこの2人を見つけて連れてくることだけだ。イシェルはちゃんとやってくれたから感謝している」
「っ!ありがたき幸せです」
「そうそう☆、そしてアダルは喋り方を変えなさい☆」
「これで育ったんだからよぉぉ!しかたないってぇぇぇ」
「・・まぁ程々になぁ」
色々と話しているけどリーダーが私の方に向き
「お前たちには悪いが俺たちも生活やら娯楽やらがかかっているんでなぁ、もうすぐここの領主とお前たちの父親もここに来られる」
「っ!」
驚きはしたが死を覚悟している身だ・・もう怖い思いをしなくて済むはずだ
「ちなみにだがお前の首についている物・・・分かるか?」
「っ!・・これは?」
「それはね・・自殺防止の首輪なんだぁ☆」
「・・・え?」
「わぁぁるいなぁ!」
「アタクシもこんな事はしたくないがこれを持っている事を言ったら雇い主がこれをつけて来いとね」
・・・絶望が私を覆い出した、そして隣にいた子も起き始めた
「ん?ここは?」
「こっちも起きたか?」
そして私と同じ様に説明をした、隣の子も震えが止まってない
(ガチャン!)
「ようやく見つけたか!?」
「えぇ」
「良くやったぞ下民どもよ」
「えぇ☆」
入って来たのはやはり領主だった、後ろの方からは私達の父親が来た・・・そして
(ドタドタ!、バチン!)
(タッタッタ!、バチン!)
「んっ!」
「ツゥ!」
父2人が私を見た途端走って来て私達を引っ叩いた
「この馬鹿物が!」
「この親不孝者!」
私達を見るなり心配ではなく叩いた、でもそんな事当たり前だなと思う。私達を助けてくれたあの2人が常識から外れているんだ
「やめよ!」
父達はそれを聞いた途端、すぐにペコペコし始めた
そして領主が私達の前に来て、私達を見て
「この首輪があればいいのだな?」
「えぇ・・ですがこの道具の効果が発揮するのは領主様の血を付ける事で発揮します」
「ハハハ!まさかこんな物が実在するとは思わなかった、良くぞやった」
「はっ!」
そして雇われた4人は跪いた、報酬の件を話していると隣の子は
「わ、私達をどうするんですか?」
「ん?」
「「「「!」」」」
「っ!?この!」
「よせ!」
領主と4人の雇われた人は私達を見て、父2人の内隣の子の父が手を上げようとして私の父が止めに入った
そして領主は、私達に
「まず貴様は私の欲求に付き合わせてもらうためだ、勿論暴力関係だ」
領主は私に言い
「そして隣の質問したお前は隣の領主殿の手土産品だ・・まぁあちらの方は私と違う思考の持ち主なのでな」
意味ありげに言ったげど、私達は死ねない中終わりのない地獄を味合わせる様だ
助けてと言っても誰も助けてくれる人はいない・・・もう隣のこの子とも会えない
私は目の前が暗い絶望に変わっていく・・・
「諦めるのか?」
「それでいいのか?」
・・・え!?
「な!?何物だ!・・下民ども!貴様らか?」
「いえ!我々ではありません!」
「どういう事なの☆?ここには私達と領主邸の外壁側に数百の兵しかいないはずだよねぇ☆」
「どうなってんだぁぁぁ?おいおいどうなってんだぁぁい?イシェルちゃぁん?」
「その呼び方やめてくれ・・・アタクシの"空間気配察知"にも引っかからない」
私達も何が起きているのかわからない・・ただこの声は、私達を助けてくれた人達の声だ。・・どうして?
「ダイチ、いくぜぇ」
「あぁ、やったりな」
「っ!ライカ!イシェル!」
「「了解だよ☆(です)」」
扉の方に2人を行かせて、入って来た所を狙うみたいに配置についた
「じゃあ・・・お邪魔〜」
(ピキ!ドカーン!)
・・・誰もが唖然とした、私達も含めてここに居る全員も。だって・・・・・扉じゃなく逆側・・・窓側から壁を破って・・
「リュウト・・・流石にやり過ぎじゃね?」
「まぁいいんじゃね?2人も無事だしさ」
「・・・まぁいいか」
「ね?ハハハ」
笑いながら入って来た・・やっぱりあの2人だ
「何者だ!」
「おっ!ベタなセリフ」
「こら!リュウトやめなさい」
ハミン領主が言った言葉に何か濁す様に話す2人
「えぇい!兵士ども奴らを捕らえよ!」
「あれ?外だけと思ったが中にもいた」
「ん?"神の目"使ってないの?」
「今は使ってない」
この人達は兵が出てきても何も動じなかった、何なんだこの人たちは?
やっぱりカタカナはキレてるのがわかりやすいですねぇぇ
さて技名どうしよう・・・




