各々視点 -ダイトの事で(酔い) 後編-
次はハロンとハルティナです
ハロン視点
お酒が進む、お酒は得意ではなかったけど今はすごい飲みたい気分
自分自身の欠点を克服した事で前に進めた事がすごい嬉しいのか、それか中身が成長したのか
何故かはわからない・・・だけどお兄さんの影響を受けている事だけは分かる
お兄さんの考えは私達がして来た経験を逸脱した考えをしていると思う
支援系の私を前線に出すと言ったことは正直命を落とせと言っているのと同じだがお兄さんの目は期待と信頼の目をしていた
師事を受けた時は神様のお導きを受けたみたいだった・・・お兄さんまで神様の様に見えてしまって・・・ドキドキしてしまった
「もう!お兄さんカッコ良すぎる!(ゴク!ゴク!)」
「わぁ!ビックリした!・・・もうハロンちゃん?そんなに飲んで大丈夫なの?」
「ハァ〜らいじょうぶです」
「・・ダメそうね」
一気に飲んだから頭が回らなくなって来ている、お兄さんはどこにいるんだろう?
酔いながら無意識にお兄さんを探した
ハルティナさんも私が心配だからと一緒にいてくれた、初めて会った時はお嬢様の様に『わたくし』と呼んでいたから貴族の生まれの人だと思っていた
そんな人がいきなり今の話題だったり自分の面白かった出来事とかを話してくれて正直混乱した
馴れ馴れしく話さない様に言葉を選んで話していたが。どうやら舐められない様にする為に変えてそこから呼び方が慣れてしまったらしい、だからハルティナさんも私達と同じ平民だった
その後私は笑ってしまいそれを見てハルティナさんも理解して笑った、セイン君はわかってなかったけど
そこからどんどん意気投合していった、パーティは違かったけどそれでもハルティナさんはいつも通り接してくれて今に至る
ハルティナさんを見ると、彼女は「?どうしたの?」と言ってきた・・だから私は酔いが回りながらハルティナさんに言った
「ハルティナしゃん・・私・・ハルティナしゃんとパーティ組めてよらったです。これからもよろしくお願いしますねぇ〜」
「っ!・・ふふ、こちらこそ宜しくお願いしますね」
もうちゃんと言えたかわからなかったけど、私の気持ちは伝えた
そしてお兄さんを見つけた私達、そこからはもう覚えていない・・・
「にいしゃぁぁん」
ただ言えるのは幸せな事とハルティナさんとパーティ組めて良かった・・お兄さん、あなたは私にとって全てを照らしてくれる太陽の様な人です
あなたをお兄さんと呼べる事、本当の妹の様に接してくれて・・本当にありがとうございます
それから私は二日酔いになって、お兄さんに「酒は控えなさい」と叱られるのであった
ハルティナ視点
更に力をつけれるなんて思わなかった、ここが限界と思っていたから
わたくしの雷は先生のおかげで強くなった
スタンピードで見せた先生の技、"絶望天雷"
圧倒的な魔力に雷から結構距離が離れていたのに集まった冒険者を全て吹き飛ばすほどの衝撃、そしてカッコよかった・・はっ!わたくし何を!・・・こほん!先生のあの姿を見てからわたくしは過去を思い出す
白馬の王子様に憧れた事はある、わたくしの育ての親は良く本を読んでくれた。その内容は王子様が姫を守るのではなく・・王子と姫が一緒に戦う物語
その本の姫になりたいと思い強くなろうとした、姫にはなれないけれどその物語と似た様になりたいと思い冒険者になった。冒険者は反対されてはいたがなんとか説得してわたくしの物語が始まった。この『わたくし』も本の姫が言っていたから真似をして強く見せていた、今ではもう慣れていた
Sランクになるのもとんとん拍子であった、魔法の属性の中で雷は一番上とも言われるほどに強い。だからこそわたくしは若くしてSランクになった
新人の頃から仲良くしてくれたセインさんとハロンちゃんも同じ時期にSランクの仲間入りを果たした
冒険者はライバルよりも強くなければならないとは良く聞くけれどわたくしはそうは思わない、一緒に強くなる方がわたくし自身も経験になるから
友達もできてパーティメンバーもできたけど、王子様には会うことはなかった。その夢もいつの間にかなくなっていた・・・あの日までは
先生を初めて見た時はカッコいいから狙おうかなと場を和ます様に言ってみたけれど、力の一端を見た時に心が熱くなった
それからスタンピードが終わり、わたくしのパーティパーティは解散してしまった
怪我が重症だったが辞める1番の理由が恐怖だった、わたくしは恐れの最中先生の憧れを抱いたおかげで辞める選択肢はなかったがメンバーはどうやら無理だった様だ・・・わたくしはギルドに報告を済ませ解散届けを出した、ギルドマスターはその報告を聞いた時『タイミングバッチリですね』と笑いながら言い私は案内された・・・ギルドマスターの部屋の隣に呼ばれたが、そこにはセインくんとハロンちゃんがいた
「突然声をかけお時間を取ってすいません」
話し始めたギルドマスターにわたくし達は
「私は大丈夫ですよ」
「私もです」
「わたくしも問題ないですよ・・わたくしも今は1人身なので」
「え!?ハルティナさんも!?」
その言葉を聞いてわたくしも頭が回らなかった、どうやら2人もパーティ解散をせざる得ない事が起きてしまった様だ
「お三方にお願いがあります」
「「「お願い?」」」
「えぇ・・・ダイトさんのパーティに入ってもらおうと思っていて」
「「「・・・え!!!???」
多分これまでギルドの歴史上1番声が出たと思う、それだけわたくし達は驚いた
「ま、まぁ本人にも言っていないのですがね」
どうやらセインさんとハロンちゃんとわたくしで憧れだった人のメンバーの一員になるそうだ・・・本人の確認も取らず
そして先生が呼ばてわたくし達先生は薄々気づいていた様な顔をして受け入れてくれた
夜の焚き火での会話もエルフ領でネモフィちゃんの事やレッドデビルサーペントでのアドバイス、わたくしは本当にこの人のパーティに入れて嬉しい
あの時先生が『俺が『1京歳』と言ったら信じるか?』とパムさんに言っていた言葉、本当にそうかはわからないけれどわたくしにとって先生は白馬の王子様です・・そこは変わらないと思う
そしてハロンちゃんは酔いながら先生を探し、見つけた途端突っ込んでいった
今回はわたくしも甘えようと思う・・だって頑張ったんですもの!
そしてわたくしはハロンちゃんと一緒に叱られました
いかがでしたか?、 セインくんは今回書こうか悩んでいましたが セインくんは結構出ているので今回は無しにしました
とりあえずセインくんもまたダイトのことを尊敬していることだけは確実です
さぁさぁ明日明後日は過去編だぁ〜




