もう会う事はない・・・もし会ったら
「俺の娘を泣かせた罪を償ってもらうか?」
「何故私達が償わなければいけない!」
イリスだったか?俺に言ってきたが何を言っているんだコイツ?
「当たり前だろ?親が子を泣かされて黙っているわけがないだろう?」
「に、人間風情が私達を見下すなぁ!」
「そうよ!誇り高いエルフを愚弄するなんて」
コイツらはどれだけ自分達が特別だと思うのか?
「ラグナリア、コイツら事なんだが」
「あぁ、其方に任せるよ。もし生かすのであれば我も断罪をするので安心なされよ」
「抜かりないねぇ、嫌いじゃないぜその言葉」
「お褒めに預かり光栄であるよ」
周りのエルフと目の前にいるアホエルフはあんぐりしていた、ラグナリアを呼び捨てにしてしゃべったことに
「長様、どうして人間と」
「其方らはまだわからぬのか?今この場にいる・・・いや、この国にいるすべてのエルフがあの方・・・いや、ダイト殿と戦っても我らが負ける。それだけ強い方だ、だからこそ友好にしていたほうがいいだろうよ?」
「長様がそれほどまでに言うとは・・・」
「まぁ俺と敵対しなければ何もしないよ」
「それが聞けて我も安心する」
少し困った顔をしていたが俺はそこまでの事はしない、友好になったほうが徳があることが多いいからな
「さてと・・・テメェらには恨みがあってな」
「ふざけるな!何故人間に恨まれなければいけない!?」
「私達がいつアンタに何かしたのよ?」
「・・・」
罵詈雑言が激しいな・・・本当にネモフィの家族か?
イリスも汗をかきながら睨んでる、まぁ今現在"神の目"を発動しているから考えてる事はお見通しだがな
「逃げると言う考えはするなよ」
「っ!」
驚いてやがるな
「教えてやるよ俺が何で恨んでるか」
「「「・・・」」」
「簡単な話だよ、俺の娘を・・・ネモフィを捨てた事だ」
「「「っ!」」」
「ほう?」
ラグナリアは興味を持つ様な顔をし、馬鹿3人は驚きを隠せてない
「おい、どうした?お前らは裏切られたんじゃないのか笑?」
「貴様!」
どうやらコイツら頭が回らない様だな
「なるほどな、其方らは嘘をつきこの地に住んだと言うわけか・・・ハァ、我の目も節穴になったものよなぁ」
「「「ヒィ!」」」
後ろから怒りの感情を感じる、ラグナリアもキレてるな
「ダイト殿・・・すまないが」
「あぁ、わかってる。アンタにも裁く責任がある事をな」
「感謝する」
話を聞いていたラグナリアも俺の隣まで歩いてきた
「貴様らは嘘を吐き、実の娘であり実の妹でもあるこの子を囮にしてここに来た・・・我は貴様らを許す事はない!」
「横からすまないが俺もだ、俺も血の繋がりも種族は違うが子供はいる・・・子は宝だ・・・それを蔑ろにし子を捨てたお前らを許す事はない」
俺とラグナリアの圧力に負けたのか、3人は気絶した
「この者どもを牢にいれよ!」
「はっ!」
そして連れて行かれた、もう会う事はないと信じたいなぁとは思う。ラグナリアが俺に向き
「すまなかったなダイト殿、私の落ち度だ」
「気にするな、俺は心が読めるからわかるだけでアンタは間違ってない。誰だって本質は分からないもんなんだよ」
「そう言ってもらってありがたい限りだよ」
ネモフィ達を見ると、メイ達が集まり励まし合っていた。俺は少し笑ってからラグナリアに話した
「ラグナリア、エルフの秘薬だが俺が何とかするよ」
「・・・我らがやらねばならないのだが、任せて良いのか?」
「あぁ、確かお前の記憶を見たが、水が取れないのは魔物の仕業だったな」
「その通りだ、魔物の事だがダイト殿なら大丈夫だろう。それにしても聞いてもいいか?」
"神の目"は解除していたから何だろうか?
「あのエルフの子は、私の知ってるエルフではないな?」
「・・・あぁその事か、あの子は普通のエルフじゃない。最上位種のエレメンタルルーラーだ」
「っ!やはり!」
「分かってたのか?」
「何となくだがな、初めて見た時から私よりも上の存在と感じたからだ」
なるほどな、ラグナリアはハイエルフ。エレメンタルルーラーよりかは劣るがそれでも伝説クラスだろう
「ダイト殿頼む、我らの神聖なる場所を救ってもらいたい!」
ラグナリアが頭を下げて頼んできた
「エルフの秘薬の為に来たんだ、協力するよ」
「辱い」
「獲物は何だ?」
「・・・レッドデビルサーペント、蛇の部類ではあるがSランクの魔物も餌にする獰猛な魔物だ」
「ほう?、アイツらにとっていい修行になるな」
ラグナリアは驚きながらもどこか頼もしいと思ってくれた様な顔をした
「お前たち集合だぁ!」
「ここにいます、ダイト様」
「メイさん!、もう師匠の隣に!」
「全然目に追えないですね、さすがお兄さんの側近」
「わたくし達も負けてられませんね?先生〜修行お願いします」
「その話を今からするんだ、早く来い」
「あら!早とちりしましたね・・・ほら行きますよネモフィちゃん、キバナちゃん」
「はいハルティナさん、行こうキバナ」
「うん!お姉ちゃん!」
緊張感がないがまぁいいか
「今回の獲物はレッドデビルサーペントらしい」
「「「っ!」」」
「3人はしってるのか?」
「はい、先のスタンピードのフェンリルよりかは弱いですが油断ならない魔物です」
「ダイト殿達はフェンリルを倒したのか!?」
話を聞いてたラグナリアが大きな声を出した、そして他のエルフ達も
「其方達はそれほどの実力を・・・」
「あぁ!いいえ私達じゃなく・・」
「ではなく?」
「師匠が」
「お兄さんが」
「先生が」
「「ご主人様がやっつけました」」
全員が俺の方を向き、そしてラグナリアやこの場にいるエルフ達も俺の方を見ていた
メイは表情には出してないが・・・どこか嬉しそうだった
「まぁ出来損ないのフェンリルだと思うぞアイツ」
「いえ、Sランクの冒険者が束になっても勝てなかったのに師匠は1人で倒してたじゃないですか」
「まぁもしまた現れても大丈夫な様にしとかなきゃな?」
「「「「「はい!」」」」」
「大丈夫ですよ、貴方達ならたかだかフェンリルに遅れはとりません」
メイもこう言っているから大丈夫だ
改めて俺は全員に話した・・・と言っても今回は俺とメイは手を出さない方針で自分達で狩れと言ったくらいのものだ、まぁこいつらなら大丈夫だと信じる
話を終え早速蛇退治だが、俺はネモフィの家族が連れて行かれた牢獄を見た。そして・・・
「次に・・・ネモフィを含め俺の家族に手を出してみろよ・・・タダデシネルトオモウナヨ」
強めの殺気を放ち、威嚇した。ちなみだが同時刻で牢屋の3人のエルフ気絶しながら漏らしたらしい
圧だけで済ませたく無いがこれで許してやるゼェ
まぁまた来るかはわからないがね(ニヤニヤ)
まだまだ第一部は終わらなさそうと思います




