ネモフィ視点 -私は変わった-
強くは出たが、私は家族に会いたくなかった
ご主人様に会い、キバナと一緒に強くなりスタンピードを乗り越えて種族進化した
本当の姉ではないがメイお姉様に会えた、私は変われたと思うが・・・やはりダメかもしれない
「容姿も少し変わったようだが、私は騙されない・・・生きていたかイナス!」
「本当ね・・・ビックリしたわイナス!」
やはり両親だ、見間違いではなく
「其方達は・・・盗賊に狙われて我らに助けを求めた者達か、客人に何様だ?」
どうやら私の考えた通り里を捨てて逃げていった様だ・・・『私を捨てて』・・・
「それは失礼を、ですが・・・どうやら長様は騙されています」
「ほう?」
「私達はその者たちのことを信じられない」
この人達は一体何を?両親が声を上げて
「そこにいる奴隷のエルフは私達の娘だったイナスです!」
「間違いありません!そして長!私達がここにきた理由を!」
「・・・確か『其方らの家族が裏切り里に賊を招いた』と言っていたな?」
長の話を聞いて私は唖然とした
「そうなのです!私達を囮にして逃げようとした最低な妹!・・・いや、もう妹とは思いたくもない存在!裏切り者です」
裏切ったのは姉様達です、それなのに・・・
「イリスの言う通りです、そこの人間達がコイツの仲間なら絶対に危険な者達です長様!」
「私達を裏切りまさかここまで来て不幸をばら撒こうなんて!貴方を産むべきではなかった!」
「私が生きてきた中で最大の汚点は貴方が妹だった事・・・あの時あなたが死んでいればよかったのに」
父様が・・・母様が・・・姉様が・・・こんな事を言うとは思わなかったです、私は今の家族の顔を見れない・・・怖くて
ご主人様やメイお姉様、セインさん達や隣にいる妹のキバナですら。私の事をどう思っているか、どんどん周りが黒くなり怖くなっていました
私は捨てられるかもしれ・・・
「私のお姉ちゃんを・・・悪く言うなぁ!!!」
黒かった周りから大きな声が聞こえた・・・私の隣からでした、キバナが光ってる様に見えた
「な!何だ貴様は!」
「いきなり何!・・・お姉ちゃん?」
「その子は獣人じゃない?貴方まさかまたよからぬ事をしようとしてるのね・・・獣人の女を妹呼びしてるなんてありえないわ」
家族がキバナに睨みつけて言ってきたがキバナは全く屈してはいない、涙目になりながらキバナは叫んだ
「どうしてお姉ちゃんの家族なのにそんなことが言えるの!お姉ちゃんは私のためにいつも守ってくれた!・・・ご主人様と会うまで・・・いや、今までも私を守ってきてくれた私の優しいお姉ちゃんを・・・(グスン!)悪く・・・悪く言うなぁ!!」
泣きながら私の味方をしてくれた自慢の妹・・・私は崩れて泣いてしまった、キバナは私に抱きついて一緒に泣いた
『安心しろ、ネモフィ』
『・・・え?』
ご主人様の声が聞こえる、空耳?
『空耳じゃない。これは俺の能力の一つ"念話"だ。』
『私達にも聞こえます』
『戦闘中でも使えそうですねお兄さん!』
『秘密の事も筒抜けになりそうですね、先生?」
セインさん達の声も聞こえる
『安心しろ、強く思えば話せるがオンオフもできるしいいたくない事は話せない様にしてあるからな』
『それなら・・・でもわたくしは先生に覗かれてもいいかなぁ』
『『そんな事言ってる場合ではないでしょ!』』
いつものようにセインさんとハロンさんが突っ込んでいた
『ふふふ、ネモフィ大丈夫ですよ・・・私は貴方のことを信じています』
『お姉様・・・』
『メイの言う通りだ、ネモフィ・・・お前がそんな事をする子じゃない。俺はお前の過去を見たんだぜ?それなのに俺たちが『どう思っている』だと?なら言ってやるよ・・・お前は俺の自慢の『娘』だ!』
『っ!』
『ダイト様の言う通りですよネモフィ・・・そして貴方は私の自慢の『妹』です』
ご主人様・・・メイお姉様・・・
『大丈夫ですよ、ネモフィさんは私達の『仲間』です』
『そうですよネモフィちゃん!、せっかく仲良くなったのに居なくなるとかなしですからね!』
『ですね・・・ネモフィちゃんとキバナちゃんはわたくし達の仲間であり『家族』です』
セインさんとハロンさんはハルティナさんの家族に『それいいですね』と言いながら私を信じてくれた、私は1人じゃない
私は・・・変われたんだ!!
「・・・父様!母様!、そして姉様!」
「「っ!?」」
「フン!貴方なんか妹ではないです」
睨みそして姉様は拒絶されたましたが、私は!
「私もです!・・・貴方達を家族とは思わない!」
「な!」
「イナス!あなた・・・」
「イナスの癖に生意気なぁ」
「私はもうイナスではないです・・・私は『ネモフィ』!・・・ご主人様の娘にして、この方々の家族です」
私が言った言葉に本当の家族は憎しむ様な顔、そして今の家族達は笑い合った笑顔をしていた
「キバナ・・・」
「お姉ちゃん、私はお姉ちゃんの妹で良かったよ」
「私もですキバナ・・・キバナが妹で良かったです」
そして抱きしめた、嬉しかったから
この子がいなければ私はご主人様やこの方々に会えなかったと思う
『それもあるかもしれない・・・だが、それだけじゃなくお前自身も頑張ったからこそ今がある事も忘れないでくれよ?」
ご主人様も私の頑張りをば肯定してくれた、私は心の声で『はい!』と言った
「ふざけるな!」
姉様・・・いや元姉が声を上げた
「無能の妹が減らず口を・・・」
「そ、そうだ!無能の分際で」
「勝手なことばかり言ってんじゃない、私たちのためだけに生きてきたのにふざける・・・」
「少し待て」
元母が言いかけた言葉に長が横に入った
「其方らはそこのエルフに裏切られたと言ったのに何故其方達の為に生きてきたと言った、それでは裏切られるのも当然ではないのか?」
「何故です長?まさかそのエルフの味方を?」
「そうではないが、このエルフの言葉に嘘をいっている様には見えないのでな、そして其方らの発言は恨まれても当然であろうよ、『子を愛せないのは親の無能、子が無能でも親が愛せば立派な子』・・・我はいつも思っている言葉だ」
「「「っ!?」」」
長は母親だったらしい、だからこそ言える言葉何だと思いました
「あんたが親と子の大切な物を知っていてよかったよ」
「当たり前だ、我もニ児の母であるのだぞ」
ご主人様と長は笑い合った、その光景を見て周りのエルフが驚いていた
「長が笑う所、初めて見た」
「私が生まれた時から笑わない寡黙な方と思っていたのだが」
「其方達も酷い者だ、我だって生きる者だぞ?」
「「も、申し訳ありません!」」
長はまた笑い「冗談だ」と言っていた、ご主人様もまた笑いそして元家族に向き直り歩き出した
「さてと、お前らは俺の自慢の娘を泣かした罪を償ってもらうか?」
私は娘と言われるたびに喜びに満ち溢れた、私はキバナを初め、ご主人様達に会えて良かった
感動してくれたらいいなぁ、言い忘れていましたがストーリーでもある様に長は女性ですからね!
そこは忘れない様にお願いしますよ




