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スキル【ダンジョンショップ】で一獲千金! 〜地獄の沙汰も金次第で元の世界への帰還を目指す〜  作者: 瞬間移動


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第38話 しれっと《防具屋》オープン


さあて、風呂も入ったし夕食も食べたしあとは歯を磨いて寝ますかね。


明日は第4階層の少し進んだところからのスタートだ。

LEDランプの灯りだけで何処まで突破できるかわからないが、うまみのない雑魚のコウモリを相手にしなくていいのは楽だしタイパもいい。

とはいえそろそろ他の魔物も見てみたいもんだ。

あ、俺は戦わないけどね?

え?戦わなくてもいいよね?

ほら《森の守護者》のみんなは仲間だから宿泊費と飲食代タダにしてるしそれだけでも十分俺働いてるよ。


『まー、そうはいかないだろうな。』


うん、何となくそうだと思ったよ。

今後のことも考えると俺も少しでも戦力にならないとまずいかも。

ヤンデレ神と魔王がいるんだもんな。


『現在金貨もある程度確保できていますので【地獄の沙汰も金次第】のスキルを使うことに心配は無いかと思われますが。』

「でもまだまだ増やしたい施設もあるし戦闘でガンガン使うっていうのもね。」

『そうしたら《武器屋》もあることだし何か拵えて来たらどうだ?』


武器かー。

確かにロマンを感じるよな。

俺だって剣とか槍とか振り回してみたい!とは思ったけど重いんだよ…。

持つだけでやっとなものを動く的に当てるなんて無理!


『コウ様は無理をせず後方支援に回るのが得策かと。カイル様方もコウ様に求めている動きは回復や支援であると思われます。』

「だよねー。……ってあ!そうだ!」


良いことを思いついた。


「俺が闘わなくても良いようにカイルさんたちを強くすればいいんだよ!」



❈❈❈


日付が変わったことでMPが500回復

【ダンジョンショップ】各設備維持管理にてMP350消費


【ダンジョンショップ】レベル6

【地獄の沙汰も金次第】レベル4

現在のコウのMP 202(マジックポーション1本飲んだ)

所持金 38万リル


スキル→ダンジョンマップ、人員配置(現在3体)、自由移動、ダンジョンワープ、フォロワーブック、移動ドア1、コーリングベル


《オーナールーム》

快適さ→2(【ダンジョンショップ】レベル7でレベルアップ)

部屋の広さ→2(魔石50個消費でレベルアップ)


《雑貨屋》

品揃え→4(1000MPでレベルアップ)

品質→4(1000MPでレベルアップ)

在庫数→2(150MPでレベルアップ)

店舗の広さ→2(1500MPでレベルアップ)


オプション→等価交換、マテリアライズ


《宿屋》

品揃え→3(1000MPでレベルアップ)

品質→4(1000MPでレベルアップ)

在庫数→3(400MPでレベルアップ)

店舗の広さ→2(2000MPでレベルアップ)


オプション→食堂兼酒場、共同浴場、ランドリー


《衣料店》

品揃え→3(1200MPでレベルアップ)

品質→3(1500MPでレベルアップ)

在庫数→1(100MPでレベルアップ)

店舗の広さ→2(1500MPでレベルアップ)


オプション→布・皮製品への付呪


《武器屋》

品揃え→3(1500MPでレベルアップ)

品質→4(2000MPでレベルアップ)

在庫→2(500MPでレベルアップ)

店舗の広さ→2(1500MPでレベルアップ)


《防具屋》

品揃え→3(1500MPでレベルアップ)

品質→4(2000MPでレベルアップ)

在庫数→1(200MPでレベルアップ)

店舗の広さ→2(1500MPでレベルアップ)


オプション→金属製品への付呪


❈❈❈


水の魔晶聖石 1個


火の魔石 14個


水の魔石 12個


草の魔石 23個


大地の魔石 10個


闇の魔石 8個


光の魔石 9個


火の魔石の欠片 14個


水の魔石の欠片 13個


草の魔石の欠片 7個


光の魔石の欠片 4個


月の魔石の欠片 1個


夜の魔石の欠片 1個


❈❈❈


昨日は夜なべして色々作っちゃったよ!

実はみんなの武器や防具を仕入れたんだよね。

みんな喜んでくれるといいなー。

お金をかけてまで付呪もしたし絶対に良いものになってると思う。


地味に《防具屋》をオープンさせたけどみんなが寝てる時間だったからか店が増えた時のあのボフンとかドカンみたいな音が一切なくて静かだったんだよね。

時間帯的な配慮だろうか?

あとレベルアップ音も俺にしか聞こえないはずなのにいつもよりボリュームが絞られてた。



―――


食堂に行くと俺以外の全員が揃っていた。

流石冒険者は朝早いなー。


「みんな、おはよう!」

「コウ、おはようー!ねー、今日の朝ご飯のだし巻き玉子ってやつとっても美味しかったよー!」


開幕朝ご飯の話をするとはどれだけ気に入ったんだよ、フィアさん。

俺もだし巻き玉子好きですよ。


「おはようございます。コウさん。」


湯呑みを持っているフランソワさんがにっこりと俺に微笑む。

食後の紅茶じゃなくてほうじ茶なんだ。

美味しいよね、俺も好きだよ。


カイルさんとジェイクさんは朝食をお代わりしていたのかまだ食べていた。


「あの、みんなそのままでいいんで聞いてほしいんですけど。」


俺はマジックバッグの中から武器と防具を取り出しテーブルに置いた。


「皆さんの武器や防具を仕入れました。昨日の今日なんで1人1種類しか無いですがどうぞ。」


俺の言葉にみんながざわめいた。


「えー!コウ太っ腹!本当にいいのー?」

「はい。俺は戦闘ではあまり役にたてないのでみんなに頑張って貰おうかなって。」

「いや、キミが居てくれて助かっている。そんなに気を回さなくてもいいんだよ?」


いえいえ、気を回しておけば今後の安寧にも繋がるのでね。

特にカイルさんは死ぬ気で頑張ってください。

じゃないと俺がいつまで経っても現代に帰れません。


「まずはフィアさん、ダガーなんですが闇の魔石で付呪をしてあります。【影打】の追加効果があるので不意打ちの時のダメージが上がります。」


トリッキーなスキルだけど斥候であるフィアさんならきっと使いこなしてくれると思う。


「うわあ!付呪されてる武器ははじめて!ありがとう!コウ!」

「次はフランソワさんにレースの手袋を。」

「まあ!素敵な手袋。」

「右手には【火属性魔法威力アップ】で左手には【敵愾心(ヘイト)ダウン】を付けています。」


魔法を使う職業の人は打たれ弱いから敵愾心(ヘイト)を下げる装備がいいもんね。

フランソワさんは火属性魔法が得意みたいだしそれを伸ばすスキルも追加したよ。


「カイルさんにはこれファルシオンです。」


軽くて片手で扱いやすいそして名前がカッコいいと良いこと尽くめの片刃の剣だ。


「もしかしたら付呪の都合で調整が必要かもしれないので使っていて不具合があったら教えてください。」

「この剣にも付呪がしてあるのか?」

「ええ。【ハイブースト】のスキルを付与してあります。カイルさんが魔力を込めた分攻撃力が上がるようにはなってるんですが、カイルさんの魔力値がわからないのでどこまでの性能か未知数でして。」


カイルさんは剣士だし魔力が低い可能性もある。

でもスヴェンさんみたいに魔法が使えないのに高い例もあるからな。

もし大して威力が上がらないなら別の付呪をするとしよう。


「そしてジェイクさんには大盾を。正直一番自信作です。」

「おお!それは楽しみだな。」


盾使いという敵愾心(ヘイト)を一身に負うタンク役は余りに過酷だ。

しかもパーティーには回復役がいない(まあ何かあったら俺が薬撒くけど)

そんなときにはこれ!


「【リジェネーション】のスキルを付与したタワーシールドです。体力を少しずつ回復して小さなキズなら戦闘中でも塞がっていきます。」

「本当か?そんなスキルが付与されているとは…。」


盾でガードしててもどうしても削りダメージってあるからね。

大ダメージじゃなければ戦闘を継続しておける耐久値を得れるはず。


「コウくん、どれも非常に素晴らしいんだが…。」


カイルさんが気まずそうに言い淀む。

それは何もカイルさんだけではなかった。


「ああ。こんな性能のいい装備品は…。」

「さぞお高いのでしょう?」

「うう…あたしは高くてもこれ欲しいんだけど…。」


ああ、なんだ値段の話か。

まあ付呪したしそれなりにはかかったけど多分この世界で普通に買ったりするよりは全然安くあがってる自信がある。


「さっきも言いましたけどみんなの為に仕入れたので使ってください。お代は結構です。」

「え!いや、しかしこんなに良いものをなんの対価もなく貰うわけには…。」


とか言いながらカイルさんしっかりと柄を握ってるじゃない。

早く使ってみたくてうずうずしてるんだよね、わかります。


「いいんですよ。俺の付呪の実験も兼ねてるんで。使ってみて何か気が付いた事とかがあったら教えて欲しいんです。」

「そうか。それなら何か欲しいものは無いかい?いつも貰ってばかりでは悪いからね。」

「それなら魔石が欲しいですね。あとは珍しい素材とかあったら分けて欲しいです。」

「わかった。約束しよう。取り敢えず手持ちの魔石が少しあるからそれを渡しておくよ。」

「あたしたちの分ももちろん出すからね!」


4人がそれぞれ魔石を取り出す。


ナビさんまたまた集計お願いします。


❈❈❈


風の魔石 40個


大地の魔石 22個


闇の魔石 6個


朝の魔石の欠片 1個


❈❈❈


おお!結構あるね、あるね!

新しく風属性の付与が出来そうだ。

ゲームでも新しい属性とかスキル付与出来る様になると楽しいんだよねー。


「そう言えば魔石って魔物を倒したら得られます?」

「ああそうだな。確実ではないが。」

「特にボスなどの大物は上質な魔石を持つことも多いですね。」


へぇー。やっぱりボスは違うな。


「あれ?そうなると《血吸いのアルラウネ》って魔石を落とさなかったんですかね?」

「確かにあれだけの強さだから落としたとしても不思議ではないが。」


カイルさんは自分のギルドカードを取り出すと俺に見えるように履歴を見せた。


〈《血吸いのアルラウネ》を危険度Bランク相当と認定する〉


うひゃあ!Bランクってマジか!

よく俺たち全滅しなかったな。


「まー絶対ではないからあの時は無かったんじゃない?」

「お金は拾いましたがそれ以外は気がつきませんでしたからね。」

「普通の魔石でもいいなら魔物を狩ればいずれは落とすしいいんじゃないか?」


ジェイクさんの言う通りだ。

それに今の俺は質より量だからね。


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