第34話 さて次はどうしようかな
「わかった。とりあえず一度話をまとめると俺の帰還に必要な条件は3つだな。」
1つ、お金を貯めてスキルのレベルを上げる
2つ、冒険者の安全の為に働きかける
3つ、魔王を討伐する(討伐してもらう)
『はい。そして魔王の討伐には勇者と英雄の力が不可欠です。』
『勇者と英雄になれるやつが出るかわからんけどなー。』
カイルさんとスヴェンさんか。
カイルさんは勇者の器、スヴェンさんは英雄の器か…かっこよくて羨ましいな。
『現在のこのお二人のレベルでは魔王にはとてもでは無いですが太刀打ち出来ないでしょう。』
『とりあえずレベル80は欲しいな。』
この世界最強がレベル70なのに?
いつになったらレベル80になるんだよ…。
俺現代に帰れる頃おじいちゃんになってない?
リアル浦島太郎になっちゃうよ。
『そしてカイル様はユニークスキルが枷となって本来の力が出せる状況にはありません。』
「このままレベル上げても駄目ってこと?」
『並の剣士で終わっちまうだろうなー。』
それは酷い話だ。
ただでさえ〈ボスからは逃げられない〉状態なのに。
「そう言えばアルラウネと戦っているカイルさんに【ハイブースト】を掛けた時謎の声を聞いたんだけど…、」
『最高神様です…。』『創造神様だ…。』
おぅ……俺をこの世界に召喚した張本人ね。
あそこでカイルさんと俺が二人揃って死んだら詰むから助けてくれたんだろうな。
「さしあたって俺は今後も【ダンジョンショップ】で商売して行くってことでいいんだよね?」
『それが望ましいです。』
『今のお前じゃまだまだ力不足だからな。』
『最高神様曰く、〈好きにやっていてくれれば悪い方向にはいかないはず〉だそうですので。』
使命はガッツリ難易度高いのにそこに至るまでの過程がガバガバなんですけど。
「でもさ前は結構勿体ぶった言い方して教えてくれなかったのにそんなに経ってない今急に教えてくれるなんてどういう了見?」
『ユニークスキル保持者に出会うのが早いから早めに教えてあげてーと我が神からの連絡がありました。』
ああ、そうですか。
「まあとりあえず俺は無理しない程度に頑張りますか。」
あー、今日の分のマジックポーション飲まなきゃな。
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日付が変わったことでMPが400回復
【ダンジョンショップ】各設備維持管理にてMP300消費
【ダンジョンショップ】レベル5
【地獄の沙汰も金次第】レベル4
現在のコウのMP 322
所持金 78万6000リル(本日のショップ内収入60万リル)
スキル→ダンジョンマップ、人員配置(現在3体)、自由移動、ダンジョンワープ、フォロワーブック、移動ドア1(迷いの森・湖)
《オーナールーム》
快適さ→2(【ダンジョンショップ】レベル7でレベルアップ)
部屋の広さ→2(魔石50個消費でレベルアップ)
《雑貨屋》
品揃え→4(1000MPでレベルアップ)
品質→4(1000MPでレベルアップ)
在庫数→2(150MPでレベルアップ)
店舗の広さ→2(1500MPでレベルアップ)
オプション→等価交換、マテリアライズ
《宿屋》
品揃え→3(1000MPでレベルアップ)
品質→4(1000MPでレベルアップ)
在庫数→3(400MPでレベルアップ)
店舗の広さ→2(2000MPでレベルアップ)
オプション→食堂兼酒場、共同浴場、ランドリー
《衣料店》
品揃え→3(1200MPでレベルアップ)
品質→3(1500MPでレベルアップ)
在庫数→1(100MPでレベルアップ)
店舗の広さ→2(1500MPでレベルアップ)
オプション→布・皮製品への付呪
《武器屋》
品揃え→3(1500MPでレベルアップ)
品質→4(2000MPでレベルアップ)
在庫→2(500MPでレベルアップ)
店舗の広さ→2(1500MPでレベルアップ)
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水の魔晶聖石 1個
火の魔石 35個
水の魔石 28個
草の魔石 24個
大地の魔石 11個
闇の魔石 9個
光の魔石 10個
火の魔石の欠片 14個
水の魔石の欠片 13個
草の魔石の欠片 7個
光の魔石の欠片 4個
月の魔石の欠片 1個
夜の魔石の欠片 1個
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次の日
《夜の一撃》は早朝昨日やる予定だった調査に出発していった。
夜明けと同時の出発だったらしいので俺は挨拶も出来なかったけどリリーが朝食より早い時間に出るみんなにお弁当を持たせてくれたそうだ。
なんて仕事ができるんだ!
あと昨日のイノシシなんだけど食堂でイノシシジャーキーが追加になったそうだ。
これはバーカウンターで飲むお客さんのつまみにちょうど良さそう。
雑貨屋の方に持って行った毛皮ではイノシシの毛でできたヘアブラシだって。
静電気防止になって髪に艶がでるらしい。
「ほぉ!これも美味いのー!」
今朝はトースト、スクランブルエッグ、サラダ、コーヒーのモーニングセットだ。
甘い物が好きなマリさんの分のトーストは小倉トーストにしてあった。
「あんことやらこの甘さも素晴らしい。」
とか言ってあんこだけお代わりしてらっしゃる。
糖尿病にならないでね。
「マリさん昨日は森のイノシシを殺めてしまってすいません。」
「なんの。世の中弱肉強食じゃから仕方の無いことじゃろう。弔う気持ちがあるのならその命無駄のないようにしてやっとくれ。」
はい、ジャーキーとヘアブラシになりました。
「あと《夜の一撃》と言うパーティーが調査のためにうろついていますが、森を荒らすようなことはしないと思いますので。」
「うむ。調査といってももう前のような魔物もおらんしすぐに居なくなるじゃろうしな。」
コーヒーに砂糖とミルクをドバドバいれてマリさんはゴクリと飲み干した。
「黒い水も美味いのー。」
まったりとした時間が流れる。
そう言えばカイルさん達は今どの辺かな?
ちょっと見てみようかな。
俺は《フォロワーブック》を開いた。




