第26話 魔石の使い道
やっと魔石とその欠片を拾い切れたぞ。
『カウント終了。ステータス画面に表記しました。』
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水の魔晶聖石 1個
水の魔石 96個
草の魔石 24個
光の魔石 10個
水の魔石の欠片 13個
草の魔石の欠片 8個
光の魔石の欠片 5個
闇の魔石の欠片 1個
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沢山あるなー!
さっき貰った一番綺麗なのは魔晶聖石っていうのか、なんか格が違いそう。
これ後で《雑貨屋》にあるアクセサリー入れに種類ごとに入れておこう。
「どうかの?」
「ありがとうございます。では今度は俺がウンディーネさんの喜ぶものを贈れたらと思います。」
「うむ、よきにはからえ。」
―――
まず女性と言ったらやはり甘いもの何じゃ無いだろうか?
ということで食堂にやってきた。
品揃えのレベルを上げたことによりメニューも増えて甘味も提供できるようになったのだ。
「ウンディーネさんは甘い物は好きですか?」
「おお好きじゃぞ!魔力草に溜まった春の朝露など好物じゃ!」
おっと、思ったのと違かったな。
まあ精霊だもんな。
「砂糖とか蜂蜜とかは食べたことあります?」
「砂糖は無いのぅ。蜂蜜なら森の獣たちから少し貰ったことがあるぞ!あれは大変に素晴らしかった!」
蜂蜜を分けてくれる森の獣…。
この森クマが出るのか、気をつけよう。
「じゃあ蜂蜜を使った甘味からご用意しますね。」
俺が厨房に行くと、既にホットケーキが用意されていた。
紅茶もセットになっている。
うーん、素晴らしいね。
「お待たせしました。」
「早いのぅ。はてさて何が出てくるのか楽しみじゃのー!」
ウンディーネさんの前にホットケーキと紅茶のセットを置く。
ホットケーキは分厚いふわふわのやつだ。
「ほほぅ。これはどうやって食べるのじゃ?」
「ナイフとフォークを使って食べてください。蜂蜜はヒッタヒタにかけて食べると幸せを感じますよ。」
「なんと!ではやってみるぞ。」
………。
…。
ぱくっ。
…。
………。
「な、なんたる美味…。手が止まらなくなる…。これが幸せなのか…。」
もぐもぐもぐもぐ…。
口いっぱいに頬張って食べてるところがリスみたいで可愛いな。
「ふぐぅ……これ以上食べては…減ってしまう…!無くなってしまう…!」
「あのおかわりしていいんでそんな悲痛な声出さないでください。」
「おお!そうかの?では遠慮無くいただくとするか!」
「はいはい、今お持ちしますねー。」
思ったより気に入ってくれて良かったよ。
今度フランソワさんやフィアさんにもご馳走してあげよう。
俺は2皿目を厨房から持ってくると空になった皿と交換した。
本当に綺麗に食べてるな。カス1つ無い感じ。
「時にこの食べ物はなんと言うのじゃ?」
「これはホットケーキといいます。飲み物の紅茶もとても合いますよ。」
「うむ!大変気に入ったぞ!ところでこのホットケーキとやらは魔石いくつで食べさせてもらえるのかの?」
あ、考えてなかったな。
魔石の値段なんて知らないし。
でもここは今後のことも考えて。
「あの、今後も魔石をいただけるならウンディーネさんの飲食代は全てタダでいいです。」
「本当かの!?このホットケーキとやら以外もか!」
「はい、もちろん。」
ウンディーネさん大してお金持ってないだろうし、魔石は今後も必要になる可能性が高いからな。
俺も勝手に森の中にお店構えてるからショバ代を払うようなもんだよね。
「そうだ!ウンディーネさんって普段は湖にいるんですよね?」
「うむ、そうじゃ。森の動物たちが水を飲みに来たり人間ではたまに釣り人が来るくらいで静かなところじゃよ。」
「よし、そしたら湖に行きましょう。」
俺はステータス画面からダンジョンマップを起動する。
今の地点は街道沿いの道に近い森だから湖の辺にポチッとワープ。
ポチッ。
「ちょっと外見て来ますね。」
隣の《雑貨屋》に行き扉の前に立つ。
インターフォンのスキルで外を見てみると。
目の前は湖だった。
オッケーオッケー!
そしたら次は、ナビさん今外は魔物とか獣は居ない?
『現在はこの辺りに魔物や獣の類は確認出来ません。』
「じゃあちょっと外出てくるね。」
扉から一歩外に出ると深い森に出た。
ひんやりとした冷たい空気が気持ちいい。
空気が軽い感じがする、やっぱり森だから空気も澄んでるのかな。
湖の真ん中辺りに少し拓けた場所があった。
うん、ここでいいかな。
ステータス画面を開き、【ダンジョンショップ】のオプションから《移動ドア1》を選ぶ。
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移動ドア1を迷いの森奥湖の辺に設置します
よろしいですか?
魔石を50個投入してください
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水の魔石が一番あるからこれを50個入れよう。
ザラザラとステータス画面を受け皿にして見る見る間に魔石が吸い込まれていく。
魔石の投入が終わったのと同時に目の前に扉が出現した。
俺が出す扉の色違いだ。
こっちの扉は水の魔石を入れたからなのか青く縁取られている。
どれせっかくだからこっちから入ってみるか。
「よっと、ただいま。」
「おお、どうじゃった?」
「ウンディーネさんのいる湖の近くに扉を設置したのでいつでもここに遊びに来れますよ。」
「なんと!よくやった!」
よく見ると入口のドアのところに何かプレートみたいなものが増えている。
なんだ、これ?
『現在入口がどこに繋がっているかを示しています。プレートが青になっているときは迷いの森湖の辺に、プレートが黒のときはコウ様が最後に出入りした場所もしくはダンジョンマップから移動した場所からになります。プレートを入れ替えれば応じた場所に出ることができます。』
なるほど扉が今後増えた時は特に気をつけないとな。
「ウンディーネさんしばらくの間は俺はこの森にいるんですが今後出ていくこともあると思うんです。なので念の為ここにサインが欲しいのですが。」
俺は《フォロワーブック》を取り出しウンディーネさんに説明する。
「なるほどのう。主がもし留守にするような事があっても扉もあるし《フォロワーブック》とやらに名前があれば安心じゃな。」
「そうなんです。」
「しかし困ったのぅ。」
「ん?何かありました?」
「妾は精霊故に名前はないんじゃ。」
あー、なるほどそう言うパターンね。




