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スキル【ダンジョンショップ】で一獲千金! 〜地獄の沙汰も金次第で元の世界への帰還を目指す〜  作者: 瞬間移動


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第24話 手の内を晒すなんてな


そう言うとカイルさんは酷く傷付いた顔をした。

え、なにか俺変なこと言った?


「そうか。…すまない。」


何に対しての謝罪なのかわからないけど、どうしたんだろう。

何か言いたそうだけど。


先に俺から話を振っていいかな。


昨日の夜ナビさんやゴルドに相談したら嫌がられたけど。

俺のユニークスキルや異世界転移したことを《森の守護者》のみんなに言おうと思うんだ。

本当は言うつもりは無かったんだけどね。


なんと言おうか、まあ、一緒に死線を越えた仲だからかな。

有り体に言うと俺はこの人達が気に入ったんだよ。



「カイルさん、みんなも聞いてほしいんです。俺のスキルや何処から来たかとか。」



俺は下手くそながらも1から説明した。



この世界とは違うところから来たことを、



神様からユニークスキルを与えられたことを、



ダンジョンの中でなら開けるお店はMPの消費で成長していくことを、



俺のスキル【ダンジョンショップ】はダンジョン以外では発動出来ない為みんなとは一緒に町にいけないことも。



お金さえあれば色々な魔法や奇跡を起こせることを、



あとはそれ以外はなにもわからないことも、



長くなってしまったけどみんなにわかってもらえるように伝えた。





しばらくみんなは黙っていたが、やがてカイルさんが俺の頭に大きな手を乗せた。


「…よく話してくれたな。ありがとう。」

「あー、と。信じてもらえました?俺のこと頭おかしいとか思ってません?」

「嫌だなー!実際コウがなんか凄いことしてるの見てるんだから信じないわけないじゃん!」

「わたしも自分で見たことしか信じないがコウの場合実際それをやっているわけだしな。」

「神が人間にスキルを与えるなんて凄い事ですね。それが異世界からの人間にとは2重に驚きました。」


良かった。

みんな信じてくれたみたいだ。

嘘みたいな話だから信じてくれなくても仕方ないとは思ったけど話してよかったなー。


カイルさんはぐしゃぐしゃと乱暴に俺の頭を撫でたあと何故かデコピンをした。

その上鼻まで摘んできた。


「ぁ痛っ!何すんですか!」

「俺を驚かせた罰だな。」


カイルさんの言葉にジェイクさんとフィアさんがニヤニヤと笑っている。

あーこういうところは似てるな!


「それでコウさんは今後どうするおつもりですか?」

「はい、その事なんですが。」


 俺はステータス画面から《フォロワーブック》を取り出した。


「今何も無いところから本が出たな。」

「もうわたしは驚かんぞ。」

「この本にカイルさん達の名前を書いて欲しいんです。俺のスキルでここに名前を書いた人がダンジョンにいる場合すぐにその場に駆け付ける事ができます。」

「わお!便利!」

「ちなみに現在地と状態もわかっちゃいますよー。」

「ふふふ、じゃあコウさんには私たちの居場所が丸見えね。」


言い方がなんかいやらしいですよ!

ちゃんとプライバシーの保護はしますって!


「じゃあまず俺から書く。」

〈カイル=グレファー 登録〉


「ここに書くんだな?」

〈ジェイク=ドーナー 登録〉


「あたし字が汚いからなー。」

〈フィア=ル=シュレイン 登録〉


「はい、これで全員ですよ。」

〈フランソワ=グリーフォ 登録〉


「はい、大丈夫です!これでいつでも駆け付けられます!」

「良かったじゃんカイルぅー。」


フィアさんがうりうりと言いながら肘でカイルさんを押す、無言のデコピン反撃喰らってたけど。


んんー。

ジェイクさんとフィアさんのファミリーネームが違うなー。

やっぱり訳アリってやつか。

深くはツッコまないでおこう。


「俺カイルさん達が次のダンジョンに入るまでこの迷いの森にいる予定です。」

「そうか、それじゃあ少しの間のお別れだな。」

「はい。」


俺はカイルさんに手を出した。

あ、この世界には握手の文化ってあるのかな?


カイルさんは俺の手をパンと叩いてからぎゅっと掴んだ。

思ったのと違かったけど似たようなのがあったみたい。


「お気をつけて。」

「ああキミもな。」

「あ!町に帰ったらうちの店を宣伝しておいて下さいね!金払いの良さそうな人をお願いします!」

「はは!ちゃっかりしてるな。もちろん、ちょうどいい奴がいるから宣伝しておこう。」



こうして俺はカイルさん達のパーティーと一度別れることになった。



「あ!そうだ!森の入口付近に出口作りますんですぐに森を抜けられますよ!」

「本当にすごいねー、コウは!」


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