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夢幻のアルデモース  作者: KANAR1024
第一章-クレープス・エクリクシ-
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第五話-懐疑の会議-


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クレープス・エクリクシ…五年前に世界を恐怖に陥れて、甚大な被害を与えた事件であり、リヒトの心に刺さったままの(くさび)

「あぁ…それは…少し前のあたしだったら来てなかったかもしれねぇな…」

「うん…あれは私にとっても…辛いことだし、思い出したくもなかったよ…」

「あぁ…でもあたしたちは、ちゃんと今を直視しなきゃいけねぇ。あいつのためにも、な。」

「……」

リンダがレオンをじっと見つめる…

「あぁ?何だよ、リンダ」

「いや…レオンちゃんも変わったなって。」

「そうか?」

「うん、あの頃とは全然…」

「ふぅん…」


そして一行は大きな扉の前に着いた。

「じゃあ…入るよ。」

「ああ」

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扉を開けて中に入ると、

そこには10数名の人々が座っていた。

どうやら、研究職や、教師以外にも、騎士団から来ている者がいるらしい。


三人は、空いている席へと座り、会議が始まるのを待った。

「…おい、リヒト、大丈夫か?顔色が悪いぞ。」

「大丈夫ですよ、師匠。少し昔のことを思い出してしまっていただけです。」

「そう…か、辛かったら言えよ。」

「…はい」


そうして待っていると…豪華な服を着た男が会議室へと入ってきた


「ふむ…全員そろっているようですね、それでは…会議を始めましょう。

リンダ、彼らに資料を」

「はい、学長。」

どうやら、先ほど入ってきた男はこの学院の学長のようだ。


着席している人々へ資料が届けられ、リンダから会議の説明が行われる


「今回は…クレープス・エクリクシと、現状について、会議を行いたいと思っております。」

「具体的に言いますと…クレープス・エクリクシは、近頃、再び起こる可能性がある…ということです。」


会議室内がざわめく…その中、一人の男…騎士団の甲冑を着た男が手を挙げる

「俺は、エスコルタ騎士団の団長、フォート・アグリンドだ、教師殿…その話に根拠はあるのか?」

「えぇ…私たちは、クレープス・エクリクシについて調べていたところ、エクリクシが発生する数ヶ月前から、本来人が寄りつかない場所にクレープスが複数発生している…という記録を多数見つけることができました。また、エクリクシ時には、その記録された地点からクレープスが大量出現した…という記録もあります。」

「そして最近…それと同じ不可解なクレープスの出現が各地で報告されています。」

「そしてもう一つ…ご存知の通り、クレープスというのは普通、人が変異する者であって、そもそも人がいなければ発生しません。」

「そこから私たちが導き出した結論…それは、」

「クレープス・エクリクシは何者かが人為的に引き起こしたものである…ということです。」

会議室に動揺が走る

「私たちは戦わなければいけません…強大な何かと」

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「なる…ほど…」

団長が呟き、暫くの沈黙が訪れる

「それで?あたしらは何をすれば良いんだ?」

レオンの声が静寂を破る

「ここからは私が話しましょう…ご存知の方も多いとは思いますが、一応、私の名前はライル・エンシール、この学院の学長です。以後、お見知り置きを。」

学長が丁寧にお辞儀をする

「さて、それでは本題に戻りましょう。

皆様には、この国の各所にそれぞれ行ってもらい、調査をしてもらいたいのです。」

「もちろん、危険が及ぶ可能性もあるため、辞退してもらっても構いません。」

「辞退をする方は、今、挙手を。」

会議室の中に動きはない。

「誰も…辞退する者はいないようですね、皆様、本当に…ありがとうございます。」

「それでは、調査の配置を決めましょう。」

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「それじゃあ、あたしたちはエスクロ湿原の調査だな」

「わかりました…それでは、レオン様とリヒト様はエスクロ湿原へ、エスコルタ騎士団の皆様は、東のイリューシステラ国境周辺を手分けして調査、そして我々教師は南側を担当ということでよろしいでしょうか。」

「あぁ、我々騎士団に異論はない。」

他にも異論がある者はいないようだ。

「それでは…私たちの国を救うために…全力を尽くしましょう」

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-座標取得、失敗…


暗き、荒廃した土地の中、一人の人間が佇んでいる

「嗚呼…嗚呼、我が子らよ!狂い、蹂躙し、世界を破壊し尽くしなさい!」

狂気の声が空を震わせる

「そして!最後は…私が………あはっ!あはははははっ!あはははははははっ!!!」

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狂気が押し寄せ、激動の時代が始まる

狂気っ…それは悪夢…!

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