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旧・夢幻のアルデモース  作者: KANAR1024
第二章-狂気は夢に沈みゆく虚星なり-
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第四十四話-第二試合-

第一試合が終わり、リヒトの出番が暫くなくなる頃、

「こっち…だっけな。」

レオン達が居る観覧席(かんらんせき)へと向かっていた


「———あ!新人君だ〜!こっちこっち!」

ローレルが遠くから手招きしている


「良くやったな、リヒト。」

座るなりレオンから褒められ、嬉しい


「かっこよかったです……リヒト先輩!」

ナリアにも、褒められる


まだ一試合目なので少し大袈裟な気もするが、嬉しいものは嬉しかった


「ところで、第二試合まで、後どれくらいですか?」

「もう、始まるぞ。」


『それでは!準備が整いましたので、第二試合に参りたいと思います!

第二試合! [辻斬]ガイルド・エルトス VS [粘性]スリル・スライル…………試合……開始です!!』



開始の合図と共にスライルが動き出す


だが、ガイルドは目を瞑り、動かない

しかも、素手である


「ハッ!俺の勝ちだよ馬鹿野郎!」

スライルから大量の()()()()()が噴出される

呑み込まれてしまえば、瞬時に窒息し、意識を失うだろう


「じゃあな。」

スライルが勝ちを宣言する





「愚か、だな。」

ガイルドがそう、言った


粘性の液体が()()される


「あ?」

ガイルドは何も、持っていない


(何だ?今こいつは何を——————否、)


「攻め続ければいずれ倒れるだろ。」


スライルが粘性の液体を体に纏い、再び襲いかかる


その時、ガイルドが素手を構えた気がした




「だから、愚かだと言ったのだ。」

ガイルドの右腕が、粘性の装甲ごと切り落とされ、血が吹き出す




そうして第二試合は、呆気なく終わった





——————


「あのガイルドという男が…僕の次の相手ですか……」

試合が終わり、リヒトが次なる敵の分析を開始する


「あいつ……強いな。」


ガイルドは一見何も持っていない様に見えた。そして、それがもし技巧などで隠しているとしても、剣術の腕は粘性の装甲を斬ったからには、かなり高いとも思える


「随分と手強そうですね………そういえば、次はレオンさんの番じゃないですか?」

「あぁ、そうだ。観覧席から応援していてくれ。」

そう言ってレオンが席を立ち、控え室へと向かおうとする


「師匠。心配はしてませんけど、勝ってくださいね!」


「———あぁ、当たり前だろ。」


——————


『第二試合は少し短い試合になってしまいましたが、気を取り直して!第三試合といきましょう!

第三試合は、[猛虎]レオン・ヘルツ VS 炎嬰のパイロ!

炎嬰のパイロ選手は、前回に引き続きの出場となります!

果たして初参加の[猛虎]レオン・ヘルツ選手はどう立ち向かうのでしょうか!』


一瞬の、静けさ


『それでは、第三試合…開始です——————!』


激熱(げきねつ)の試合が始まる

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