第一話-とある狩人-
「いやっ来ないでっ!!」
とある森の中、女性の声が聞こえる
「zyi…zyizyi!zyizyizyizyizyizyizyi…」
奇妙な鳴き声を奏でながら一人の男が女に近寄っていく
その男の形状は普通の人間に変わりはないが、どこか様子がおかしく、髪色は灰色に染まり、漆黒の瞳がひび割れている。
女が後ずさりをし、男から逃げようとしている
——ザザッ
「きゃっ——!?」
突然、草むらから出てきた二人の様子のおかしい男に驚き、倒れ、地面に伏す
「ひっぁ」
逃げようとしても、もう遅い
男は女の顔に手を伸ばし、女は暗闇に……
木の影を、何かが通り過ぎる
(3体…!速攻で仕留める!)
「——ぇ」
どこからともなく飛び出してきた謎の青年は素早く女を突き飛ばす
青年は、目の前の首をナイフで切り裂き、そのまま流れるようにして後ろにいる男の心臓付近にナイフを突き立てる
「gyi!?」
残る男は一人
だが、男は青年に向かって拳を叩きこ———「遅い。」
青年は懐から二本目のナイフを取り出し男を始末する。
その間僅か3秒——
「大丈夫、ですか?」
「———えぁっ、はい!大丈夫…です、」
青年は突然の出来事に戸惑っていた女に手を差し伸べる。
「ここには最近、クレープスが発生するんです、ですから…ほらここ、木に十字の印がついてるでしょう? ここを辿って行けば、安全な、舗装された道に辿り着けます。」
淡々と説明が為される
「それでは、僕は巡回に戻ります。お気をつけて。」
青年は現在の時間を確認しながら巡回に戻ろうとする
「——あ、あのっ!」
「名前だけでも、教えていただけませんでしょうか!あの…いつか…お礼がしたくて!」
青年が、振り返る
先ほどまではよく見えていなかった白銀の瞳がこちらを向く
不屈の精神を感じさせる銀髪の青年
彼の名は———ニフタ・モンテリヒト
化物を狩る、狩人である。
主人公さん 登場




