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夢幻のアルデモース  作者: KANAR1024
第一章-クレープス・エクリクシ-
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第十五話-鋼の刃-

北門、その付近の戦場に笑い声と、金属同士がぶつかる音が響く

「キャハッ!」

『ギィィン!!』


リヒトのナイフとブレードの()がぶつかり、音を立てる

(尋常じゃなく硬い!)

「ねぇ?なんで?なんで?なんで無駄なことをするのっ?」


リヒトがブレードにナイフを複数投げる

が、全て弾かれる


だが、その背後にイスタールが忍び寄り…


「ねぇ?ねぇ?気づいてるよっ?」

首をぐるりと回したブレードがイスタールの方を見る

「ッ!」


ブレードの()()でイスタールの装備が次々と斬り裂かれてゆく

「ねぇっ!死んでぇっ!!」

「チッ」


すんでのところで、致命傷は免れたものの、すでに装備はボロボロであり、ところどころ血が滲み出ている


(これはまずいな…)


「リヒト君!」

「はいっ!」

イスタールがリヒトに話しかける


「あいつは硬すぎて、俺たちの攻撃は多分効かない…!だが、俺の武器の技巧なら…ダメージを与えられるようになる…と、思う。」


その言葉を聞いたリヒトは…


「なるほど…と、なると、僕が気を引けばいいんですね?」

「ふっ、話が早くて助かるよ…!」


そうして作戦会議を終えたリヒトたちがブレードへと立ち向かう


まずリヒトが、素早くブレードに駆け寄ってゆく

「キャハッ!まだやるのっ?まだ、やるんだねっ!」


リヒトのナイフが再びブレードの拳へとぶつかり、弾き合う

幾度と繰り返されるナイフと拳の応酬の中に、ブレード本体への攻撃を織り交ぜてゆく

金属音がその場になる響き、耳を打つ


「ねぇ、ねぇなんで?意味ないよっ?」


一層速度を増したブレードが、攻撃を続ける

腹部、脚部、頭部へと、攻撃が飛んでくる

刃と化したブレードの四肢がリヒトを襲う

殴られ、蹴られ、攻撃を叩き込まれる


今までは、なんとかナイフで軌道を逸らすことに成功している…が、しかし

「ぐぁっ!」


腹部を掠めた拳が斬り裂き、抉る


「キャハッ!キャハハッ!やっと?やっと当たったねっ?」


傷が、痛む

しかし、リヒトの仕事はまだ終わっていない

リヒトはその加速しきったブレードの腕を怪我を覚悟し掴み取り、


「今…です!」

「了解っ!!」

イスタールへと合図を送る



イスタールの武器、コンジェラールは、敵を凍らせる

厳密に言うと、それが本当の効果というわけではないのだが、とにかく凍らせることが出来る


そして…刃物と化しているブレードの身体は、金属と同等の性質を持っている

すなわち…


「えっ?」


イスタールに凍らされ、脆くなったブレードは…

リヒトのナイフにより、首を斬られていた


-------------------------

「キャハ…キャハハ…ハ…」

笑い声が消える


「よくやったね…リヒト君。」

「えぇ…でもまずは、鏡の破壊を急ぎましょう。」


意識持ちのクレープスを倒しても、いまだに影鏡からはクレープスが出現し続けている


「あぁ、そうだ…!?」



突如、西門の方向から地鳴りが聞こえ、爆発が起こる


「一体何が…」

リヒトが驚き、西門を担当している人々の心配をする

だが、


「いや、リヒト君、きっと大丈夫さ。」

「え?」


リヒトはなぜイスタールがそんなことを言うのかがわからない


「多分、今の音と攻撃は…学長の攻撃だ…」

「…え?」


-------------------------

その時、東門では、大天才、ライル・エンシールがクレープスを蹂躙していた

み、短い…

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