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夢幻のアルデモース  作者: KANAR1024
第一章-クレープス・エクリクシ-
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第九話-雨の中-


-------------------------------------------------------------

暗い、暗い夜の中、村の中に一人の男が佇んでいる

雨が降り注ぐ中、男が何かを呟き…



影が、溢れ出した



-------------------------------------------------------------

「リヒト!大丈夫か?」

激闘を制したリヒトとレオンが合流する

「えぇ…なんとか。」


「そうか…それなら良かった」

「それで…これが発生源か?」

レオンが巨大な影の鏡を見る


「はい…ここからクレープスが出てくるのを見ました。

それと、ここを守っていた意識持ちのクレープス…スカーと名乗っていた男は、これを影鏡(えいきょう)と呼んでいました。」


「なるほどな…リヒト、破壊するから離れろ。」

レオンが刀を取り出し、構える

次の瞬間、一閃が走り、影鏡が真っ二つになり、ボロボロと崩れ落ちる

「よし、これで大丈夫そうだな…あとは大量に残されたクレープスの処理か…」

「リヒト、動けるか?」

「はい…少し体が痛みますが、動けます。」

「よし、それじゃあクレープス処理を急ぐぞ。」

「はい…!」

エクスロ湿原に二人が駆け出してゆく、

(やはり…あの戦いの中で、数が増えてしまったか…)

クレープスの数はざっと見ても六千は超えていた

(だが…あたしとリヒトの二人がかりなら…!)

レオンがクレープスを10体、20体と切り捨てる、

その間に討ち漏らしたクレープスをリヒトが狩る

そうして戦い続け…朝が近づいた頃、

クレープス達は湿原から姿を消していた

「まぁ…これで大丈夫だろう。リヒト、村に戻るぞ」

「…はい……疲れましたね…」

「あぁ…村に帰ったらゆっくり休もうな。」


-------------------------------------------------------------

リヒト達は村へ帰る…

雨はいまだに降り続けている



そして宿に戻ると…誰も、いなかった

「え?」

雨が降っていようが、家の中から人がいなくなることはないだろう

これは異常事態である 

そうしていると、どこからが、すすり泣いている声が聞こえてきた

声が聞こえる方向に行くと、そこには…


クレープスとなった…ソーラがいた

「なんで…」


「おやおや…回収し忘れていたようですねぇ」

ゆったりとした声が後ろから聞こえた瞬間、クレープス(ソーラ)が影に呑まれ、消える


リヒトとレオンは同時に振り返り、声の主を切りつけるが、

影に呑まれ、手応えはない

「抵抗しなければ、貴方達も村の人々と同じところに連れて行ってあげますよ?」

男が笑みを浮かべ、そこに立っていた

二人の足元から影が出てくる


すかさず二人は近くの窓から飛び出し、戦うステージを見晴らしの良い場所へと変える


「はぁ…面倒くさいですねぇ…まぁ、さっさと終わらせましょう。」

影の中に手を入れた男が、そこから刃物を出す

「あぁ、申し遅れました…私、ミラーと申します。」

「覚えていただけなくても結構、どうせ、貴方達は死ぬのですから。」

新たに出現した影に、ミラーと名乗る男は腕を入れる

そして…腕はレオンの後方から出現し、背中を突き刺す

が、刺さった瞬間に反応したレオンは、比較的軽傷のまま、逃れたようだ


「リヒト!あの影の鏡…おそらくあいつが今回の事態の犯人だ!

絶対に逃すな!」

「…はいっ!!!」

二人はそれぞれの武器を構え、ミラーを切り刻まんとする

が、またもやミラーの体の周囲に出現した影鏡に呑み込まれ、防がれる


(技巧は…影の鏡に入った物を転移させる、で良さそうだが…どうしたものか)

攻撃をしようにも、影鏡に呑まれ、無効化されてしまう

さらに…

(リヒトもあたしも、かなり疲れてきている、長期戦は望まないか…なら!)

「リヒト!合わせろ!」

「…はい!」

「ふふふ、何をやっても無駄ですよ」

リヒトとレオンがミラーへと走り、近づいて行く

その距離が近づくに連れて、緊張が走る


先に動いたのはミラー…先ほどの刃物を影鏡に放り込み、レオンの顔の前に…//

「なっ」

『パリンッ!』

その瞬間、ミラーの周辺の影鏡が全て割れ、無防備のミラーが現れる


リヒトはその瞬間を逃さまいと、ナイフでミラーを突き刺すも、

致命傷には至らなかった


「痛いですね…いいでしょう、本気で殺してやりますよ!」

ミラーがリヒトとレオンの頭上に大量の影鏡を出現させる

「刃の雨に…ご注意ください」

「ッく」

影鏡から大量のナイフが降り注ぐ

レオンは辛うじて避け続けるも、リヒトはそうはいかなかった


数秒が経ち、刃の雨が止んだあと、リヒトの体には、四本のナイフが刺さっていた


「リヒト!!大丈夫か!!」


「こっちですよ…」

目の前にナイフを持ったミラーが現れ、レオンの腹を切る

「くっ」

血が流れ出てくる…が、幸い、臓器までは達していないようだ

絶体絶命の二人…だが、増援は来ることはない

「これで終わりです」

「ミラァ!!!」

ナイフが刺さったまま、リヒトがミラーに向けて叫ぶ

「スカーは…死んだぞ」

それは、ミラーとスカーの関係性が分からない今、無意味なことにも思えることだった

しかし、リヒトは、スカーがこの影の鏡の名称を知っていたことから、知り合いでは有ると予測する

だが、それ他の部分は、ただの賭けであり、命懸けであった


だが、その言葉はミラーの気を逸らすのには十分すぎる言葉であった

「貴様ァッ!!!」

「ありがとな…リヒト」

レオンは技巧を発動させる

レオンの技巧は、ヴラヒノ・クログ

その効果とは、一つの行動の短縮である

レオンは//()()()()()()()()//という行動を短縮する

短縮された行動は、意識が感知することは不可能であり、回避不能である


リヒトの方へと意識が向いていたミラーは、防御のための影鏡を全てリヒトへの攻撃へとあてている

故に…

「?!」

ミラーの体のあちこちに切り傷が現れ、血が溢れ出てくる

完全に同時に現れたそれは、ミラーを混乱させる

「いったい何を…?」

ミラーが倒れ、レオンの方を見る

「教えるわけねぇだろ」

「ふ、ふふ」

ミラーが不気味に笑う

「なるほど、この体では無理でしたか…」

ミラーの体が影鏡に覆われていく

「おいてめぇ、何を…」

「教えるわけ、ないじゃないですか」

ミラーが影となる

「待てっ!!!」

「また会いましょう、レオンさん、リヒトさん」

その場から影が消え、最後に声が聞こえる

「次は…絶対に殺します」


その場には、血の跡だけが残されていた

-------------------------------------------------------------

暗い部屋、その中央にある椅子に一人の男が座っている

椅子の周りには、複数の影鏡があり、様々な場所を映している

その中の一枚が割れ、座っている男と同じ人物が影から現れる

「失敗したのですか?」

「えぇ…それと…スカーとドールが…おそらく死にました。」

「あぁ…そうですか…戻れ、私」

影から出てきた男…ミラーが影となり、座っている(ミラー)に吸収される

「失敗…か…」

他の影鏡に目を向けると、ところどころ成功している場所はあるも、その大部分は劣勢である

「どうやら、計画を見直す必要があるな…」

手元に現れた紙に計画の変更点を書き込んでいく

「母よ…私に…できるのでしょうか…」

暗い部屋に一つの呟きが響いた

-------------------------------------------------------------

「くそっ!!」

誰もいない村の中で、後悔の声が響く

村は静まりかえり、何も聞こえない

被害者は250名ほど

リヒトの心には、後悔と、憎悪の炎が渦巻いていた


雨が…止んだ……

文章下手すぎでは?

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