いざ、勇者の村へ
翌朝、俺とハク、メルティはカルデ村に戻ることになった
『私たちはここで待っていますので』
『護衛にフドウ家の隠密部隊が派遣されますので』
「それでもな、心配なんだよ」
「わん」
「ハンゾウ、2人を頼んだぞ」
「わん」
メルティの背に乗って村に帰る なんか嫌な予感がする
「メルティ、少し飛ばしてくれ」
『了解なの』
メルティの口調はころころ変わるが可愛いから気にしない
数十分でカルデ村に着いた、父さんの出迎えわうれしいのだが
「父さん、顔がすごいぞ」
「それがな、姉貴が来たんだよ」
「父さんは余計なことを言ってしまったと」
「泣きたくなるくらい合っているぞ」
「俺が治そうか」
「エリスちゃんにお願いしたい」
「母さんに息子の嫁に手を出そうとしたと言っておこうか」
「ジョーカー様、それだけはご勘弁を」
これが土下座か、勉強になるな
父さんの顔を回復魔法で治した、ついでに腕も 隠しきれてないからね
「父さんのお姉さんは実家か」
「そうだぞ」
「わかった、1度、家に帰ってから実家に行くよ」
「そういうと思って、姉貴はジョーカーの家にいるぞ」
父さんは勝ち誇った顔をしている
「わかったよ」
マジックハウスへ帰った
「ただいま」
帰ると灰色の髪をした女性がソファーを陣取っていた
「父さんのお姉さんですか」
『そうだ、ジュリって言うんだ くれぐれも伯母と呼ぶなよ』
威圧が凄い
「俺に用があると聞いたのですが」
『今、何が使える』
「武器創成魔法とグリッターブレイブと・・・・」
『そうか、なら村へ行くぞ 試練を受けることが出来るぞ』
「試練とは」
『勇者が代々、受ける試練だ 初代の剣を引き抜けるぞ』
「試練の内容は」
『人によって様々な試練へと変わる、初代以降2代目がいない理由でもある』
試練が突破できないから2代目以降がいなかったんだ
「2ヶ月で戻れますか」
『お前次第だ』
「勇者の村へ行きます」
『良い目だ、気に入ったぞ』
「それと聖女について、どう伝わっていますか」
『初代は恨んでいないと言っていたらしいが、村に文献や初代の日記もあるから調べればいい』
「後、クランメンバーに相談しても」
『ついでに鍛えてやるからいいぞ』
村にいる、クランメンバーに召集を掛けた
「勇者の村に行くことになったのと2ヵ月後の予選会に出たい人は一緒に行こう」
『兄さん、行きます』
『強くなれるなら行くわ』
セルフィとシェリーが決まった
『ジョーカー様、私も行きます』
「エリス、お腹の子に負担を掛けるぞ」
『いいえ、初代様の誤解を解くのも私の仕事です』
エリスは頑固なところがあるから、意思は固いようだ
「わかったよ、調べ物は任せる」
『はい』
『私とスノーは残るわ、魔物の間引きが途中だし』
『あたしも残ります、農具のメンテナンスが多いので』
パムさんは村に鍛冶場を作ってもらい、農具や包丁など日常で使う物を作っている
『兄貴、あたしも行きたいけど、村の防衛力が必要っす、だからカーシャを連れて行ってくださいっす』
『ちょっと、ファン』
「カーシャは力の制御をしないといけないし、ジュリ姉さん相手なら大丈夫だろ」
『私は安静にしておくわ、だから早く帰ってきてよね』
「ジャンヌ、心配させるようなことになってごめん」
『帰るときは念話してよね、美味しい料理を作るから』
「ありがとう、愛しているよジャンヌ」
話は終わった、俺、セルフィ、シェリー、カーシャ、エリス、メルティは行くことになった
「あの、ハクさん」
『私は村に残りますね、主様の居場所を護るのも従者の役目ですから、メルちゃん頼みましたよ』
『はい』
『甥、話し合いは終わったか』
「終わりましたよ」
『よし、なら行くか』
行くメンバーとジュリ姉さんは村の外へ
ジュリ姉さんは懐から石を取り出した
『よし、行くぞ』
石に魔力を込めたのはわかったが、眩しい光に包まれた
目を開けると、知らない場所に着いていた
『ようこそ、勇者の村 ヴレイソンへ』




