街に行った組1 吸血姫暴走
時間を遡り、カルデ村を出発したジャンヌ視点へ
『ジャンヌ、お姉ちゃん この馬車すごいね』
『すごいでしょ、もっと速度も出せるけど危ないのよ』
なにかあった時のため、燃費の悪い馬車を使っている、ジャンヌ、セルフィ、ティア、シェリー、カーシャと子供たち5人だ
スノー、パム、ファンは村に残っている、世の中物騒だからとジョーカーの指示だ
1時間程、馬車を走らせて隣街に到着した
馬車を止めて、子供たちを連れて街の中を歩く
『この街にギルドあったよね』
『シェリー、ここのギルドは受付が最悪過ぎておすすめできないわ』
『そうなの』
『前にジョーカーと来たとき、対応が酷かったし最終的にギルドマスターが出てきて対応してくれたわ』
クランメンバー同士仲がいい、仲を深めるためパジャマパーティーをしたりしている あとはジョーカーのことが大好きな人か慕っているか主従かの違いくらいだ
『カーシャ、お姉ちゃんどうしたの?』
『どうもないわよ、心配してくれてありがとう』
カーシャの異変にティアは気づいている
『ジャンヌ、少し防具を見たいから離れる あとカーシャも連れて行くから』
『わかった、何かあったら念話して』
ティアはカーシャを連れて、ジャンヌたちから離れた
『ティア、何を勝手に』
『カーシャ、どうしたの この間、散歩に行ってから変よ』
『ティアには話したことが合ったわね 昔、身寄りのない子供たちを育てていたこと』
『うん、覚えているよ 悲しそうな顔で話していたから』
『子供たちを殺した、聖人の手がかりを掴んだのよ』
『それって何百年前の話なのに』
『カルデ村の教会』
『悪魔崇拝教のことね』
『聖人と繋がっていたのよ、でも当時の人間は生きていないし、子孫を殺しても憎しみの連鎖が生まれるだけで』
『ジョーカーには話したの』
『まだよ、でも彼を巻き込みたくない 彼の性格上巻き込まれに来るけど』
『カーシャ、ジョーカーに話そうよ カーシャもジョーカーのこと好きでしょ』
カーシャはしばらく考え、答えを出した
『わかったわジョーカーに話すことにするわ、彼以上の戦力なんていないもの それに初めて好きになった相手だし、ちゃんと告白もしたい』
カーシャは普段から大人の女性のイメージが強い、でも今は乙女だ
街の中で爆発音と怒声と悲鳴が聞こえる、ジャンヌに念話を
『ジャンヌ、何があったの』
『魔物と悪魔崇拝教が街に襲撃しに来たわ』
悪魔崇拝教は魔物を操るマジックアイテムを所持しており、盗賊紛いに街や村に襲撃を仕掛けることもある厄介な連中だ
『カーシャ、魔物と悪魔教の仕業よ』
カーシャは背中から翼を生やして飛んでいった、とても不味い
ティアはジャンヌに念話を
『ジャンヌ、非常に不味いことになったわ、カーシャが暴走状態になった』
過去に1度、パーティーが全滅しかけた時のことだ、カーシャの背中に翼が生え、魔物を圧倒して倒した、その後、死んだ魔物を必要以上に攻撃を加え続け倒れた あの時と同じことが起きるかもしれない
『ジョーカーを呼んで』
ティアの言う、カーシャの暴走状態はよくわからないけど、とても危険なことだけは分かった
『大変だから助けに来て』
「分かった、すぐに行く」




