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useless  作者: ンジャメナ
第一章 落ちこぼれの下克上
3/9

ユースレスの集会

市とアドレス&携帯番号を交換し、市と職員校舎で別れた後、枠谷からのメールでの呼び出しに第3体育館へ向かった

2035年6月11日(月) 14時50分

枠谷が予告していた時刻になったが、渡と枠谷のほかに3人しかこなかった。

来ると言っていた明智の姿はないが、携帯の時計を見た枠谷が話を始める。


「もうそろそろいいな、いきなり集めてすまんが今やってることを中断して話を聞いてくれ」


普段はムードメーカーで場の空気をすぐ壊すがこういうとき真剣なのが枠谷京輔という男だ

誰とでも仲良くできてなおかつ単純、汚れ仕事も進んでやってくれたりする

ユースレス自体のメンバーの仲が悪くないのもこの男あってこそなのかもしれない

枠谷が話を始めるとき、黒髪の背の低い童顔の女子生徒、御手洗(みたらし) ヒロが枠谷に質問する。


「全員揃ってないけど進めていいの?進めるのはいいとしても他の幹部には誰が伝えるの?」

「来てない人には私から電話で伝えておくさ」


話に割り込むように副リーダーである頭にゴーグルが特徴的なイケメン、塚本(つかもと) 隆二(りゅうじ)が答える。それを聞いたヒロは


「お願いします、隆二先輩」


塚本に対して軽く会釈をする。

塚本が先輩とは言えやはりヒロは礼儀はしっかりしている

ヒロと塚本の話が終わったのを確認した枠谷が話を始める。


「まだ完全に確定したわけじゃないが・・・あるS級の能力者がユースレスを解体せよと教師から依頼されたらしい」


この枠谷の言葉にこの場の空気が凍る。


「杞憂かもしれないが、何か心当たりないか?渡」


枠谷は俺に質問をしてくる。

渡は一応心当たりがあった。


「ないわけではないな、そうだよな?ヒロ」


「・・・あっ」


渡に質問されたヒロは思い出したように声をあげる。


簡単に説明すると2週間前になるが、E級の生徒をA級の生徒がカツアゲしていたの目撃した俺とヒロは明智というユースレスの幹部と3人でA級の生徒を完膚なきまでにリンチした件があったのだ。


その件を渡は枠谷に説明をした。すると枠谷は納得し


「あー・・・多分だがそれだろうな・・・だけど原因はむこうなのになんでS級が動くんだ?」


一つの疑問を浮かべた。

そこへ話を割り込むように塚本が枠谷に話しかける


「恐らくだけどその件は都合いい風にしか言ってないんじゃないかな。3人に集団暴行されたと言っても原因はその恐喝した生徒だからね」


「まあそれはいつもの事だしいいんだが、問題は本当にS級が動いているのか、動いていたとしてS級の奴をどうするかだ」


枠谷が新しいココアシガレットをくわえる。

俺は気になってS級が誰なのかを枠谷に質問する。


「そのS級って誰なのかわかっているのか?」


それを聞かれた枠谷は気まずそうにする。


「うん・・・まあ・・・わかっているんだが・・・なんというかな」


枠谷は明らかに答えたくなさそうな感じで話す。

その反応を見た渡はそのS級が誰なのかわかった気がした。

あまり答えたくなさそうな枠谷を見て、いままで黙っていた茶髪の何故か制服ではなく私服で腕を組んで突っ立ってた男、(たちばな) 達也(たつや)が口を開いた


天川(てんがわ) 真人(まさと)だろう?」


「まあ・・・まだ未確認だけどな・・・」


枠谷は渡を見ながら重々しく答える


天川 真人の名前に俺は覚えがあった。

俺の昔の親友で入学時に俺がE級になったことで俺を見下し、一方的に縁を切った奴の一人だ。

それ以来、俺と関わる事はしてこなかったがまさかこんな形で関わるとは思いもしなかった。


その後、しばらく沈黙が流れ、枠谷が口を開く


「まあ・・・俺からは以上だ」


枠谷が話し終えると塚本が口を開く


「ふむ・・・とりあえず私は来ていないメンバー全員にこの事を伝えておきます。京輔は引き続きその情報が本当か明日までに調べてきてください。ヒロと達也に渡はいつでも戦えるように準備をしといてください。他に用件がないようならば私は帰りますが、どうですか?」


塚本の提案に他の人も特に手を上げたりしなかった。

それを確認した塚本は「では解散」とだけ言って第3体育館を出て行く

俺はそれを確認した後に3人に帰宅を告げ、買い物をしてから家に帰宅する事にした。


この時、渡は知らなかった。自身が尾行されていることを

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