第7章-1
新章突入です!新キャラ・オンブルのイラストを本文末尾に公開しています!
【その頃、帝国城】
帝国兵A
「こんな早く7大団長が再度集結するなんて・・・」
帝国兵B
「ああ・・・」
「この間また新しく征服した北方の地域が関係しているのか?」
ざわめく帝国城内。
突然、ドタン!!と大きな音が鳴り、正門がこじ開けられる。
帝国兵
「来た・・・!」
入ってきたのは、不機嫌そうなギーガー。
ギーガー
「・・・」
黄色い目を光らせながら、ドスンドスンと220センチの巨体を揺らし、
城内の奥の間に向かっていく。
帝国兵C
(ギーガー様だ・・・)
「・・・っ!」
歓喜の声をあげようとした帝国兵だが、その身体中から放たれる”怒気”に言葉を失う。
そのまま奥の間に消えていったギーガー。
ベテランの雰囲気の帝国兵が、言葉を失った様子の兵に話しかける。
帝国兵D
「お前・・・新入りか?」
帝国兵C
「は・・・先月からここで・・・」
帝国兵D
「そうか・・・」
「気をつけろよ」
帝国兵C
「え・・・?」
帝国兵D
「下手なことしたら・・・」
ブルッ
何かを思い出し顔が青ざめていく。
帝国兵C
「・・・!」
何かをその様子から感じ取った。
帝国兵C
「も・・・申し訳ありませんでした・・・」
ーーー
「ギーガー様ぁ」
帝国上の最深部の部屋に入っていくギーガーに、
細身で黒いワンピースを着た女が話しかける。
髪を無造作にくるくるといじりながら、気だるそうな雰囲気を放っていた。
そして足元には、黒い小さな犬が目を光らせている。
ギーガー
「・・・」
イラつく様子のギーガーが小さく舌打ちする。
ギーガー
「ただでさえ虫の居所が悪いってのに」
「お前に会うなんて最悪の気分だ」
「さっさと失せろ根暗女」
気だるそうな女が答える。
「ひどいですよぉ」
「オンブルは傷つきましたぁ」
ギーガー
「知らねーよ」
「そのまま死ね」
奥の部屋に歩いていく。
オンブル
「赫灼城が攻められてるのを教えてあげたのはオンブルなのにぃ」
「感謝が足りないですぅ」
黒い犬
「あん!」
その犬は、サクヤとカイ達の戦いを見ていたあの小さな犬だった。
オンブルはあくびをしながら話す。
オンブル
「もう7大団長様は全員お揃いですよぉ」
「・・・遅れたギーガー様以外は」
余計な一言を発したオンブルにピキッっと怒気が籠るギーガー。
ミシミシと音を立て、帝国城の空気が軋んだ。
オンブル
「そんなに怒らないでくださいよぉ」
「こわーい」
オンブルを無視して奥の間に入るギーガー。
帝国王
「来たか、ギーガー」
◇◇◇◇◇
オンブル
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