第6章-9
アマツがこの里と光の一族の現状を語る。
・光の一族は、100年前に暗黒竜を倒したとされる”光の戦士”が起こしたとされている一族
・しかし、その戦士の末裔が現在里にいない(外界のものに攫われた)
・その末裔のもの以外は、光魔法がほとんど使えない(分家であるアマツだけ微弱に使える程度)
・ここ数年、この光の一族は闇の一族(闇魔法の使い手)から虐げられている。
・本来光魔法は闇魔法に特攻だが、光魔法の使い手がいないため、闇の一族の侵略に抵抗できないでいる。
・闇の一族の拠点は、光の一族がかつて使っていた城。
ヒュウ
(闇魔法だけじゃなく、光魔法もあるのか・・・)
エリス
「ひどい・・・」
アスナ
「・・・」
「あの・・・」
アスナは真剣な表情でアマツに話しかける
アマツ
「はい・・・?」
アスナ
「何か私たちにもお力になれることはないでしょうか?」
「材質集めのためにこちらの里にはどうしてもいさせていただくほかなく・・・」
「せめて何かお力に・・・」
ヒュウ
「・・・」
ヒュウは小さくキセルの煙を吐いた。
カイ
「そうだよ!」
「闇の一族だって、ぶっ倒してやろうか?」
にこっと笑うカイ
アマツ
(この子・・・)
その笑顔をじっと見つめるアマツ
アマツ
「・・・」
「よいのです」
カイ
「え?」
アマツ
「これは里の問題・・・」
「外界の皆さんを巻き込むわけにはいきません」
アスナ
「でも・・・」
アマツ
「よいのです」
アマツの、優しい笑顔。
しかし、その奥の強い瞳に、アスナはそれ以上何も言えなかった。
ーーー
アマツ
「剣の修理であれば、里の者たちに鍛冶屋をしているものが数名いますので、話を聞いてみてください」
「材質のことは私にはよく分からないのですが、昔から刀の製造には力を入れていた里ですので、これも里の者に話を聞いてみるといいかと思います」
アスナ
「ありがとうございます」
アマツ
「・・・お力になれず申し訳ございません」
アマツは目線を下げて小さく言った。
カイ
「ううん。ありがとうアマツさん!」
アマツはそっとカイの顔を見て何かを言いかけたが、
そっと息を飲み込んだ。
アマツ
「・・・」
「この里にはあまり長居されないことをおすすめします」
「ですがせめて、あなた方の道のご無事を祈らせてください」
アマツはそっと目を閉じた。
カイ
「・・・」
ーーー
ヒュウ
「さて、何にせよ情報集めだな」
エリス
「聞き込みってやつですのね!」
「なんだかプロっぽい感じで、私ちょっとワクワクしていますわ!」
アスナ
(聞き込みが何か分かっているのかしら・・・)
カイ
「よし、外界から来たってことも隠せそうもないし・・・」
「開き直ってどうどうと聞き込みだな!」
アスナ
(そしてこっちはこの楽観具合・・・)
「はあ・・・」
アスナは、いつものトホホという表情のまま、小さく息を吐いた。
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