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第5章-14

【サクヤの回想】


麒麟の特徴を持つ特殊民族。

その族長の家の末裔で、当時最年少だったサクヤ(当時7歳)


しかし、帝国7大団長・手に鎌を持ち背中に棺を背負った男に攻め込まれた一族。


族長であるサクヤの父が捕えられる。


「ぐっ・・・」


鎌を持った男

「帝国に下れ」


「我が一族を・・・」

「なめるな・・・」


鎌を持った男

「…仕方ないな」

冷たく言い放つと、他に捕えられている一族の者の首に鎌を添える。


「!?」


鎌を持った男

「お前が断るたびに、一匹ずつ殺していく」

「お前の気が早く変わってくれると、手間が省けてありがたいんだが・・・」


「貴様ら・・・」


鎌を突き付けられた一族の男

「族長・・・」


「!?」


鎌を突き付けられた一族の男

「我らの誇りを・・・」


鎌を持った男が鎌を振るう。

首と血のしぶきが飛んだ。

バシャアアアア!という気色の悪い音が辺りに響く。


隠れてみていたサクヤ

「!!??」

(そ・・・そんな・・・)


鎌を持った男

「・・・もう一度聞くが・・・」

「帝国に下るか?」


「・・・」

「我が一族は・・・」


その後ー

父を含め全員の”動かない抜け殻”が転がっていた。


鎌を持った男

「ふん・・・」

「一言、”帝国の配下に下る”と言えばいいものを・・・」


唯一生き残ったサクヤが

ガクガクと震える。


鎌を持った男

「・・・生き残りか」

「今楽にしてやる」


サクヤ

「ま・・・まってくだされ・・・」


鎌を持った男

「・・・」

「なんだ?」


サクヤ

「帝国の・・・配下に・・・」

「入れてください・・・」

「お・・・お願いします・・・」

土下座するサクヤ


サクヤ

(我が一族は”誇り”のために滅んだ・・・)

(そんなものは・・・理の前には無意味・・・)

(父上も母上も、一族も皆・・・)

(一族の誇り・・・そんなもののために死んでしまうなんて・・・)


回想が空ける。

ーーー


カイ

「おれは理なんか知らねぇよ」


サクヤ

「!?」


カイ

「一族のことはよく分かんねえけど・・・」

「前に守れなかったなら、これから守ればいいだろ!」

カイは、焼ける孤児院でシキを失ったことを回想する


カイ

「諦めて・・・傷つける側に回るのが・・・」

「お前の言う”理”なのかよ・・・?」


サクヤ

「・・・」

視線が一瞬だけ落ちたのがカイには分かった。


しかし、すぐ目を見開いた。


サクヤ

「何を喚こうと、弱きうぬらの幻想だ」

「もうよい、この祭りも・・・」

「貴様らの口を閉じて閉幕としよう」


サクヤのオーラがさらにうなりを上げる

ブオオオオオオ!!と大きな音を立て、その空間が歪む


エリス

(まだこんな魔力が・・・)

ヒュウ

(悪い冗談だぜ・・・)


サクヤ

「・・・」


カイは、静かにその様子を見つめる


アスナ

「カイ・・・!」


カイ

「みんな!」


アスナ・エリス・ヒュウ

「!?」


カイ

「おれが片をつける」

「みんなの力を貸してくれ」

真剣な、しかしどこか落ち着いた表情でカイが言った


アスナ

「カイ・・・!」

「分かった」


エリス

「任せて!カイ!」


ヒュウ

「ふん…でかいこと言いやがって・・・」

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