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第5章-11

新キャラ、”北門のサクヤ”の画像をエピソード末尾に貼っております!

コルウス・サナギを撃破し、北門の前に集結するカイ・アスナ・エリス・ヒュウ。


カイ

「アスナ!エリス!無事か!」


アスナ

「ええ」


エリス

「ばっちりでしたわ!今日はアスナは私の妹ですの!」


ヒュウ

「妹?」


アスナ

「ああ、気にしないで」


カイ

「ハハハ!」

「とにかく元気ってことだな!」


4人の後ろ姿に、薄れていく虹を背景に静かに風が吹く。


カイ

「よし」

「いくぞ・・・!」


◇◇◇◇◇


辿り着いた北門、その入り口を通る4人は、

その先の存在を確実に感じた。


カイ

「この感じは・・・」


カイは、やけに静かな、それでいて肌がぴりつくような気配を感じた。

後ろのアスナも、全身の感覚が”その者の存在”を物語っているのを強く認識できた。


アスナ

(コルウスやサナギ・・・他の超獣軍とは・・・)

(何かが違う・・・)


ヒュウ

「いてらっしゃるみたいだぜ」


エリス

「・・・」

「何でしょう…この感じ…」




そして、北門の中で、ついに対峙する。

優雅な着物を纏った美青年が、静かに座っていた。


カイと同じくらいの年と身長に見える、

小柄で華奢な青年だった。


紺色に金色のラインの羽織った着物と、

その見た目にそぐわぬ”乾き”をまとった瞳が印象的だった。


カイ

(子供・・・?)


サクヤは頬杖をついたまま、静かに話し出した。


サクヤ

「来たか・・・」

「サムライ国の者どもよ」

「サナギとコルウスは敗れたか・・・」


サクヤは静かに口を押えながら話した。


サクヤ

「まあよい、あの二人は未熟だったのじゃろう」

「ちょうど退屈しておったところだ」

「わしがサクヤ。この北門の担当じゃ」

「よろしくの」


アスナ

「・・・」

(これがサクヤ・・・)


超獣軍のトップという肩書にはおおよそ似つかわしくない、静謐なオーラを放つ。


カイ

「なんだよ、おれと変わらない子供じゃん!」

「超獣軍も人が足りないのか?」


エリス

「よろしくお願いします、ですわ」

ぺこりと頭を下げる。


ヒュウ

「気をつけろよ・・・」

「こいつは・・・」


サクヤ

「サムライか・・・」

「我が軍と戦ってきた主らであれば知っておろう」

「我は・・・」

サクヤの身体から黄金のオーラが溢れる。


サクヤ

「”麒麟”の化身・・・!」


エリス「麒麟・・・!」


次の瞬間、サクヤの身体が光に包まれ、金色のオーラの中から、美しい麒麟の姿を見せる


カイ

「な・・・なんだよこれ・・・」


アスナ

「・・・!」

(これは・・・)


エリス

「き・・・綺麗・・・」

エリスは、思わず声が漏れた。


カイ一行は、その超獣軍の将という名前にはあまりにも似合わない”美しさ”に呼吸が止まったようだった。


サクヤ

「さあ」

「始めようぞ・・・!」


サクヤは初めて、”獣の目”で4人に目を向ける。

そしてそっと笑う。

「楽しい”祭”をの・・・!」


◇◇◇◇◇


サクヤ

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

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