第5章-6
サナギ
「いつまでもつかしら?」
「生意気な炎使いさん?」
吹き飛ばされたアスナに笑いながら話すサナギ
アスナ
「ぐっ・・・」
エリス
「アスナ!」
「待ってて!」
思わずアスナを助けようと駆け出そうとするエリス
アスナ
「!?」
「エリス!」
「来ちゃダメ!!」
エリス
「!?」
真剣な剣幕に止まるエリス。
アスナ
(こいつの狙いはエリスを狩ってこちらの勝ち筋を奪うこと・・・)
(焦ってエリスが接近戦をさせられるのは防がないと・・・)
サナギ
「あら、意外と冷静じゃない」
アスナ
「うるさい!」
「なめんじゃないわよ!」
啖呵を切るアスナだが、すでに膝が笑っていた。
サナギ
「ふふ・・・」
「けど・・・いつまでもつかしら?」
アスナ
「ハァ・・・ハァ・・・」
(超回復・・・とんだ能力ね・・・)
(長期戦は不利・・・)
サナギは冷静に思考する。
サナギ
(あの炎使い、意外にやるわね・・・)
(けど・・・)
(遠距離をキープされるなら・・・)
(逆にずっとこの女と密着していれば・・・)
エリスを一瞥する。
サナギ
(風魔法、使えるものなら使ってみなさい)
(あなたの大事なお仲間が巻き添えになるわよ?)
再び、サナギとアスナの打撃がガキンガキンと交錯する。
エリスが何とか攻撃の間合いをうかがうも、サナギが今度はアスナと超近距離をキープするので、攻撃できない
エリス
(まずい・・・アスナの攻撃が効かない)
(でもこの距離だと、私の魔法がアスナに当たってしまうかも・・・)
その間に虫戦士がエリスに迫る。
虫戦士が切りかかる
「ギシャー!」
エリスは何とか躱わす
エリス「っ!」
(隙が作れませんわ・・・!)
ーーー
サナギとと向かいあうアスナ。
アスナが素早い足技をサナギにしかける。
バシュッという音と共に、
アスナがサナギの足を払う。
サナギ
「!?」
バランスを崩すサナギ。
その間に正面から炎の蹴りを入れようとするも、サナギの羽音(カサカサ音)に、
アスナの動きが一瞬動きが硬直する。
アスナ
「!」
そこを蹴りで吹き飛ばすサナギ。
ドコォン!と壁に吹き飛ばされる。
アスナ
「ごふっ!」
エリス
「アスナ!!」
サナギが壁に叩きつけられたアスナの首を掴む
アスナ
「うっ・・・」
エリス
(このままだとただ削られてしまう・・・)
(こうなったらー)
サナギ「終わりよ!」
アスナにサナギが羽の刃を振おうとする
アスナ
(くそっ・・・)
エリス
「アスナ、待ってて!」
アスナ
「え、エリス?」
エリス
(これで乗れば・・・)
ぶおおおっと音を立て、足元に風魔法の”風の塊”を出現させ、それにそっと乗るエリス。
アスナ
「!」
(風に・・・)
サナギ
(体重を支えるように風魔法をコントールしたというの・・・)
(やはりこの風魔法使い・・・)
風に乗るエリス
エリス
(よし、これで・・・)
しかしー
エリス
「え・・・速い!」
「ちょっと・・・きゃああああ!!」
乗った瞬間、エリスを乗せる風の塊が猛スピードで動き出す。
アスナ
「エリス!」
(まずい・・・制御ができてない)
アスナは何とか必死に叫んだ。
「落ち着いて!」
サナギ
(ふん・・・)
(当然、そんな高度な魔法コントロールなんてできるはずがないわ・・・!)
エリス
「きゃあああああああああ!」
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