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第5章-5

虫戦士がエリスに切りかかるが、アスナが鎌を蹴りで止める。


エリス

「アスナ!」


アスナ

「あんたたちは・・・」

「私が止めるわ・・・!」


ガキンガキン!と何回か鎌と蹴りが交錯する。


少し距離をとったアスナが炎を放つ。


アスナ

「ハァ・・・ハァ・・・」

虫で手が震えるアスナに、エリスがそっと手を添えた。


アスナ

「え・・・エリス・・・」


エリス

「アスナ!」

「任せて!」


2人の魔法が合わさる。エリスが風でその炎を爆炎に変える。


【火風術・爆旋烈波!!】


虫戦士

「ギギギ・・・」

虫戦士2体を焼き尽くされた。


アスナ

「ハァ・・・ハァ・・・」


エリス

「やりましたわね!」


アスナ

「・・・」


エリス

「・・・」

「・・・アスナ?」


アスナ

「・・・」

(この感じは・・・)


アスナは、サナギの繭から放たれるオーラに気づく。


次の瞬間ー

繭が一気に光を放つ。

そして、バキキッと音を立て裂ける。


サナギ

「・・・」

中から、サナギが出てくる。

背中に巨大な半透明の羽。

冷たい目に、身体中から放たれる圧倒的なオーラが目を引く。


挿絵(By みてみん)


サナギ

「待たせたわね・・・」

「この状態の私は・・・時間をかけないわ」

「早く終わらせてあげる」


アスナ

(さっきとは・・・)

(だいぶ違うみたいね・・・)


サナギ

「まずは・・・」

「風使い!あんたから殺すわ」


サナギはこれまでにない高速の動きでエリスを狙う。


エリス

「!」

(速い・・・!)


サナギ

「!」

サナギの移動を、ガキィン!と音を立てアスナが横からの蹴りで抑える。

腕で蹴りを受け止めたサナギ。


アスナ

「あら、どちらに行くのかしら?」

「私がそう簡単にあんたを行かせると思う?」


サナギ

「ふん・・・!」


アスナ

(エリスの方には向かわせない・・・!)

(今の私にできることは・・・エリスの”風魔法が活きる距離”を維持すること・・・!)


サナギとアスナの打撃が交差する。


サナギの蹴りとアスナのパンチがガキン!とぶつかる。


サナギ

「ふーん」

「やるじゃない」


アスナ

「はあっ!」

ぶつかったパンチの先から炎を放つアスナ。


サナギ

「!?」

サナギが炎に包まれる。


アスナ

(まともに入った!)


しかしー

サナギは燃え盛る皮膚がみるみる回復していく。


アスナ

「!?」

(超回復・・・!)


その瞬間、ニヤリと笑うサナギ。


そして、アスナの顔に触れる虫。

一瞬、アスナの足が止まる。


アスナ

「ひっ・・・」


サナギ

「隙ありね」


サナギの蹴り。

ドォン!!と音を立てアスナが吹き飛ぶ。


エリス

「アスナ!」


アスナ

「ぐはっ・・・!」


さらに、サナギは術式から虫戦士を召喚する。


サナギ

「あんたは・・・」

「こいつらと遊んでなさい」


エリスに虫戦士(バッタ風、手の鎌で切りつけてくる)をけしかける。


虫戦士

「ギシャー!」


エリス

「きゃっ!」


何とか切りつけてくる虫戦士から逃げるが、攻撃の余裕が作れないエリス。


そして、何とか立ち上がるアスナ


アスナ

(くそ・・・)

(エリス・・・!)

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