第5章-4
サナギ
「もーだるいから・・・」
「早く死んでよね?」
おもむろにつぶやいたサナギは、虫たちを展開していく。
様々な虫たちがアスナ・エリスに襲い掛かる。
・1メートルほどの巨大カブトムシ
・爆発するコガネムシ
・飛んで来るハチ
・地中から襲い来る幼虫たち
アスナは必死に炎で虫を焼く。
アスナ
「いやー!!!」
炎を展開し、迫りくる虫たちを焼いて倒すアスナ。
アスナ
「ハァ・・・ハァ」
アスナが恐怖で身体中から汗が噴き出していた。
サナギが冷静に話す。
サナギ
「あなた、虫が嫌いなのね」
「残念ね」
「恐怖って、戦術的にとても優秀なのよ?」
アスナ
「うるさい!」
ダッと蹴り込みサナギと距離を詰めるアスナ。
蹴りを繰り出す。
ビュッ!とサナギのが顔面に蹴り込むが、
数センチのところで蹴りが当たらない。
アスナ
(くそっ・・・)
(身体が縮こまる・・・)
サナギ
(いい体術・・・だけど・・・)
「甘いわ」
サナギの足元から巨大ナメクジが出現する。
アスナがナメクジの触手に捕まる。
ナメクジ
「ぶおおおおおおお」
アスナ
「くっ・・・」
そして、ぶくぶくっと酸性の体液を出す。
アスナ
「熱っ!!」
サナギ
「このまま溶かしてあげるわ」
エリス
「アスナ!」
アスナの肌が焼ける。
じゅわああっと音を立てて、肌の表面が体液で焼けただれる。
アスナ
「あああっ!!!」
サナギ
「ふふっ」
次の瞬間、風の刃が横に一閃される。
【風術・碧流閃!!】
なめくじも他の虫も真っ二つにされる。
サナギ
「!?」
驚くサナギの視線の先には、鋭い目のエリス。
エリス
(全力の魔法じゃなくても・・・)
(コントールすれば、威力が出せますわ!)
アスナ
(すごい・・・!やっぱりこの子・・・)
サナギ
「やったわね・・・」
(この風魔法・・・ただものじゃない・・・)
(遠距離戦は避けるべきね・・・)
虫が一斉に集まり、サナギを包む。怪しく光る繭が出来上がる。
アスナ
「……何する気?」
繭が鼓動する。
ドクン。
ドクン。
魔力が上がっていく。
エリス
「……嫌な予感がしますわ」
エリスが風魔法を放つも、びくともしない。
サナギ
「こいつらと遊んでなさい」
サナギの繭から、術式が展開される。
バッタのような見た目に鋭い鎌を持った虫戦士2体が召喚される。
虫戦士
「ギシャー!」
続きが気になった方は、ぜひブックマークや下の【☆☆☆☆☆】での評価で応援していただけると励みになります!




