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第5章-3

一方その頃

南門にてー


ズゴォオオオン!!と雷鳴が響く。


バクライ

「ガハハハハ!!」

「おらよ!!」


【雷術・雷火穿らいかせん!!】

バチチチチチチ!!という音と共に、

電光のような瞬速の剣技を放つバクライ。


バクライは眼前の超獣軍の幹部らしき、ヒョウの女とワニの男を一瞬で切り伏せる。

手にした、黒に黄色のラインが入った日本刀がチチチチッと大きな音を立てる。


ワニの男

「ぐあああああ!」


ヒョウの女

「ぐはっ・・・!」

(黒い雷刀:”冥電”にあの体躯、赤髪のサムライ・・・)


さらに周囲の兵も電流を食らい倒れていく。

バリバリバリバリという音があたりに響く。



挿絵(By みてみん)




帝国兵

「ぐわあああああああ!!」


倒れているヒョウの女が口を開く。

「貴様が・・・サムライ国の”悪鬼”・・・」

「なぜ・・・貴様がここに・・・」


バクライは押し寄せる帝国超獣軍を次々に切り倒す。

ヒョウの女の問いかけに気づき、一瞬目を向ける。


バクライ

「あん?」

「わりぃ聞いてなかった!」

「まあいいや!」


ひれ伏すヒョウの女と近くの帝国兵に叫ぶ。


バクライ

「お前ら!さっさとアスランを出しな!」

「早く来ねえと・・・」

「お前の部下で焼肉始めるぞって脅してこい!!」

「ガハハハハ!!」


ハギノ

「バクライ殿!」

「なんて野蛮な・・・」


バクライ

「ガハハ!うるせえな!」

「戦場なんだ、楽しんで行こうぜハゲノ!」


ハギノ

「ハギノですってば!」


◇◇◇◇◇


カイ一行の耳に、ズゴォォンという雷鳴が轟く。


アスナ

(バクライも始めたみたいね・・・)


カイ

「っしゃ、こいつらを倒して後で集合だ!」


エリス

「ラジャー!ですわ!」


アスナ

「うん!また後で、無事に集合しましょ!」


ヒュウ

「・・・」


カイの一言をきっかけに、4人はコルウス・サナギに向かっていく。


◇◇◇◇◇


超獣軍大ボス、サクヤ軍

2大幹部の一人:虫使いサナギ(小柄な女)はアスナ・エリスと対峙する。


挿絵(By みてみん)


サナギ

「結局あんたたちが相手ね・・・」

「はーあ・・・」

気だるそうにするサナギの足元や背後から、羽のついた虫や血を這う虫が現れる。


アスナ

(やっぱり・・・)

(サナギ・・・事前の情報通り・・・こいつは虫使い・・・)


アスナ

「はあ・・・」

(こんなことなら…)

(作戦会議でもっと反対しておくべきだった…)

【回想】


バクライ

「幹部の一人、サナギは虫使い!」


アスナ

(虫使い・・・)


バクライ

「女!」

「炎を使えるお前が適任だ!」


アスナ

「え、私? 」

「そ、そうね…そうよね…」

ーーー

回想が空ける。


エリス

「いきますわよ、アスナ!」


アスナ

「・・・」


エリス

「・・・」

「アスナ・・・?」


アスナ

「・・・」

(虫嫌い虫嫌い虫嫌い虫嫌い虫嫌い)

(虫怖い虫怖い虫怖い虫怖い虫怖い)

震え、身体中が汗ばむアスナ


エリス

「ほらアスナ」

「私に掴まって?」


アスナ

「!?」

「エリス・・・」

控えめにエリスの袖を掴むアスナ


エリス

(任せておいて、アスナ)

(今日は・・・私がお姉ちゃんですわ!!)


挿絵(By みてみん)

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