表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
56/110

第4章-16

アスナ

「うっ・・・」


毒で倒れかけるアスナ。そのアスナを、ガナトスを撃破したカイが抱いて受け止める。


カイ

「アスナ!」

「大丈夫か?」


アスナ

「カイ・・・」

「勝ったのね・・・」

「信じてた」


カイ

「ったりめーだろ!」


アスナ

「ふふっ」

「うっ・・・」

気絶するアスナ。


カイ

「アスナ!」

(まずい、急がないと・・・)


そこに、ヒュウが駆けつける。


ヒュウ

「カイ!ガナトスは?」

「お前が倒したのか?」


カイ

「ヒュウ!」

「ああ」


ヒュウ

(あのガナトスを・・・)

ヒュウは一瞬目を細め、キセルを咥えた。


ヒュウ

「分かった、話は後だ」

「お前は倒れた奴ら連れて撤退しろ」

「おれは2番隊を救出する」


カイ

「分かった!」


カイは毒に倒れたアスナと風魔法の代償で気絶するエリスを回収する

しかし、カイとヒュウの背後から影が映る。


カイ

「!?」


ベルゼド

「へ・・・へへ・・・」


ヒュウ

「!?」

「こいつ生きてやがったか・・・」


ベルゼド

「お前らは・・・絶対に逃がさん・・・」

「全員まとめて・・・」

「道連れだァァ!!」


自爆するベルゼド。

ドォオオオオンという大きな音とともに、爆炎が広がる。


カイ

「くそっ・・・!」

毒に倒れたアスナと風魔法の代償で気絶しているエリスの2人を抱えているカイ。


カイ

(こんなところで・・・)


ヒュウ

「カイ、みっともねー顔すんな」

「おれに任せて走れ」


カイ

「!?」

「ヒュウ!?」


爆発に向け駆け出すヒュウ


ヒュウ

(これ以上、失わせねぇ・・・)


かつて失った仲間を想い、陽菜からもらったお守りを一瞬見たヒュウ。


ヒュウ

(頼むお前ら・・・)

(おれに、こいつらを守れる力を・・・!)


ヒュウ

【水術・蒼壁!!】


ヒュウは水の防壁を展開する。


巨大な水のドーム。 だが爆炎で一瞬で蒸発。

炎は小さくなるも、以前として爆炎がヒュウ・カイたちを飲み込もうとする。


しかし、ヒュウは爆炎を見据える。


静かに氷刀・凍鶴を抜く。

じゅわああっとヒュウの右腕を爆炎が一瞬焼いた。


ヒュウ

「ぐっ・・・」

(今しかねえ・・・!)


【氷術・”奥義” 凍界封絶とうかいふうぜつ!!】


爆発の中心に刀を突き立てる。

一瞬、世界が白く染められた。

次の瞬間、爆炎が“氷の花”のように凍りついた。


静寂。


氷の大輪がバリイイインン!!と崩れる。

ヒュウは片膝をつく。


ヒュウ

「ハァ・・・ハァ・・・」

腕が凍傷するヒュウ。

そして、ヒュウの血が混ざった赤い氷が、あたりに舞った。


挿絵(By みてみん)


カイ

「ヒュウ!!」


ヒュウ

「へっ・・・」

「柄にもなく、はしゃいじまったぜ・・・」

ボロボロになり膝をつく


カイ

「ヒュウ・・・!」

「お前・・・!」

2番隊を助けにいくかどうかでヒュウと喧嘩したことをカイは回想する。


アスナとエリスを守れて安堵し、目に涙がうかぶカイ


カイ

「ありがとう・・・」

「2人を守ってくれて・・・」


ヒュウ

「ふん・・・当たりめぇだろ・・・」

「おれたちは・・・」

「"仲間"、だからな」


自然とカイが手を差し出し、ヒュウは静かにハイタッチした。

「パチン」


その様子を、朝日が静かに照らしていた。

続きが気になった方は、ぜひブックマークや下の【☆☆☆☆☆】での評価で応援していただけると励みになります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ