表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/51

第4章-5

バクライ

「ガハハ、ただの腐れ縁だ!」

「おれたちはこの国の端っこ出身でよ」

「隣あった村でお互い手下連れてて暴れてたんだが」

「ヒュウのやつからおれに宣戦布告してきやがった!」

ーーー

回想:10年前


少年のヒュウがキセルを吹かしながらバクライに喧嘩を売る。

「おめぇがバクライか!」

「タッパはでけえが・・・弱そうだな!」

「どうだ?おれの子分にならねえか?」


少年のバクライ

「ガハハ!」

「おまえ子分の意味分かってんのか!?」

にっと笑ったバクライ。

ーーー

エリス

「どうなったんですの?」


バクライ

「ガハハ!」

「強くもねえくせにイキっててムカついたから…ボコボコにしばいた!」

「ガハハ!しばらくは何度も言い訳しながら挑んできたけどな!」

ーーー

回想


包帯だらけのヒュウ

「2回戦だ」

「この前は、ヤニが切れてた」


バクライ

「何歳だよおめえは!」

ーーー


バクライ

「気づいたら一緒に戦ってよ、いくつもの村の侍たちを束ねるようになってた」 


ーーー

回想:3年前


モブ

「バクライの旦那!」


バクライ

「旦那じゃねえよ!おれはまだ18だ!」

「ガハハ!おっさん扱いしやがって」


ヒュウ

「なんだおまえ、おれとタメかよ」


バクライ

「はぁ!?おめえおれと同い年だったのかよ!」

「てかすでにタバコくせえよ!」

「ガハハ!」

ーーー


バクライ

「帝国が侵略に対抗するため、サムライ国の軍の大将を決めることになってよ」

「おれはガラじゃねえから断ったんだが・・・」

「あのバカが”この国の将はバクライしかいねえ”とか言い出して聞かねえからよ」

頭を軽くバクライが掻いた。


バクライ

「結局、ゴリ押しされて去年から総大将になっちまった!」

「それからは出たくもねえ会議だの会合だのに付き合わされて最悪だぜ!」

「あのクソ疫病神がよ!ガハハ!」


カイ

「それじゃ2人は元は軍人じゃないのか」

「だからバクライとヒュウは帝国と違って」

「そんな野蛮なんだな!」


バクライ

「ガハハ!ちげえねえ!」

「最初から軍人なのはあのうるせえハゲノくらいだ!」


横で聞いていたハギノは一瞬ムッとしたが、聞こえていないふりをした。


アスナ

「野蛮って言われて笑ってるのも変だけど…」


バクライ

「ともかくだ」

「ちゃんと思ったことは喧嘩してもいいから伝えろよ!」

「おれたちは、同じ軍の・・・」

「”家族”なんだからよ」


バクライはニッと笑ってカイを見た。


カイ

(家族・・・)

懐かしい響きに、カイの瞳が揺れた。


バクライ

「じゃあな!」

「夜の出陣、ヘマすんなよ!」


ポンタ

「くぅーん」


ポンタにあとをつけられながら、作戦室を出るバクライ。

すると、外にいたヒュウと目があった。

ヒュウはふっーっとキセルの煙を吐く。


ヒュウ

「・・・」

「疫病神で悪かったな」


バクライ

「疫病神じゃねえよ、おめぇは」

「"クソ'疫病神」


ヒュウ

「うるせえよ」


バクライ

「ガハハ!」

ーーー

バクライとヒュウは並んで拠点内を歩いていた。


バクライ

「ヒュウ」

「お前から見て、あの3人は大丈夫そうか?」


ヒュウ

「あ?」

「知らねー」

「役に立てばいいけどな」


バクライ

「ガハハハ!」

「まあ大丈夫だ!」

「おれの勘は当たるからな!」


ヒュウはふーっとキセルの煙を吐いた。


バクライ

「しかしよお、ヒュウ」


ヒュウ

「あん?」


バクライ

「あいつらはバカでおもしれえな!ガハハ!!」


ヒュウ

「ふん」


バクライ

「昔のお前を見てる気分だ!」


ヒュウ

「!?」


バクライ

「仲間、仲間ってうるさくてよぉ」

「ガハハ!」


ヒュウ「・・・」

ヒュウはキセルを咥えた。


バクライ

「・・・」

「ヒュウよぉ」


ヒュウ

「・・・」


バクライ

「おめぇも頑固なやつだよな」

「まだあいつらのことを・・・」


ヒュウ「・・・」

ヒュウはバクライを睨んだ


ヒュウ

「うるせえ」

「黙ってろ」


バクライ

「ガハハ!!」

続きが気になった方は、ぜひブックマークや下の【☆☆☆☆☆】での評価で応援していただけると励みになります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ