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第1章-9

戦いの決着は・・・?

文末に戦いのイメージ画像を貼っております!

鋭くボルジックとの距離を詰めるアスナ

バチチチチチッ!!


アスナの炎が、

ボルジックの視界を焼き払う。


ボルジック

「ケッ! またそれか!」

「もうネタは割れてんだ!」


苛立ったように、

ボルジックは腕を振る。


炎の目眩しが――

乱暴に、かき消される。


しかし。


その一瞬の間に、

アスナはすでに動いていた。


【火術・炎烈壁!!】


ゴウ、と音を立てて――

炎の壁が、ボルジックを円状に取り囲む。


ボルジック

(……この炎の量……)

(それに……)

(自在に操る、このコントロール……)


ボルジック

(……このガキ……)


次の瞬間。


ボルジック

「!?」


炎の壁の正面――

ただ一か所だけが、ぽっかりと空いている。


そこに、

剣を構えたカイが立っていた。


ボルジック

「……ほう」

「攻撃用に、正面だけ空けたってわけか」

「器用なやつだ!」


カイ

「うおおおおおおおおおおおおおおお!!」


一直線。


迷いのない突進。


ボルジック

「バカが!」

「てめぇができるのはただ直線的な攻撃!」

「しかも、魔法が使えねえのも――」


ボルジック

「もう、分かってんだよ!」


迎撃のため、

その掌に――

灼熱の火球が生まれる。


ボルジック

「今度こそ――」


ボルジック

「死ね! 小僧!!」


ドォン――!!


火球が正面から激突する。


ボルジック

「ハハハハハ!!」

「残念だったな、小娘!!」

「あとはお前を――」


ボルジック

「……!?」


その視界に映ったのは――

信じられない光景だった。


上下に、

真っ二つに切り裂かれた火球。


そして――

その“隙間”を突き抜けるように、

突進してくるカイの姿。


ボルジック

(……横一閃で……)

(火球を……)

(上下に、切り裂いただと……!?)


――その瞬間。


アスナの思考が、

静かに重なる。


アスナ

(正面だけ空いた状況、そこに――)

(“直線的な攻撃をしてくる”)

(“魔法の使えない”カイが立てば――)


アスナ(カイの斬撃を警戒するあんたは、必ず火球で迎撃する)


アスナ

(そして……前の戦いでは――)

(カイの突進する攻撃を、あんたの手下が途中で受けた)


アスナ

(だから――)

(あんたは、知らない)


――カイの足が、地面を蹴る。


アスナ

(カイの――)

(“本当のトップスピード”を!!)


アスナ

(カイの本気の速度で、斬れば――)

(炎は――切れる!!)


カイ

「うおおおおおおおおおおお!!」


ザンッ――――――!!!!!


カイの剣が、ついにボルジックを捉えた。


◇◇◇◇◇


挿絵(By みてみん)

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