第8章-6
今度は、カイが最大限に白銀の刃を大刀化させる。
カイ
「はああああ・・・!!」
まばゆい光が、剣自体を白く染め上げていく。
ギーガー
「へっ・・・」
「今度は威力でごり押しか・・・」
「おもしろい!来い!!」
カイ
「はあっ!!!」
カイはスピードに乗って一気に白銀の刃を振るう。
【無術・琥白閃!!】
ギーガーは、それを真向から竜巌骨で迎え撃つ。
竜巌骨を大きく振りかぶる。
【竜人流・龍骨覇!!】
バキィイイイイイイン!!!
両者の斬撃が激突する。
ギギギギギ・・・!!
と音を立て、白銀の刃と竜巌骨がぶつかり合う。
次の瞬間ー
ギーガーが、斬撃を受け止めた勢いを足で踏ん張ったまま、
にぃっと笑みを浮かべ、竜巌骨を持つ右手に力を込める。
ギーガー
「おらよ」
カイ
「!」
ビュッ!!と音を立てカイが吹き飛ぶ。
ドォオオオン!!と瓦礫に突っ込むカイ。
ギーガーは、竜巌骨を肩に担ぎ小さく笑う。
ギーガー
「まだだ!」
「こんなもんじゃねえだろ!?」
カイは静かに立ち上がる。
カイ
「・・・」
服はボロボロになり、口からは小さく出血するが、
鋭い目でギーガーを見据える。
ギーガー
「そうだ!」
「もっと・・・踊れるだろ!?」
「ハハハハハ!!」
再び斬りかかるギーガー。
カイはその斬撃を受け止める。
バキィイイイイン!とまた大きな音が鳴る。
ギーガーとカイの目が合った。
ギーガー
「へっ・・・!」
カイ
「・・・!」
ーーーー
アスナ
「カイ・・・」
ギーガー軍の敵を倒しつつも、ギーガーとカイの戦いが気になるアスナ。
そこに、エリスが話しかける。
エリス
「アスナ・・・」
アスナ
「あっ・・・」
「エリス・・・」
エリス
「・・・」
「大丈夫・・・!」
アスナ
「え?」
エリス
「カイなら・・・」
「きっと大丈夫ですわ!」
「私たちが信じないでどうするの!」
アスナ
「・・・エリス・・・」
ふっと息を吐いたアスナ。
アスナ
「そうね・・・」
「きっと・・・そうよね・・・!」
エリス
「今は・・・」
「私たちのやることに集中しましょ!」
アスナ
「分かった」
「ありがとう・・・エリス」
アスナは深呼吸し、集中する。
アスナ
(カイ・・・信じてるから・・・)
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