第8章-3
一方3番隊。
そして戦場を進んでいくカイ・アスナ・エリス。
カイ
「おらああ!!」
敵を次々撃破していく。
カイ
(どこだ・・・)
(この感じ・・・近くに・・・)
カイは”宿敵の気配”が強くなっていくのを鮮明に感じていた。
エリス
「カイ・・・」
「すごい気合いですわね・・・」
アスナ
「・・・」
アスナは、”カイがギーガーを一人で相手にする”ということの緊張感を強く感じていた。
突然、カイが止まる。
カイ
「・・・」
アスナ
「カイ?」
エリス
「どうしましたの?」
アスナ
「!」
アスナはカイに浮かぶ鳥肌に気づいた。
ゾクゾクゾクゾクッ!!
3人は、ついに”感じ取る”。
カイ
「!!」
アスナ
「!」
(この感じ・・・)
エリス
「これは・・・」
瓦礫の向こう、この先にいる・・・”あの男”の気配。
そして、220センチの巨体が、その黄色い目が、こちらを向く。
ーーー
ギーガーとカイの目が合った。
ギーガー
「よォ」
「刀折られて泣いてた甘ちゃんじゃねえか」
視線が、カイの手元に落ちる。
ギーガー
「新しい剣か?」
「おれがこの前折ったやつはちゃんと埋めてあげたのかよ?」
カイは、答えない。
記憶に、確かに”剣を折られたあの感触”が蘇る。
カイ
「・・・」
(ついに・・・来た・・・)
わずかに震える手で、
鍛えなおした白銀の刃を握りしめる。
カイ
「アスナ、エリス・・・」
アスナ
「!」
エリス
「はいっ!」
カイ
「周りの敵は任せた」
真剣な表情で話すカイ。
エリス
「ついに・・・やりますのね、カイ・・・」
アスナ
「・・・」
「分かった」
アスナははじっとカイを見た。
アスナ
「約束して」
カイ
「ああ・・・」
「分かってる」
カイはスッと息を吸った。
カイ
「必ず勝つ・・・!」
アスナは、もう何も言えなかった。
カイは手元の白銀の刃に目をやった。
カイ
(怖え・・・)
(でも・・・)
(おれは・・・!!)
ゆっくりと、目を閉じた。
カイ
(落ち着け・・・)
(……集中しろ)
ギーガーは、呼吸を整えたカイを見ている。
ギーガー
「ほう・・・」
(この前とは......)
(様子がちげえな)
次の瞬間。
キッと鋭い目でギーガーを見るカイ。
カイ
「――こい、ギーガー!」
カイの叫びと同時に、
光が、噴き上がった。
ブオオオオオオと音を立て、
全身を光のオーラが包む。
白銀の刃が、
まるで応えるように――
大刀へと姿を変える。
ギーガー
「……フン」
ギーガーの目が獰猛に光った。
ギーガー
「何があったかは知らねえが」
「今日こそ――」
大刀・竜巌骨を、肩に担ぐ。
ギーガー
「息の根を、止めてやるよ」
両雄が・・・今、激突する。
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