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第8章-2

翌日


兵士

「バクライ殿!」

「偵察から報告がきました!」

「7大団長・ギーガーと闇の王子の両軍は明日この赫灼城に到着しそうです!」


バクライ

「ガハハ!」

「来るのがはえーよ!」


アスナ

(笑ってる場合じゃないんじゃないかしら・・・)


ヒュウ

「奴さんたちもそうとうやる気だな」


エリス

「来たのですね・・・」

緊張した面持ちのエリス。


バクライ

「闇の王子は未知数だ」

「こちらも万全の状態でいく!」

「明日はおれの本体と、ヒュウの1番隊で闇の王子側の軍に当たる!」


ヒュウは静かにキセルを咥えた。


バクライ

「2番隊は3番隊の援護だ!」

「3番隊!そして、カイ・アスナ・エリス」

「ギーガーは・・・お前らで抑えろ」


アスナ

「了解」


エリス

「が・・・がんばります!」


アスナ

(作戦を考えないと・・・)

「どうする、カイ?」


カイ

「・・・」


アスナ

「カイ?」


カイは緊張した表情を浮かべていたが、ぐっと息を飲んで伝えた。


カイ

「……ギーガーは、おれがやる」


騒がしい拠点の中で、

カイの声は、不思議なほど静かだった。


アスナ

「!」


周囲の兵隊

「カイ殿!?」

「無茶だ!」

「危険すぎる!」


周囲がざわめく。


アスナ

「カイ……!」

アスナが、思わず名を呼ぶ。

あの、抱きしめた日のことを回想


しかしカイは、強い目で言い放つ。


カイ

「周りの敵は――」

「みんなが抑えてくれ」


一瞬の沈黙。


バクライが、短く言った。


バクライ

「……行かせてやれ」


誰も、もう何も言わなかった。

ーーー


翌日、サムライ国軍ー


バクライ

「よしお前ら!」

「今日は正直、死地になる!」

「相手は間違いなく強え!しかもこっちの準備は万全とは言えない!」


カイ一行は真剣な表情でバクライを見つめる。


バクライ

「だがな!」

「おれたちは・・・散って行った奴らのためにも!」

「そしておれたちの勝利を願ってるいろんな奴らのためにも!」

「・・・今日も!」

「絶対に生きて・・・そして勝て!!!」

「いくぞ!!!」


おおおおおおおお!!!

駆けていくサムライ国軍。


カイは真剣な表情で駆けていく。

それをアスナが見ている。


アスナ

(カイ・・・!)



対する帝国軍


ギーガー

「ハハハ!」

「この前はお預けくらったからな!」

「今日こそあの軍の奴らを・・・」

「殺す・・・!!」


一方ー


闇の王子

「・・・」

朱い目と、真っ黒いオーラ。

そして萎れた白い髪が風に揺れている。


ーーー

バクライ・ヒュウたちは闇の王子軍の兵士たちを圧倒していく。


バクライ

「オラオラぁ!!」


ヒュウ

(兵士のレベルはそこまででもねえ・・・)

(あとは・・・闇の王子がどんな奴かだな・・・)

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