第7章-21
ゼノン
「貴様らは・・・」
「ここで灰になるのだ!!」
「ハハハハハ!!」
ふらつきながら、エリスが何とか両膝をついて起きる。
エリス
「カイ・・・」
心配そうに、叩きつけられたカイに声をかけた。
エリス
「カイ・・・」
「ここは引かないと・・・!」
ヒュウも片膝と刀を地面につき、何とか立ち上がる。
ヒュウ
「ああ・・・そうするかねえな・・・」
「ひとまず刀は直ったんだしー」
カイ
「・・・」
「・・・嫌だ!!」
アスナ・エリス・ヒュウ
「!?」
カイ
「おれは・・・」
「絶対に逃げない!!」
ゆっくりと立ち上がりながらカイが叫んだ。
アスナ
「カイ・・・?」
カイ
「もう・・・何も奪わせねえ・・・!」
過去を回想するカイ。
カイ
「エリスの村も・・・」
「団長も・・・
「ハギノさんも・・・」
そして、ギーガーに剣を折られたことを回想する。
カイ
「それに・・・」
「シキだって・・・」
アスナ
「・・・」
(カイ・・・)
カイ
「いつも・・・いつも・・・」
「おれは・・・守れねえ・・・!」
「もう・・・失わせねえ・・・!」
「奪わせねえ!!」
キッと強い目でゼノンを見据えるカイ
「おれは絶対に・・・」
「こいつをぶっ倒して!!」
「この一族を守ってやる!!
白銀の刃がさらなる大きなオーラをまとう。
ゴォオオオオオオオ!!とオーラが音を立てる。
アスナ
(こ・・・これは・・・)
カイ
「おれは・・・」
「父さんと母さんが守りたかったこの里を!!」
「絶対に奪わせねえ!!!」
「ゼノン!!お前は、絶対におれが倒す!!」
ゼノン
「何を・・・」
「懲りんやつめ!」
「焼き尽くしてくれるわ!!」
ーーー
カイ
「おらああああああああ!!」
切りかかるカイ。
黒竜の焔ががカイの斬撃とぶつかる
ギギギギギギ!!と音を立てるが、カイが少し押される
カイ
(くそ・・・)
アスナ
「カイ!」
その時、光の一族・アマツが一族に声をかける。
アマツ
「皆のもの!」
「たとえ光属性が使えなくとも・・・」
「想いを・・・あの者に託すことはできるはずです・・・!」
「あの少年・・・カイに皆の想いを!!」
「我らの”光を継ぐ者に”!!」
アマツはカイの”お願い”を回想する
ーーー
カイ
「おれの剣に・・・光の一族の想いを集めてくれ」
アマツ
「想い・・・?」
カイ
「この剣は・・・想いを強さに変える。父さんの記憶が教えてくれた」
「みんなの闇を払いたいという想いを・・・」
「頼む!」
ーーー
カイに集まっていく光の一族の想い。
それを見ていたスバルが息を飲む。
スバル
(巫女様の息子・・・)
(まさか・・・
(あいつが・・・カイが・・・)
(”光を継ぐ者”・・・!)
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