第7章-20
ゼノン
「面白い・・・」
「まさか、我とここまで戦えるものが外界からやってくるとはな!」
「だが・・・光の一族でも・・・」
「この闇には敵うまい!」
ゼノンは、ゆっくり立ち上がる。
そして手に真っ黒な魔法を掲げる。
カイ
「!」
ゼノン
「ハァ・・・ハァ・・・」
「ハハ・・・ハハハ!!」
カイ
「!」
(こいつ・・・)
ゼノン
「さあ・・・出でよ!」
「”暗黒竜の焔”よ!!」
カイ
「!」
ゼノンに、黒い闇の炎のようなものがまとわりついていく。
そして、その黒い炎が巨大な10メートルほどの竜の形を模していく。
そして、その竜が激しく咆哮する。
「グオオオオオオオオオオ!!
エリス
「な・・・なんですのこれ・・・」
ヒュウ
「本物のバケモンか・・・」
アスナ
「カイ・・・!」
ゼノン
「ハハハ!」
「闇の一族に伝わる禁忌の魔法だ!」
「闇の術式で強化した私の魔力を餌に・・・」
「燃え上がれ!!」
ゼノンが力を込める。
それに呼応して、黒い竜の炎がさらに咆哮する。
「グオオオオオオオオオ!!」
ゼノン
「その光、この闇の力で食いつくしてくれよう!!」
カイはキッとその闇の竜を見据えた。
ーーー
「グオオオオオオオオ!!」
闇の竜がカイに襲い掛かる。
アスナ
「カイ!」
カイは地に伏したアスナ、エリス、ヒュウを見た。
カイ
「みんな、安心しろ・・・」
「おれが・・・」
「終わらせる!!」
駆け出すカイ。
カイ
「うらあああああ!!」
カイの光輝く白銀の刃が、闇の竜を切り裂く。
しかし、半分まで切り裂いたところで、
炎がカイを弾き飛ばす。
カイ
「ぐあっ!」
壁に叩きつけられるカイ。
アスナ
「カイ!」
カイ
「まだだ・・・!」
「おらぁ!」
再び斬りかかる。
ゼノン
「無駄だ小僧!」
「この炎には、貴様の光魔法の剣でさえも・・・」
「無力だ!!」
カイと、光る白銀の刃を暗黒竜の炎が飲み込む。
カイ
「うぐ・・・・」
「ぐあああああ!!」
飲み込んだ炎が、再びカイを吹き飛ばす。
ドゴオオオン!!と大きな音を立ててカイが叩きつけられる。
ヒュウ
「おいカイ!
エリス
「カイ・・・!」
カイ
「ぐはっ・・・)
(くそ・・・!)
(・・・大きすぎる・・・!)
あたりを黒い炎が焼き尽くしていく。
城そのものが暗黒竜の炎に飲み込まれていく。
アスナ
(まずい・・・このままじゃ・・・)
グオオオオオオ!!と再び暗黒竜の焔が吠える。
ゼノン
「ハァ・・・ハァ・・・」
「ハハ・・・ハハハ!!」
荒く息をしながらゼノンが笑う。
続きが気になった方は、ぜひブックマークや下の【☆☆☆☆☆】での評価で応援していただけると励みになります!




