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第7章-18

カイ

「・・・」

集中した表情のカイ。


カイ

「うらあああ!!」

スピードに乗って、全ての魔法を真っ二つにする。


ドオオオオオオン!!

カイの背後で全ての魔法が爆発する。


ゼノン

「!」

(このガキ・・・)


カイ

「どうした?」

「こんなもんかよ?」

カイは、小さく自信のある表情で口を開いた。


ゼノン

(あの剣・・・これだけの闇魔法の腐食が効かない・・・)

(そしてあの剣のオーラ・・・)

(これは・・・)


ゼノンは目を見開いた。


ゼノン

「光魔法・・・」

「なぜ・・・」

「おれが・・・あの光の巫女を殺して光魔法は潰えたはず・・・」


カイ

「!」

「おまえが・・・」

「母さんを・・・!」

キッとゼノンを睨むカイ。


アスナ

(光魔法・・・?)

(魔法を使ったようには見えなかった・・・)


ヒュウ

(あの・・・カイが剣に纏わせる”オーラ”・・・)

(あれが光魔法なのか・・・!?)

ヒュウは、サクヤを倒す時など、過去にオーラを剣とまとわせていたカイの戦いを回想する。


ゼノン

(まさか・・・こいつ・・・)

(あの巫女の子供・・・!)


ゼノンは、不敵に笑った。


ゼノン

「ハハハ・・・!」

「面白い・・・!」

「まさかこんなガキが私とやり合うとはな・・・!」


ブオオッと音を立て、闇のオーラがゼノンを包んでいく。


ゼノン

「光魔法の力・・・」

「私がここで、今度こそ潰えさせてやろう!!」


ーーー


カイ

「母さんを・・・」

「殺した・・・」

「お前が・・・」


ゼノン

「ふん、どこで知ったか知らんが・・・」

「光の巫女・・・あの女は私が消してやったのだ!」

「ハハハ!」


カイがギリッと歯ぎしりをした。


エリス

「カイの・・・お母様・・・?」


アスナ

(カイが光の巫女の子供ということ・・・?)

(どういうこと・・・?)


スバル

「光の巫女様の息子・・・?」

「そんなことがあるわけ・・・」


カイ

「お前は・・・」

「おれが倒す・・・!」


ゼノン

「なんだ、かたき討ちか?」

「素晴らしい親子の絆といったところか?」

「ハハハ!」

高笑いをするゼノン。


アスナ

(こいつ・・・)

醜悪な笑いに、アスナは眉間に力が入った。


カイ

「・・・」

「おれは・・・」

カイが静かに口を開いた。


ゼノン

「?」


カイ

「おれは・・・」

「この里を守る」


ゼノン

「!」


スバル

「何・・・」


カイ

「お前を倒しても・・・母さんは帰ってこない」

「けど・・・」

「お前を倒せば・・・母さんが守りたかったものを守れる・・・」

「この里を!」


ゴオオオッと音を立て、白銀の刃が光を帯びる。


カイ

「おれが・・・」

「終わらせてやる!!!」


キッと力のこもった瞳でゼノンを睨むカイ。


ゼノン

「ふん・・・」

「貴様にできるならな!」


ゼノンは、手の術式から三叉槍を出現させる。

そして、カイに攻撃を仕掛ける。


カイが白銀の刃で、その攻撃を受ける。

ガキィイイイン!!と音を立て、両者の武器がぶつかる。


エリス

「カイ!」


アスナ

(速い・・・)


ヒュウ

(体術もいけるか・・・)


ゼノンの連続攻撃を受け続けるカイ。

ガキィン!ガキィン!と音を立て、後退しながら攻撃を何とか捌く。


ゼノン

「終わりだ!」

ゼノンが力を込めて、槍を振るう。


カイが吹き飛ばされる。

ドォン!!と音を立て、城の床にカイが叩きつけられる。


カイ

「ぐっ!」


アスナ

「カイ!」


ヒュウ

「くそ・・・」

立ち上がろうとするも、膝が笑うヒュウ。

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