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第7章-17

カイ

「な・・・なんだよこれ・・・」

倒れる仲間たちを目にする


カイ

「お前・・・!」

「何を・・・」


ゼノン

「見て分からないか?」

にッと笑うゼノン


ゼノン

「殺そうとしただけだが?」


カイ

「てめぇ・・・!」


ゼノン

「残念ながらまだ生きているがな!」

「ハハハハ!」


アスナ

「・・・カイ・・・」


カイは新しくなった白銀の刃に気持ちを通わせる。


カイ

(頼む・・・)

(おれと一緒に・・・こいつらを守ってくれ!!)

白銀の刃はカイの気持ちに応え、大刀となり、鋭い光を放つ。


アスナ

(カイの剣が・・・!)


エリス

「剣が直ったのね!」


ヒュウ

(前よりも、光が強くなってんな・・・)


カイ

「ああ・・・!」

「この剣は・・・父さんと母さんが託してくれたんだ・・・!」


カイは背中越しに、アスナ・エリス・ヒュウに話した。


アスナ

「!」

(カイの両親が・・・?)


カイ

「この剣、名前は白銀の刃」

「想いを・・・力に変える剣だ」


アスナ

「想いを・・・力に・・・」

(これまであの剣がカイの気持ちに呼応していたのは・・・)


カイはキッとゼノンを睨む。


カイ

「お前は・・・絶対に許さない!!」

「里も・・・仲間も・・・」

「おれが全部この剣で守って見せる!!!」

ーーー


ゼノン

「ふん」

「粋がったところで・・・」

「何もできん!」


ゼノンが巨大な闇の球体を出現させる。


エリス

(なんて大きさ・・・)


アスナ

「カイ!」


ゼノン

「ハァッ!!」


ヒュウ

「おいカイ!」

「避けろ!」


カイはスッと息を吸う。

そして目をカッと見開いた。


カイ

「おらあ!!」

闇の球体を縦に両断する。

左右に分かれ、球体が爆発する。


ゼノン

「!」

(あの威力の闇魔法を切り裂いただと・・・?)


カイ

「どうした?」

「そんなもんかよ!」


ゼノン

(あんな小僧の剣技で完璧に切られるとは・・・)

(何かの魔法を使ったか?)


ゼノン

「ならば・・・」


アスナ

「!」

「カイ!気を付けて!」

「こいつは魔力を吸収するの!」


ゼノン

「遅い!」


両手を掲げるゼノン。

アスナたちの魔力を吸収した際の術式が出現する。


カイ

「・・・」

「・・・?」


ゼノン

「!」

(なんだ・・・?)


カイ

「よくわかんねーけど・・・」

「来ないなら・・・」

「おれから行くぜ!」


カイが一気に飛び出す。

スピードに乗ったまま、手にした白銀の刃を振るう。


カイ

「おらあ!」


ゼノン

「こいつ・・・!」


ゼノンは何とか鎧で受けるも、ガキィン!と音を立て吹き飛ばされる。

ドゴォオオオン!


ゼノン

「がはっ・・・」

(なぜ吸収できない・・・?)


アスナ

(そうか・・・)

(カイは・・・魔力がない・・・?)


ヒュウ

(ただの”斬撃”は吸収できないってことか・・・!)


カイ

「どうだ!!」

「まさか魔法が使えないやつが出てくるとは思わなかっただろ!」

「ガーッハハハ!」


アスナはふっと笑った。


アスナ

(何威張ってんのよ・・・)

(もう・・・)


ゼノンはスッと立ちあがる


ゼノン

(魔法が使えない・・・)

(そんなことが・・・)

「ふん・・・!」

ゼノンは軽く笑う。


ゼノン

「ならばその剣か・・・」

ゼノンは、さらに闇の球体を複数個出現させる。


ゼノン

(闇魔法の腐食属性・・・)

(これだけの魔法を防げばその剣は終わりだ!)


ドドドドドドドドドン!!と連続で魔法を繰り出す。


エリス

「カイ!」

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