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第7章-15

ドォン!と3人が集まっていた広場の壁が壊される。


アスナ

「!」

(これは・・・)


黒いオーラにマントを羽織った、色白で大柄な男が現れる。


闇の一族の族長:”虚無のゼノン”


ゼノン

「・・・」

「・・・よく寝たぞ・・・」


アスナ

(何なの・・・この・・・)


ゼノン

「1か月ぶりだ!」

「ちょうど、闇の魔力を増強する秘術が完了したところだ・・・!」

「ハハハ!!」


あたりを見回すゼノン。


ゼノン

「クランは・・・いないのか?」


ヒュウ

「こいつは・・・やべえな・・・」

圧倒的な闇の魔力を感じ取るヒュウ。


アスナ

「くっ・・・」


エリス

(すごい魔力ですわ・・・)


ゼノン

「いや・・・」

「この感じ・・・」

「まさかお前たちが5人衆を倒したのか?」

ニヤリと笑う。


ゼノン

「大したものだ!」

「ハハハ!」

「お前たち、光の一族ではないな?」

「外界のものたちか・・・」


ゼノンは魔力を解き放つ。

ドゴオオオオオン!!と音が響き、あたりの空気が揺れる。


ゼノン

「だが・・・」

「ここまで暴れておいて・・・」

「生きて帰れるとは思うまいな!」


アスナ

「ヒュウ・エリス!」

「・・・行くよ!」


エリス

「ええ!」


ヒュウは静かにキセルを咥えて切りかかる。

ーーー


ゼノンは腕に力を込める。


闇の魔弾が連続で放たれる。

ドゴオオオン!ドゴオオオン!と大きな音を立てる。


アスナ・エリス・ヒュウは何とか躱す。


アスナ

(すごい威力・・・)

(長期戦はまずい・・)


アスナは炎を放つ構えを見せる。

しかし、ゼノンは躱す構えを見せず、腕を掲げる。


ゼノン

「いただくぞ・・・」

「お前たちの力をな!!」


腕に込められた魔力がぶおおおおおっと音を立てる。

次の瞬間ー


アスナ・エリス・ヒュウから、力が抜ける。


アスナ

「!?」

(魔力が・・・突然・・・)


エリス

「えっ・・・」

目の前で構えた魔法が消えたことに困惑するエリス。


ヒュウ

「・・・」

(まさか・・・)


3人の体から、魔力の光が浮かび上がり、ゼノンの腕の魔力に吸い取られる。


ゼノンはその魔力を3人に向けて放つ。


ゼノン

「終わりだ」


ドォオオオオオオン!!!


凄まじい爆音と共に、巨大な魔法が放たれる。



砂埃が舞う。

煙が次第に晴れていく。


そこにはー

横たわるアスナ・エリス・ヒュウの3人がいた。


挿絵(By みてみん)

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