第7章-12
ルナ
「ふん・・・」
「無駄なことだ!」
ヒュウ
「おいクソガキ」
「これくらいでへばってんじゃねーだろうな?」
スバル
「当たり前だ!」
ルナ
「ふん・・・強がったところで・・・」
「貴様らの魔力は残り少なかろう!」
ボロボロのスバルと肩で息をするヒュウを見てルナは笑う。
ヒュウ
「あ?」
「このガキの方が早く死にそうだろどう考えても」
スバル
「は?」
「意味分かんねー!」
「お前こそ早くくたばれ!」
「バーカ!バーカ!」
ヒュウは静かにキセルの煙を吐いた。
ヒュウ
(さて・・・このデカブツどうしたもんかね・・・)
スバル
「こいつ・・・!」
無視されたことに頭に血が登りつつ、スバルはムキになっていたことを少し恥ずかしく感じた。
1回深呼吸し、キッとルナを見据えるスバル
スバル
「見てろよ・・・!」
(絶対・・・こいつより早くこの闇の一族を倒す!)
スバル
「おらぁ!」
土魔法で巨大な岩石を作り、ルナに向けて発射するスバル。
ルナ
「懲りんな・・・」
「そんな魔法・・・」
「消してやる!」
闇魔法を構えるルナ。
その瞬間ースバルは魔力を込めた。
ドォン!
飛んでくる巨石が破裂する。
ルナ
「!?」
(岩石を目の前で・・・)
(爆発のタイミングを間違えたのか?)
一瞬混乱するルナ。
そのルナの背後から、氷刀・凍鶴を持ったヒュウが近寄る。
パキィイインー
ルナの腕が凍り付く。
ルナ
「何っ!」
(腕を凍らせるだと?)
ヒュウは、過去のベインとの戦いを回想する。
ヒュウ
(こいつらは、闇属性で魔法を消せなければ魔法自体は食らう・・・)
(つまり、闇魔法を出させる前なら凍らせられる)
(闇属性の攻撃は両手から放たれる、つまり・・・)
(闇魔法が当たる前にあいつの両手を封じればいい)
ルナ
「ちっ・・・こんな氷すぐに砕いて・・・」
ヒュウがキセルの煙を吐いた。
ヒュウ
「おせーよ」
スバルは手元の剣に土をまとわせる。
スバル
「おらあっ!!」
ドゴオオオン!!
ルナの顔面に、土の鉄槌が直撃する。
ルナ
「がふっ・・・」
ーーー
地に伏せるルナ
ルナ
(ば・・・ばかな・・・)
(こんな連携が・・・)
トドメを刺そうと近づくスバル
スバル
「おれの勝ちだ!」
そのスバルの顔に、ヒュウは横からキセルの煙を吐く
スバル
「うわっ」
ヒュウ
「いただき」
ズバァアン!
ルナ
「ぐ・・・ぐは・・・」
スバルは面食らって言葉を失う
スバル
「・・・!」
ヒュウ
「よぉお坊ちゃん」
「けがはねーかい?」
キセルを咥えるヒュウ
ヒュウ
「はっきりしたろ?」
「おれの勝ちだな」
ヒュウはスバルを一瞥してキセルを吹かす
スバル
「くそ!ずりーぞ!」
「サムライは正々堂々戦うのが誇りじゃねえのかよ!」
ヒュウ
「あぁ?シャバいことをギャーギャーとうるせーな」
「勝負なんだ、勝ったもん勝ちに決まってんだろ」
「これだから甘いガキは嫌だぜ」
ふーっとキセルの煙を吐くヒュウ。
ヒュウ
「甘えてえんならママんとこ早く帰んな、ぼーや」
スバル
「この野郎!」
しかしスバルはバトルのダメージで立てない
スバル
「くそっ…」
ヒュウ
「言わんこっちゃねえ」
ヒュウ
「まあおれに勝ちたかったら、ヤニが切れてる時にでも戦ってみるんだな」
「足手まといだから寝てろ、クソガキ」
キセルを咥えて歩き出すヒュウ。
スバル
「ちくしょー!」
「覚えてろバカサムライ!」
ヒュウ
「りょうかーい」
「一生覚えててやるよ」
「お前がおれに負けたことをな」
スバル
「くそー!」
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